2021年12月13日月曜日

高島野十郎の画集

 先日、ピアソラの楽譜を探していたら楽譜とは関係のない画集2冊とほかにも本があった。本は別の場所に移して保管し、画集2冊は手もとに置く。この2冊は兵庫で開催された堀文子と福岡で開催された高島野十郎の画集である。本は買わないと決めていても好きな画家の画集であれば買わずにおれない。とくに高島野十郎は聞いたこともない画家だった。が、新聞の展覧会記事を見てその絵に惹かれる。この画家を知ったころはあちこちで高島の展覧会が開催された。そのうちの福岡の美術館で開催された高島の展覧会を見る。

 それは2017年5月、ポーランドの旅から帰国した日だった。福岡空港から旅の荷物を博多駅のロッカーに預けて展覧会見学となる。高島の絵を見た後で買った画集は分厚い。何しろ文庫本と違って読むのも大変。しかし、改めて読んでいると高島の絵を見てのぼせ上った当時の心境になってくる。その中に描かれている絵は自分自身が風景を描くようになったためか以前に読んだ時よりも少しだけわかってきた。

 本を買っても改めて読み返すことはあまりない。が、自分自身が気に入って買った本は高島の本のように何度読んでも、また何度見ても飽きがこない。いつかまた高島の展覧会があれば見に行きたい。が、さてさて……。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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