NHKのETV特集で放送された「一所懸命に漕(こ)いできた~“歴史探偵”半藤一利の遺言~」を後日、見逃し配信で見る。番組HPによると以下のようにある。
★歴史にこそ現代を生きるヒントがあり、未来につながる道がある。昭和の軍人や官僚一人一人に取材して「日本のいちばん長い日」「昭和史」がベストセラーとなった半藤一利さん。いつもニコニコと軽妙な語り口で、歴史を照らす語り部として愛された。自らの原点である東京大空襲の体験や司馬遼太郎との秘話を語る秘蔵映像、晩年まで共に活動した“歴史探偵団”メンバーのインタビューなどから、半藤さんが残したメッセージに迫る。
夜遅い放送はこのような見逃し配信で見ている。半藤氏の本を読んだことがあるので興味深く話を聞いた。この人のこれまでを一言で表すと「漕ぐ」だそうだ。学生時代にボート部で活躍し、オリンピック代表まで行きそうな強さだったという。人の一生を表現する言葉が「漕ぐ」とはなんと響きがいいことだろう。さて、自分の場合は、と取り留めもなく考える。
自分自身が特別な信念もなく生きていると自身を表現する言葉が見つかるはずがない。とはわかっていても探してゆく。あえて言えば「記す」!?
若いころはノートに日記を記したり、本を読めば気に入った文章を記したりした。だが、今はすべてブログがそれにとって代わる。「記す」は「ノートに記す」や「心に記す」など目に見えるものと見えないものとに分かれる。どちらにしても自分を表現することばを「記す」にしてこれからも生きてゆく。いいかもしれない。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
漕ぐと聞いて、三浦しおんさんの「船を編む」を思い出しました。漕ぐ、編む、って重い言葉ですね。
返信削除舛井様
削除コメントの表示がUNKNOWNになってすみませんでした。原因ははっきりしません。三浦しおんさんの著書は読んだことがありません。いつか読みます!ありがとぅございました。