寒くなって一気にコロナ感染者が増えてきた。昨日、広島の新規感染者は138人で過去最多となった。
寒くなると冬眠するタイプなのでこの時季はそれほど遠くへ出たいとは思わない。家の中で楽しみを見つけて過ごすしかなさそうだ。家での楽しみに嗜好品がある。冬になると飲みたくなるものにココアがある。先日、スーパーでバンホーテンのココアを購入した。やはりココアは寒い時季にぴったり合う飲み物だ。
飲み物と言って思い出す。社会に出る前まではアルコール類はもちろん、珈琲も紅茶も全く飲めなかった。珈琲は苦いだけで何がおいしいのかその良さがわからなかった。紅茶にいたってはあの生臭い感じが耐えられなかった。ところが社会に出て会社での飲み会に参加するようになるとまずはビールで乾杯となる。最初は苦いだけだったビールも親の血を引くのか飲むほどに美味しさが分かりだす。半世紀前までは生ビールと言えば大のジョッキで飲んでいた。ところが大ジョッキはあまり見かけなり、しだいに中ジョッキで飲むことが多くなる。
20代前半頃に作家の五味康祐の講演会に出かけた。聴衆の大半は女性だったように思う。講演で五味は嫌いなことに挑戦すると運気が上がるようなことを話した。そう聞いて講演会帰りにさっそくこれを飲み物で挑戦した。当時は珈琲は何とか飲めても紅茶が飲めなかった。友だちと一緒に入ったカフェで紅茶を飲んだ。その時のことは覚えているがどんな飲みごたえだったかは覚えていない。ともあれ、それ以降、紅茶が飲めるようになった。
今、ふと思う。もしかして紅茶以外でも苦手意識があった運動や絵などもその時の話が尾を引いているのかもしれない、と。かたくなに運動は嫌い、という意識が強かった。それが突如、30代半ばにして自転車に乗ろうと思ったり、泳げるようになりたいと思った。とはいっても泳ぎは友だちの影響が大きい。
最初にそう目覚めさせてくれたのはもしかしてあの時に聞いた五味康祐の話かもしれない。
今はメディアが発達したためか有名な作家の講演会もあまり見かけなくなった。本を読んでその人の影響を受けることもあるが、講演会での講師の話も影響は大と思う。そういえば若いころはクラシック音楽も好きでなかった。これも無理して広響の会員になって何十年も聞いていると自然とクラシックが好きになった。絵もそう。これまで取り上げたどれよりも苦手だった。嫌い、が一気に好きになるとは思えないが徐々に何とか続けて絵を習っている。まずは何でもやってみるに限る!?
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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