NHKのラジオを聴いていると沢木耕太郎がインタヴューにこたえていた。旅の作家であってもコロナで動きを制限されている。海外どころか国内の旅も以前のようには気軽に行かれない。沢木は旅をすると「背丈が伸びる」という。もちろん肉体的な背丈ではない。面白い表現、と思って話を聞く。旅の作家はなんと16歳で秋田へ一人旅をしていた。
16歳といえば高校2年生くらいだ。その頃は乗り物酔いがひどかった。小・中・高校の修学旅行で車に乗る仕事のバスガイドを見て尊敬したものだ。大人になるにつれて乗り物にも慣れるのか何に乗っても酔わなくなった。だが、完全な一人旅は年をとっても簡単にはできず、たた、あこがれだけは人一倍ある。
コロナの収束は今の状況ではいつになるかわからない。数年先どころか、もしかしてあの安閑とした楽しい日々は永久に戻ってこないのでは、と危惧する。そう思うと移り行く日々がいとおしい。
旅は遠くへ出かけるだけが旅ではない。これからツアーが再開されたとしても、これまでのように安心して楽しめる旅気分は味わえないだろう。たった数ヶ月、ツアーがないだけで先を憂いてしまう。気持ちを変えよう!じゃ、一人でどこかへ行く!?
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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