NHK・BSで〈空旅中国「李白 長江をゆく」〉を見る。番組HPによると〈南京から長江を三峡へのぼり詩人・李白の旅をたどる。「万の酒屋あり」と招かれた村、動乱から身を隠した廬山の奇岩。出世を夢見た旅、流刑の旅、常に言葉を信じ酒をあおる 唐代の詩人、李白は大河、長江流域の出身。都で活躍も失敗し長江に戻り、旅が始まる。古都、南京から上流へ。都での活躍ゆえ各地で歓待され…村人から「万の酒屋」の誘い文句で訪れた美しい村、桃花潭。動乱から身を隠し大自然のすごみを詩に著した廬山。やがて反乱の一味として流刑!さらに上流、三峡の断崖へ。言葉を信じ続けた李白の旅をたどる。李白に欠かせぬ“酒”も登場〉とある。
久々に旅心を誘われる番組を見た。前夜は〈名僧たちの足跡 「空海が越えた峠」〉が放送されたが番組があるのを知らず見ずに終わった。今夜は昨年末に放送された〈英雄が駆けた道 「蜀の道」〉がある。これは忘れずに見よう。
李白が生きていた頃、今でいう追っかけがいて李白の詩を遺した人物がいたそうだ。その人の名は魏文(ぎぶん)と放送していたが「魏」の文字をはっきりと覚えていない。今に残る李白の詩はこの人のお陰があるとか。その李白は途中、囚われの身となる。その間、長江の奥地までの様子をドローンを使って映し出す。途中、武漢がある。最近の映像なのか武漢の人たちのマスク姿も見える。
三峡の断崖に今は高い塔が作られ、そのてっぺんにはガラス張りの通路になっている。この通路を歩いて観光する。さらにはそこから向こうの渓谷まで同じくガラス張りの高架橋がかけられスリル満点だ。
さらには当時の長江を舟で上る方法を試す場面がある。今はエンジンの舟で簡単に上るが李白の時代は長江に上る舟に紐をつけてその紐を3人がかりで引っ張って陸を歩いて上ったという。
李白が生きていた時代を想像しながら見ればいいのだがそれも叶わず、ただ旅に行きたい気持ちだけが増してくる。初めて中国に出かけて以来この夏で36年になる。当時の旅をブログ(or日記にでも)収めていれば、と悔やまれる。というのも思い出というか記憶では旅の断片しか覚えていない。ブログを開始してからの旅はすべて記録しているが……。
しばらくは「空旅中国」にハマりそうだ。どうであれ、旅が再開されるまで元気でいなくては、とただそれだけを思ってテレビを見る。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
0 件のコメント:
コメントを投稿