青山尼僧様の講演会に出かける。いつもならば午後だけのところ、昨日は朝からお話を聞く。お昼の食事は主催者側で用意してくださる。それもたったの100円。有難くいただく。桜餅やチョコレートの差し入れもあり美味しくいただく。前日は九州、昨日は広島、今日は北海道と精力的にご活躍されている。御年84歳。85歳になっていないから老人ではないと笑って話され、お元気さがうかがえる。それを想うとぐずぐずしておれない。それでも午前と午後の計3時間の講義は聞く側でも疲れる。ましてや、遠くから来広されての講演はさぞかし大変と思う。そう思えば疲れると言ってはおれない。
昨年末、渡辺和子氏が亡くなられた。青山尼僧様はその方のことを「和子さん」と呼ばれて話をされる。マザーテレサの会でご一緒されたのだろう。不幸の式にも友人代表として出席されている。キリスト教と仏教の違いは有れど外に出かける時に心していることがあると話される。それは「真理は一つ。切り口の違いで争うな」だとか。ナニゴトも切り口(自分の経験の範囲)でしかモノゴトは見えない。キリスト教と仏教という違いはあっても切り口を尊重し合えば真理は同じということだろう。だから、宗教の違いを超えて友人代表として出席されている。
お昼をいただいた後、廊下に出ると他のお坊様と出会う。足元を見ると寒そうだ。いつも裸足ですか、と尋ねると尼僧様の前では裸足になるとのこと。どうでもいいことが気になって聞いてしまった。他のお坊様や尼僧様を見ても矢張り裸足だった。凡人には分からないしきたりがあるのだろう。
日本画での会で一緒の人も聞きに来られる。先日、永平寺へ出かけられた。良かった、と嬉しそうに話される。永平寺は20年以上前に出かけたことがある。冬の永平寺は雪が降って良かったそうだ。いつか、冬の永平寺も行って見たい。ともあれ、いいお話だった!
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