昨日、Eテレの日曜美術館「山と原野とスケッチと~農民画家 坂本直行~」をNHKプラスの見逃し配信で見る。また夜にはNHKのBSで「山と原野とスケッチと~坂本直行さんをめぐる旅~」を見る。同じ日に同じ人を扱ったテレビを見るのはめずらしい。が、興味をもってどちらも見た。坂本直行はテレビの番組欄ではじめて名前を知った。その名前が坂本龍馬と関連していると知って関心を抱く。坂本龍馬の本名は直柔(なおなり)というらしい。それで坂本家の子孫である父の弥太郎は息子すべてに「直」をつけている。しかし直行自身は坂本龍馬と関係があるとは誰にも話さなかったという。
2つの番組は一部違う個所もあったがほぼ似ていた。人の生き方に興味がある。坂本直行の生き方も当然興味を持ってテレにを見た。直行の父である弥太郎は満州で鉄道敷設の際の枕木などをあつかう材木商で財を築いた。その子供の長男は満州鉄道の技官、次男は大学教授、そしてその下に直行がいる。しかし、人生はいいことばかりではない。直行が学生時代から魅せられた登山に夢中になっている頃、父は経済破綻に陥る。
仕送りもままならぬようになると直行の生き方も変わってくる。直行は開墾した原野を耕して農業をしながら好きな絵を描いていた。その頃、彫刻家の峰孝が彫刻のモデルを探しに訪ねてきた。峰は直行の絵を見て感動し、是非とも札幌で個展を開催させようと奮闘する。直行が絵を本格的に描こうとしたのは56歳。札幌に出てからである。札幌の展示会で絵はすぐに売れ、普通であれば一列に展示するところを縦3列に作品を並べても売れたという。
ほかにも六花亭の主人と直行との馴れ初めもある。六花亭の包装紙に花の絵が描かれている。これは直行が描いた花の絵をモチーフにしている。さらに子供向けの本の表紙の絵も無償で直行が描いた。そのくだりや登山などについては映像が流れる。NHKの番組HPによると以下のようだ。
〈北海道土産の「花柄のお菓子の包装紙」でおなじみの画家・坂本直行。北海道を南北150キロに渡り貫く雄大な「日高山脈」に魅せられ、日高の山々が見渡せる原野を耕しながら絵筆をとり続けた農民画家として知られる。坂本龍馬の一族の末裔ゆえの家との確執。開墾生活での壮絶な自然との戦い。とりつかれたように登った北海道の山々。貴重なスケッチやエッセイ、映像を味わいながら、「山と原野」を愛した画家の生涯に迫る〉
またNHKの北海道放送局でも以下のようにある。
〈釧路で生まれ、十勝の原野を開墾しながら絵を描き続けた画家・坂本直行(1906~1982)の足跡を辿るシリーズ「山と原野とスケッチと」。北海道の山や草花をこよなく愛し描き続けた“チョッコウさん”は、どんな人生を歩んだのか。生涯で1000枚以上描いたともいわれる「原野と日高山脈」の絵には、どんなメッセージを込めたのか。シリーズで直行さんの魅力に迫ります〉
何年か前、高知の龍馬記念館では坂本直行展を開催している。昨年秋、坂本龍馬記念館へ初めて出かけた。が、その頃は直行を知らなかった。またその時は時間がなくて記念館を思うように見ていない。春になれば再度土佐へ行こう。
何年か前、高知の龍馬記念館では坂本直行展を開催している。昨年秋、坂本龍馬記念館へ初めて出かけた。が、その頃は直行を知らなかった。またその時は時間がなくて記念館を思うように見ていない。春になれば再度土佐へ行こう。
どこかへ行こうと思うと元気が出る。昨日は先日申し込んだ日帰り旅に加えて同じ旅行社に1泊2日の旅を申し込んだ。しかし、日帰り旅と日程が重なるため日帰り旅の日程を変更。今朝は寒いわりには日差しがまばゆい。遊びに行こうと思えば気持ちが晴れる。元気なうちはいろんなことに興味をもって外へ出よう。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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