この曲はフルートを歌口につけたら最後まで離すところがない。曲全体を通しで練習する癖をつけよう。
話は変わって今朝の地元紙にひろしま美術館学芸部長の記事がある。美術館に行っていつも感じていることを学芸員側から書いている。これにはびっくり。
★他のお客さんが少々にぎやかにしていると注意してほしい、なぜ注意しないのか
というものである。これは海外の美術館ではあまりないことである。……もう少し話し声に寛容であっても良いと思う。
広島県内の美術館に行くと、必ずと言っていいくらい「静かに」と注意される。美学の講座で美術館で先生の話を聞きながら見学していても話声を咎められる。これには毎度のことながら嫌な気持ちになる。これは県北の美術館でも同じこと。見学者が少なければ少ないほど係りの態度が大きい。ところが県外、特に京都、大阪や福岡の国立博物館や美術館に行くと人が多すぎて静かに、どころか見学者の誘導でにぎやかさは半端でない。それは海外の美術館でも何度も経験済みだ。
市内の美術館学芸員はよくぞ言ってくれた、と朝から感動してしまった。結局、客が美術館側にクレームしていたとは逆にびっくりする。最後に学芸員は書いている。
★……友人たちと、あるいは親子でああでもない、こうでもないと話しながら回る方が楽しい。それぞれの感性で、「自由」に、芸術作品を楽しむということにつながるのである。
美術の鑑賞は静かにして聞く音楽鑑賞とは異なる。それにも関わらず「静かに」とは……。そう言えば、現地見学会でうるさく言われたので皆で団結してアンケートに記入したことを思い出す。
昨日はフルート・レッスン後、頼山陽史跡資料館へ出かけた。以前、出かけたことがあっても覚えておらず、ウロウロして歩いていると資料館があった。館内は人の気配がなさそうだが、挨拶すると受付がいた。ここは係りも親切で一通りの資料をくれる。シニアは無料らしく、保険証で年齢を証明しようとすると顔を見て当然シニアとわかるらしく、必要なかった。市内のど真ん中にこういった立派な資料館があるとは……。
頼山陽が著した『日本外史』、これは司馬遼太郎の本で知った。今、自分の中ではいろんなことが司馬作品と関係している。頼、と名がつく先生が社会人大学生のころいらっしゃった。それから10年しか経過していない。当時は司馬作品に目覚めておらず何の興味もなかった。今となっては残念な気もする。係りの人にその先生の「系統はどのへん?」と問うと頼山陽の叔父である春風の系統で、その子孫が資料館の名誉館長だと教えてもらった。
館内から見る中庭 |
資料館の庭 |
頼山陽居室 |
この資料館は年間を通していろいろな行事がある。フルートのレッスン帰りには立ち寄るようにしよう。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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