2012年6月24日日曜日

共通項

昼前、帽子も被らず予約している本を取りに図書館へ行く。最近は図書館でゆっくりするより家のほうが落ち着く。昨年まで図書館へ入り浸っていた気持はどこへやら。一人で家にいることに慣れてきたのかもしれない。


図書館を出るとスーパーへ行く。暑くなってくると母に供える生花もすぐにしおれてしまう。今日は元気でしおれそうにない真っ赤なグラジオラスとファーストレディという初めて聞くカスミソウのような花を買う。どんなに暑くてすぐに花がしおれても造花は飾らない。

家にいるとき、毎日3,4人のブログを読んでいる。その一人の内田樹氏のブログ。しかし、氏のブログの更新は毎日でない。今朝久しぶりに訪問すると、読んでいないブログが投稿されている。今月20日付のブログである。


それには「大人とは『子どもにはその側面がわからないものの価値がわかる人』のことです。(「大人」の定義には他にもたくさんありますが、とりあえずそのうちの一つはこれです)。
私たちが学ぶのは『子どもに見える世界』より外側に踏み出すためです。お金が欲しい、いい家に住みたい、みんなにちやほやされたい、レベルの高い配偶者を手に入れたい・・・というようなことが人生の目的だという人は、たとえ60歳であっても『子ども』です。その年になるまで、ついに学びと無縁だった人だったということです。・・・」(「先生はえらい」韓国語版のための序文より引用)と書いてある。

この「大人」の定義は面白い。なかでも「私たちが学ぶのは『子どもに見える世界』より外側に踏み出すためです。」には驚いてしまう。ここに書かれている「人生の目的」は私にとっては無縁の世界。その面では「学びとは無縁でなかった」ということになるのかもしれない。


内田氏は大学を定年退職後、合気道の師範をしている。合気道といえばヴァイオリニストの古澤巌がいる。ブログを通してこの2人の共通項を知る。それは合気道。合気道がどんなスポーツなのか知らない。とはいっても身体技法の一つであるのは確かだろう。


毎日読むこれらのブログ。時に著名人のブログは本として出版されることも多い。内田氏のブログもそんな感じがする。氏の今回のブログは逆に本の中から投稿している。特に取材を受けたときはブログに反映している。そのためか、私にとって世の中の動きがわかる身近な情報源となる。だが、時にとてつもなく長いブログがある。そのときは夜読むと頭が回らず、何が書いてあるのかその内容は難しい。


ともあれ、人のブログを読んで励まされ、頭もボケなくなればそれは幸いなこと。少しでもそういう人たちのブログにあやかりたい。

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