NHKのBSシネマで「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を見た。番組HPには「1979年、英国史上初の女性首相となり、経済再建やフォークランド紛争などさまざまな困難を乗り越えた“鉄の女”マーガレット・サッチャーを、名女優メリル・ストリープが演じ、アカデミー賞を受賞した感動のドラマ。夫デニスに先立たれ8年、86歳のマーガレットは孤独な晩年を迎え、いまだに夫の遺品を整理できずにいた。幻想の中で夫はまだ存在しているのだった。そんな折、マーガレットはふとこれまでの人生を振り返る…」とある。
認知症を患っていたのだろう。今は亡き夫を妄想するシーンがある。夫の靴を処分したことにもよるのか、背広を着て我が家を出る夫は靴を履いていない。去る前に夫の声がする。「君は一人でも生きてゆける。今までもそうだった!」。夫の放つこの言葉がサッチャーを言い表している。強い女性、鉄の女のいわれはこの辺にもあるだろう。
夫の遺品の整理の場面がある。黒い大きなナイロン袋に遺品を放り込んでゆく。我が家も物を処分するとき、ごみ用の黒い大きなナイロン袋に入れて処分した。サッチャーを演じる女性がナイロン袋に入れるシーンはいずこも同じと思って映画を見た。
処分品をどこか別の場所に置くよりも、さっさとごみとしてナイロン袋に入れていく。こうしないと処分する際、いろいろと雑念が沸いて思い切って捨てられない。アルバムの時はナイロン袋ではなく、紙のごみ袋に写真を破って捨てた。
処分していると本当に大切なものは何だろうと思うことがある。身の回り品でどうしてもいるものは何だろう、と思ったら生活必需品だけになる。だからと言ってミニマリストにはなれない。凡人は極端に偏らずナニゴトも適当に元気で楽しく生きてゆく、これでいいのかもしれない。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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