2014年2月21日金曜日

アゲハチョウはミカンの葉だけに産卵する

岩波書店『図書』2月号の巻頭言に「物語に耳を傾けて」と題して生命科学者、中村桂子は次のように書いている。

「生きものの持つDNAの総体であるゲノムには、三十八億年前とされる地球上での生命誕生以来、その生きものがうまれるまでの歴史物語が誌されています。しかも生きものはそれを読み解きながら体をつくり、生きています。…アゲハチョウがミカンの葉だけに産卵する訳も解けてきました。」。

これを読んでそのわけを知りたくなる。しかし、この本にはそれは書かれていない。

3年前から我が家の狭い庭に実をつけ始めた一本のレモンの木。新芽を出すときれいな蝶々が舞い始める。

このわけを手っ取り早く調べる手段がネット。農業生物資源研究所の神村学は子供科学WEBサイトで説明している。

チョウの幼虫は種類ごとに、食べるものの植物が決まっている。アゲハチョウの幼虫はミカンの葉を食べる。そのため、お母さんのチョウは飛びながら色や形、においをたよりに植物に近づく。そして、実際にその葉にさわって、その葉の味を調べてみて、幼虫が食べることができる植物かどうか見分けている。それは口ではなく「脚先で味を調べて見分けている」。それも前足で調べて、子供が食べられるとわかると初めて産卵するという。

レモンの木はミカン科ミカン属。だから我が家のレモンの木に飛び交うチョウはアゲハチョウ。キャベツはモンシロチョウらしい。

それにしてもどんな小さな生きものも親が子を思う気持ちは素晴らしい。

そう思うとむやみやたらに毛虫はいや、と言ってはおれない。どの生きものも生きるのに必死な様子がこれを知ると伝わってくる。

ミカンといえば先日購入した“たまみ”。これは“清見”と“ウイルキング”を掛け合わせたものとか。ミカンにどれくらいの種類があるのか知らない。それにしても毎年、新種が出ている。名前がどう変わってもやっぱり“ミカン”に変わりはないはず。

今年も我が家のレモンに多くのアゲハチョウが飛び交うだろう。近づいていってチョウチョウの前足を見るのもいいかもしれない。いつもの年とは違う見方ができそうだ。

今日も元気で!

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