この先1週間の天気予報を見ると月末から来月にかけて気温が一気に下がり最高気温は一けた台になるようだ。太陽暦の11月から12月上旬の穏やかな暖かい天気を小春日和というそうだが、まさに今日はそれにあてはまりそうだ。この時季が過ぎれば年賀状が待っている。年々、減少していく年賀状。1年に2,3人の訃報があればその分、年賀状も減る。これが10年続けば2,30人の減少でさらに続けばもっと減る。
先日郵便局に行って年賀状を購入した。年賀状を出す人が減少傾向にあるためか年賀はがきを購入すると小さいカレンダー、ティッシュ、そして「寿」と印刷された祝い箸3膳をくれた。郵便局も年賀はがきの売り上げを意識する!?
以下は『街道をゆく』(二十一)「横浜散歩」 (司馬遼太郎 朝日新聞社、一九九九年第五刷)から気になる箇所を記そう。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
★風霜に堪えた三階建ての赤レンガの倉庫が、遠近法の教材のように遠くまでつづいている。倉庫と言っても不愛想な四角の建物でなく、前面、隅角、正面にそれぞれ形象を造作して、ぜんたいとして一種の威容を感じさせるように設計されている。赤いレンガも、ところどころ油で黒ずみ、雨で変色し、人工のものというより自然に近くなっていて、その色は絵具では再現しがたい。……どういうわけか、税関の倉庫は「上屋(うわや)」とよばれる。(318-319p)
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