2022年5月10日火曜日

月(肉月)偏に「当」の漢字は?

 司馬遼太郎の本を読むとき「あれっ」と思う箇所に付箋紙を貼っている。本を1冊読み終えると記録としてブログにアップする。気になる箇所がいくらあっても大半の文字は辞書で探せば出てくる。ところが『街道をゆく』の「肥薩のみち」を下書きに記そうとした際、月(肉月)偏に「当」の文字は読めないし、パソコンにも取り込めない。なぜ?それからが大変。電子辞書の『新漢語林』、さらには紙の辞書である分厚い『中日大辭典』を探しても文字がない。そして父が愛用していた昭和初めの辞書にもなく、最後に行き着いたのが中国で買って帰った『中華大字典』の上下2冊だ。
 
 肉月偏の右にある「当」は古い文字に「當」がある。これで調べると『中華大字典』(下)に2行ほどの掲載があった。この中にある「集韻」とは中国の韻書であるらしい。昔の文字のようだがそれにしても司馬遼太郎は辞書にもない文字をなぜ知っているのだろう。ともあれ何とか文字は中国の辞書を調べてわかった。が、これはさてどう読むのか?再度司馬作品に戻ると何行か前に「空っ?(つね)」とルビが降ってある。何を慌てたのか再度読み返して「つね」と知った時は自分のそそっかしさにあきれてしまった。といってもこの「?(つね)」の文字は自分ではパソコンで入力できない。ネットで検索すると入力方法が書いてあるが難しい。
【】に入っている文字は「つね」

中華大字典奥付
 1986年に初めて中国へ出かけた。それから何度も中国に出かけている。『中華大字典』は1986年から1990年にかけて出かけた中国で買ったのだろう。はっきりとした購入時期はわからない。当時の中国元のレートを調べると1986年が1元≒50円、1990年が1元≒30円、と徐々に円高になっている。この中間をとって1元≒40円で計算すると18元は720円。これは上下2冊の価格だ。よくも大きな重たい辞書を欲張って買ったことだろう。違う時期にも大きな辞書を買って帰ったがそれは日本語訳の辞書だったので古本屋に売った。が、この『中華大字典』は古本屋に売らず手もとに置いて幸いだった。
 
 3月の終わりころ、近所の人に鉢植えを貰った。その中にゴデチアとい2つの鉢植えがあった。それをプランタに植え替えたら2輪ほどかわいい花をつけた。早速写真にとってアップ。この花は1年草。狭い庭の隅にはカタバミも小さい花をつけている。どこにでも咲く草花だが可愛いので抜かずにいる。なお、コデチアはマツヨイグサの一種のようだ。

 先ほど近いうち開催予定だったホームコンサートの主から電話がかかる。当日は大雨が降るとかでゲストのビオラ奏者から演奏会延期の連絡が入ったとのことだった。個人でのホームコンサート開催は情報伝達もそうだがいろいろと大変に違いない。お金儲けではなく皆に演奏を聞かせてあげようと個人でされている。何十人との連絡も大変に違いない。それなのに各自に連絡をされている。今回は中止となったがまたの機会に行われるようだ。
 
 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
コデチア

かたばみ

0 件のコメント:

コメントを投稿