2020年7月1日水曜日

18年前のこと(旅の思い出 北海道)

 一日中降り続く雨と風、こんな日は外に出ず家でおとなしく過ごす。まだ残っているアルバムを整理する。アルバムといっても現像する際にもらう冊子のような写真帳である。昨日は6月30日。なんと18年前のこの日と前日、北海道の札幌と小樽に出かけている。前年、北海道大学に赴任された先生を訪ねての旅だった。

 先生といってもその当時はまだ20代後半と若い。その頃はアジアを学ぶ塾に長年通っていた。塾生になって7年目に北海道に行った人たちと同じゼミ生になった。年齢も職業も全く違うゼミ生。若いゼミ担当の先生に1年間、楽しく学んだ。時に打ち上げと称して皆で食べて飲んで楽しく過ごす。その時の先生はすでに京都大学で博士号を取得して広島大学の助手をされていた。

 ゼミ担当後まもなくして先生は北海道大学へ助教授として赴任される。ゼミ生のうち4人は先生を訪ねて北海道大学に出かけた。新婚間もない若い先生夫妻はワゴン車を借りて札幌と小樽を2日間、案内してくださった。北海道大学の研究室へは守衛の許可が下りず、校内を案内してもらった。校内は日本で一番ともいえるほど広さを持っている。ポプラ並木など歩いて観光した。夜はサッポロビールとジンギスカン鍋で先生との再会を祝し、翌日は小樽に出かける。

 1泊2日の短い日程でも楽しく過ごした。だが、その日から数日後にリストラの運命にあうと誰が予測しただろう。リストラ、と聞くといい意味には取れないかもしれない。だが、世の中、いいようになっている。と、当時を振り返ってつくづくそう感じる。リストラ後、2週間目のアジア塾に行く途中で目にした大学の募集案内。募集要項の冊子を家に持ち帰った。大学へ行こう、と決心。だが受験するにも何をどうして良いかわからない。その時、頼りになる人がいた。北海道大学に赴任された先生だ。すぐにメールで先生に問い合わせると、長い長い返信メールが届いた。

 あの時、北海道大学に先生を訪ねていなければメールでの問い合わせもできなかったかもしれない。過去問を取り寄せること、とメールにあった。

 これまでの人生を振り返ってみると何か不都合があると必ず誰かに助けられている。リストラの時もそうだったし、母がいなくなった時もそうだった。若いころに話を戻してもよくないことがあればいつも誰かに助けられている。そのためか、これから先のこともあまり深く考えなくなった。何とかなる!そう思っている。

 その年の8月のお盆は黄山の旅を予定していた。会社リストラ以前に申し込んだ黄山の旅は姪と出かけた。この旅は人生前半最後の海外旅行となる。それ以降9年間、旅は御法度となり、人生で一番忙しい9年間を過ごす。リストラ後、この夏で丸18年になる。北海道大学の先生は10年くらい前に大阪の大学に赴任された。数年前には早くも教授になっておられる。今年の年賀状には3人の子供さんたちとの写真に添えて、相変わらず海外でのフィールドワークをしています、とある。若い研究者の姿がそこにあった。

 写真の整理をしていると時に昨日のような思い出に浸ることもある。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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