2020年7月2日木曜日

『アンチ整理術』

 雨もあがって梅雨とは思えない清々しい朝を迎える。コロナ禍のなか、元の日常に戻りつつあると思った矢先に広島市内でコロナ感染者が出ている。昨日はまた地元紙に同じ区内に住む人が特殊詐欺にあっている。なぜ被害にあうのだろうか。これは電話機に問題があると思う。電話機をナンバーディスプレイ対応にして登録していない電話番号に出なければ変なことに合わなくて済むはず。ところが人と話をしているとナンバーディスプレイ対応でない電話機の家も多い。留守電にするだけでなく、ナンバーディスプレイ対応の電話機を推奨すれば、と思うけど、どうなんだだろう。
 
 『アンチ整理術』(森博嗣 日本実業出版社、2019年第3刷)を読んだ。以下はいつものごとく気になる箇所の抜粋から。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
 
★人間関係も、まずは自身の思考、自身の価値観を、きちんと整理・整頓したうえで、常に更新し、修正し、再認識していく必要が、これからはあるだろう。人間は長生きするが、時代の変化は速くなっている。個人が何度もリセットしなければ追いつけない時代になった、といえるかもしれない(134p)。

★自分自身を整理・整頓するとは、簡単にいえば、自分が生きるうえで、「一番大事なことは何か?」、あるいは、「目指しているものの本質は何か?」を考えることだろう。それを考え尽くせば、余分なものが自然に排除され、頭はすっきりするし、行動も洗練されるように思う(154p)

★思いつくことが、創作の起点である(214p)。

★ものを整理するとかではなく、結局は、自分の生き方を整理することの方がずっと大事なのではないだろうか。生き方は、なにも死に際でなくて、若いときからでも良いから、整理・整頓をし、綺麗にしておくと、とても生きやすくなるだろう。無駄なことに迷うことなく、自由で楽しく生きられるのではないか、と想像する(232p)。

★人生の整理・整頓ができている人に共通するのは、自己評価が絶対的である点だ。自分の人生の計画も、またその評価も、すべて自分一人で行っている。誰かのためにしている行為を伴った場合でも、あくまでも自分で結果の評価をしている。
 頼まれたわけでもない、褒められたいわけでもない、自分がやりたいからやっている。この自発性というか、自己完結的な部分が、人間としてとても魅力的に見える理由だが、これは僕だけの感覚だろうか(233p)。

★人間は本当に自由なのだ。……その一日の自由を毎日積み重ねるだけで、とんでもなく大きな自由と楽しさが、あなた自身のために実現するはずである(244p)。

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