昼前、自転車で買い物に行こうとすると、庭の紫蘇の葉に赤トンボが止まっている。すぐに携帯カメラで写そうとするがどこかへ飛んでいく。このごろはトンボを見ることもない。
一昨日、生い茂るもみじを少し切ってもらった。そのため風通しがよくなったのか、綺麗な蝶々が飛び交うようになった。それに混じって飛ぶ一匹だけの赤トンボ。少しだけ秋を感じる。
昨夜は米子の友人姉妹と広島駅新幹線口のお店で夕飯を食べる。妹さんと車で急遽野球見物になったとか。だが応援するDENAが負け試合なので早めに球場を後にしたという。
その人とは旅で知り合った。友人はこれまで70回海外に出かけている。ここ数年は海外とご無沙汰とか。その人は10年前まで日本最大手の電機メーカーに勤務していた。だが10年前に会社をリストラ。それ以降、公民館勤務。その公民館に入る倍率はかなり高かったらしい。だが、入っても会社員時代と違って休みが取れないとぼやく。
友人は私より数歳若い。公民館をやめたら一緒に海外に行こうという話で盛り上がる。そんなに遠い話ではなさそう。それもまた楽しみ。
昨日から今日にかけて旅土産になってしまった喉の調子がよくない。
今日の午後は家でおとなしくする。
先日BSで放映された笹本恒子の『好奇心ガール今97歳現役の写真家が語るしあわせの長生きのヒント』(小学館、2011年)を図書館で借りてきて読む。いつものように気になるところを記したい。
「学ぶのにも、仕事をするのにも、年齢は関係ありません。もういくつだわ、なんて考えたらもうおしまいです。もちろんわたくしも毎年、年をとっていきます。でも心は年をとっていないから、年中あれをしよう、これをしようと頭の中はいっぱいで、ビジー、ビジー欲ばりなのでしょう。そしてやりたいことが一杯あるから、神様が生かしてくださっているのかな、などと思います。」(164p)
この中の「心は年をとっていない・・・」は読んでいて改めて気づかされる。人の気持は若い頃と変わっていない。心まで老けてしまったら何もできない。せめて気持だけは若くありたいもの。
「苦労は顔に出さないほうが賢いですね。悲愴な顔をしていても、母親以外は誰も抱きしめてはくれません。だから、影で泣いても明るくしていたほうがいい。わたくしがぎりぎりのとき、まわりの人が道を開いてくれることが何度もありました。」(165p)
この中では「まわりの人が道を開いてくれること・・・」は当てはまる。何かにつまずいたときいつも誰かに助けられてきた。
こう思うことが秋!を感じることかも。それは赤トンボだけでなく。
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