2020年4月1日水曜日

「役に立たない生産性のない読書」

 今朝の地元紙文化欄「4月の随想」に柏木博は「読書の風景」として書いている。見出しには大きく「生産性考えずゆっくり」とある。3年前にがんが見つかって以降、「大きく変化したのは読書だ、そうだ。それは「仕事のために読書するのではなく、読みたいものを読む。役に立たない生産性のない読書である」という。

 この「生産性のない読書」はまさに自分自身にも当てはまる、いい表現方法だ。「生産性」を電子辞書で引くと「生産過程に投入される」とある。改めて生産過程とは、を調べると物質的財貨を生産する過程とある。ということは生産=金銭に換算できるモノであり、その真逆は消費!?では消費はムダ!?

 何ら生産性のない読書に時間を費やしている。生産性のないのは読書に限らない。自分が楽しみとする趣味すべては生産性がないかもしれない。しかし、この趣味は人から見れば消費するだけのことであっても自分にとっては生きる上で欠かせない。元気で毎日を暮らせるのも趣味のおかげ。お金儲けにならないことはしない、という生活であれば何のために生きているのかわからなくなる。人生、ムダなことは何もない。生産性のない読書であっても自分が本を読んで楽しければそれは何モノにも代えがたい。

 今日は一日中雨の日となりそうだ。何もせず、一日を無為に過ごさないためにも生産性のない読書をしてフルートを吹いて……元気に過ごす!?これに尽きそうだ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!、

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