★チャンスはやって来たそのときにつかまなくてはいかない、ということ。
[由来] 「ギリシャ詩華集」に収められた、紀元前四~三世紀のギリシャの詩人、ポセイディッポスの詩の一節から。時の神カイロスについて、出会った人がつかまえやすいように髪を顔の前に垂らしてあるが、追いかけてつかむことはできないよう、後頭部には髪がない、と書かれています。カイロスは男性神ですが、のちに、幸運の女神についての話に変化して広まっていきました。
もう1つは「お前の脳みそは鳥以下だ」。これは教室の人の家での会話に出るらしい。鳥の脳みそは小さいから賢くないことを言うのだろう。
石段に銀杏の葉が落ちた絵を描いている。昨日で何とか絵は完成し、次に描く絵のモチーフの話題になった。以前日本画にしようとした葉が落ちた桜の枝が真っ青な秋空に伸びる絵をトレースした。その絵のバックになる青空の色が強すぎてトレーシングペーパーで描く際に見えにくい。それでなくても目が悪い。コロナ禍で教室が休みの間、このモチーフをやめてほかのモチーフにやり替えようと思った。
昨日、教室で用意したモチーフとなりそうな写真を先生にみてもらっていると皆が集まってきた。どのモチーフも寂しい、との意見が出る。人間が寂しいから……、と思わず口にする。決して派手好みではないので地味な絵を描くと落ち着く。さすがに先生は寂しい絵とは話されなかった……。
ということで結局、次に本画に仕上げる絵は予定していた桜の枝を描き、バックを黒っぽくせず淡い色使いにすることになった。まずはパステル画で下絵にしてゆく。メルヘン調の春らしい色使いの絵になった。これを手本にして本画にする。
話は変わって昨日は教室に行くときも家に帰るときもJRが遅延していた。遅れてきた列車が来たのですぐに乗ると教室に早く着く。教室に入る前に同じビル内にある区の図書館に入るとすぐのところに目につく本があった。それは『司馬遼太郎をなぜ読むか』。この本を手に取ってすぐに借りる。先日は家の近くの図書館で借りた本の中にも司馬遼太郎のことが書いてあった。この2年間、司馬作品に明け暮れている。幸運の女神は後ろ髪がなく、その恩恵に浴していないかもしれない人生。だが、女神はいた。それは司馬作品に出合ったこと。
図書館の書架から自然に目に入ってきた本を見つけたときはびっくりだった。そして教室へ。お陰で気分よく絵を描けた!
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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