2021年9月16日木曜日

「好奇心を失わず、好きな事に一生懸命」

 先週の日本画教室で手が動かず口が動いていたときのことだ。先生が前に来られて余計なことを口走った。それは入江一子の訃報。以前、テレビで入江一子の特集をやっていた。絵の大きさは100号ともそれ以上とも思われる大きなキャンバスに描いている。自分の背の高さよりも高く広いキャンバス。不自由な足で愛用のシルバーカーをつかんで絵を描く姿は驚くばかりだ。先月、105歳で亡くなられている。

 昨日、ネット記事の「画家・入江一子さん 好きなときに描いて寝る 105歳の大往生、好奇心失わず晩年まで創作」を読む。医師の長尾和宏は「100歳を過ぎてもずっと絵を描き続けていた入江さんはヘルパーさんを入れながら、一人暮らしを続けていました。ライフスタイルも驚くべきもので、1時間絵を描いては1時間寝るという生活を長年続けておられたのだとか」。

 記事にはまた「『医者から見て、理想の睡眠時間は何時間でしょう?』とか、『長生きするための睡眠方法は?』といった質問を受けます。睡眠に関する医学論文は山ほどありますが結局のところ、『好きなときに寝て起きて、好きなときに食べる』が正解ではないでしょうか」とある。文の最後は「好奇心を失わず、好きな事に一生懸命。大村先生も入江さんも、その生き方が、アートです」で締めくくる。

 テレビで入江一子を見たときは高齢になってもヒマラヤの高地などに出かけて旅を続けていた。二千数百メートルになると高山病にかかってしまうものにとっては高地の旅の厳しさがよくわかる。それを続けて、また、それを絵にしてゆく。そのバイタリティーは凄い!

 絵の教室で入江一子を日本画家とばかり思っていた。そう教室で話して帰宅したがその後に間違っていた、と気づく。入江一子は洋画家だった。明後日の教室で早速、間違いを訂正しよう。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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