2022年11月9日水曜日

宮島へGO~


3年余ぶりに姿を現した大鳥居

 前回宮島に出かけたのは2016年11月18日。ということは今から6年と10日前になる。その年によって紅葉は異なるが10日早いと紅葉も以前とは違っていた。紅葉のピークは人がごった返す、と思い急遽、宮島へ。JRの車内はそれほど混んでいなかったが、宮島のフェリー乗り場は外国人ツアーで込んでいた。6年ぶりの宮島はフェリー乗り場も様変わ。広電の宮島口駅は装いも新ただ。フェリー乗り場に3年前に完成した”etto”。”etto”とは広島弁の「えっと」で「ようけい」、「ぎょうさん」、「たくさん」の意がある。

 東京にある県のアンテナショップは”TAU"。こちらも同じく広島弁で「たう」から命名されている。「たう」とは「届く」の意。

 久しぶりに宮島行のフェリーに乗る。波静かでいつ船が出たのかわからないほど海は穏やかだ。宮島に近づくと3年の大改修を終えた朱の大鳥居が迫ってくる。今朝見たネットニュースによると鳥居の真下に立って鳥居を見上げることができるとか。出かける前にそれを知っていれば鳥居の真下から見上げたのに……。まだ工事が完全に終わっていないので近づけるようだ。

 行先は紅葉谷公園。と、その前に6年前と同じく牡蛎入りのカレーパンを買って食べる。前回は@400円が今回は100円アップしていた。牡蛎入りカレーパンのブームは去ったのかすぐに買えた。そこら辺に座って食べていると夫婦連れなどがまねしてビールを買って飲んだり何か買って食べたりする。そばには鹿が彷徨っている。獲物狙いの鹿だ。牡蛎入りカレーパンを買う際、お店の人は鹿に気をつけて、と注意を促した。
勇ましくなった宮島の鹿
 厳島神社へは参らずに通り過ぎて紅葉谷公園に向かう。紅葉橋辺り一帯が公園になっている。そこから上に行くとロープウエー乗り場がある。歩いていると小さい古びた神社がある。何度か宮島へ出かけたがいつも人について歩くので気づかずにいた。(階段を上がってちょっと見て行く!?)と思って石段を上がる。誰もこの神社に近づこうとはしない。神社の周りに石碑がある。見ると「大正14年……」とあるがほぼ寂れて何が書いてあるのかわからない。そのそばで道を掃除している女性に聞いた。神社は四宮神社(しのみやじんじゃ)というそうだ。宮島に到着後の案内所でもらったリーフを見ると「四宮神社」はあるがどういう神社かわからない。ネットで調べると「四之官神社 祭神不詳 大正四年南町秋葉神社合祀、仍て火神一座を加ふ。(「廣島縣史」より)」とある。どおりでわからないはずである。
紅葉谷公園
 四宮神社の名を教えてくれた人としばし話す。毎日、自分の意志で対岸からフェリーに乗って紅葉谷公園付近を掃除しているという。年齢を聞くとなんとその人の母親と1歳違いで、50代の人だった。すでにお孫さんもいるという。「宮島へ来られたら紅葉谷にいますから」と言っていた。「何で掃除を?」と聞くと「外国人と話がしたい」とか。1か月あまり前から一人でちょろちょろ出かけているがその先々で出会う人と話をすると本当に楽しい。(この世の中、いろんな人がいる!)と感心してしまう。

 そういえば京都で半日近く案内してくれた人は元は福岡の生まれで退職した20年前に沖縄に出かけた。気に入ってしまい10年間沖縄で生活したそうだ。その後、京都に観光できて高齢者のバス運賃が無料、と知り10年前から嵯峨野に家を買って住んでいるという。
紅葉谷公園内にある四宮神社 
石段下にあった石碑に大正14年……の文字が見えた

紅葉谷公園

紅葉谷公園
紅葉谷公園
 紅葉谷公園を散策していると小さな池(?)を鯉が泳いでいた。これまで池があるのに全く気付いていない。一人で歩くといろんな箇所に目が行くもの、と改めて知る。

紅葉谷公園
紅葉谷公園
 宮島の紅葉谷公園の紅葉は今一歩だった。が、それでも色とりどりの色は綺麗だ。時刻は2時過ぎ。牡蛎入りカレーパンしか食べていないのでお腹もすいてくる。フェリーで宮島口に着くとすぐに”etto”に入り、中を物色。1階に牡蛎のお店があった。そこで牡蛎フライの定食をいただく。お昼も牡蛎入りカレーパンで久しぶりに牡蛎をよく食べた。2時半にお昼を食べると夜は食べられない。

 全国旅行支援と国の旅行開放政策で外国人も多く、またこの日、何があったのか着物姿もたくさんみられた。今年の秋はまだまだ続く。せいぜい秋を楽しみたい!
新たになった広電宮島口駅(左)
お土産店や飲食店が入るetto(エット)(右)フェリー乗り場でもある
 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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