2018年10月29日月曜日

『わたくしが旅から学んだこと』

 『わたくしが旅から学んだこと』(兼高かおる 2010年、小学館)を読んだ。以下はいつもの如く気に入った箇所からの抜粋。

★自分が住む家や、会社のデスク、毎日顔を合わせる人たちが目に入らない状況に身を置き、いい景色、それもできれば初めて見る景色を目の前にして過ごす。そうすれば、しがらみから解かれることができます。そして、出会い、発見して、感動する。わたくしにとって旅は常に「若さの泉」でしたし、今でもそうです。95p

★実際にその土地に行き、気候や湿度を感じ、街の音を聞き、においをかぎ、現地の人とふれあい、ご当地の食事をする。それでこそ、自分の中に収穫という財産が残ります。わたくし自身、世界中を歩き、異文化、異民族とふれあうことで、文字や写真で得ていた情報がまるで別のもののように、肌から浸透してくる経験をしました。まさに百聞は一見に如かず。96p

★外国に行くというのはお金と大切な時間、体力を使うわけですから、いろんな知識を吸い込んできて、自分の家族なり友人に伝えられれば、旅に要した時間、お金、経験も価値あるものになります。旅先で、いい人に会うか会わないかで、その国の印象が変わってしまいます。101p

★「自分が女性である」ことは事実。
 「自分が何歳かである」ことも事実。
その曲げられない事実を磨くのに、旅はいい機会だと思っています。
旅は女性を美しくする。これはすべての年代の女性に捧げたい言葉です。
旅に出ると、予想外にできることをあれこれと発見したり、逆に、こんなこともできないのかと気付かされたりします。自分を再発見して新しい女性に生まれ変わることもあるのです。108-109p

★歳を重ねてきた者だけが味わえる旅の醍醐味は、かつて旅したところへの再訪です。 ……日本も世界も変われば、自分自身の考え方や見方も変わります。若い時に旅した地をもう一度訪ねてみる。懐かしさを味わうとともに、新しい感動があるでしょう。110-111p

★わたくしはほかのことは飛び込むのですが、結婚にだけは飛び込めませんでした。そう、空にだって飛び込んだのに……。149p

★リタイアしたら自分が人生の主役。161p

  著者が「空に飛び込んだ……」はスカイダイビングのこと。自分自身は「結婚にだけは飛びこめませんでした」、どころかスカイダイビングにも飛び込んでいない。それよりも2001年8月、ジンバブエに行った際、旅の参加者の大半がバンジージャンプをされた。しかし、その場面を川岸から眺めるだけで怖くなってバンジージャンプも挑戦できなかった。その時のツアーにはご家族全員(両親と娘さん2人)ろうあ者がいらっしゃった。その1人の娘さんはツアーの若い男性とペアで挑戦された。それでも、どうしても挑戦する勇気がなかった。17年前に出かけた南アフリカとジンバブエの旅でのお話。バンジーに挑戦していたらその後の人生、もしかしたら大いに変わっていたかもしれない。どういっても110mの高さから飛び込むバンジージャンプは怖い!ジンバブエで見たバンジージャンプの動画がある。これをアップしよう!

 この本をブログにアップしているとじっとしておれなくなる。季節は秋、行楽シーズン。家にいるのがもったいない。今日は急遽これからどこかへ行く!?それがいいかも……。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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