2021年5月9日日曜日

樹木の絵

 昨日から徐々に公共施設の大半が休館となっている。日本画教室のある区の施設も休館となる。が、施設の予約をしていれば部屋は利用できるという。昨日は日本画教室。しばらく教室も休みになる、と思った。先のような話で月末の教室は開かれることになった。

 さて、昨日の日本画教室。3年前に出かけた信州の戸隠。ここで写した湿原に生える樹木を絵にしている。長く絵を習っていても一人で描くという根性がなく、先生に聞きながら描いていた。ましてや元来、絵のセンスはなく、何が何でも絵を習うという気持ちもなかった。人に誘われるままに習い始めた日本画も秋になれば丸8年になる。こういう習い方ではいつまで習っていても自分一人で一つの作品も描けない。

 欲のない子供たちは絵を楽しく描いている。これが本来、絵を描くやり方のはず。そう気づいて先生にすべてを聞くのでなく自分一人で描いてみようと思った。最初は先生の前で水干絵具を溶くにも何か見られているようで体裁が悪かった。が、ここは恥を忍んで描くしかない。

 写真を見ながらパネルに転写したスケッチに彩色してゆく。これを繰り返しているうちに何とか樹木の絵らしくなってきた。昨日、先生は描いている絵を見て、描けるようになったら写真から絵にするのでなくモチーフをスケッチして描くとよい、と話される。

 今、描いている絵は途中で投げ出した絵の後に急遽、描こうとした絵なのでこれまでよりも気合が入る。やはり、ナニゴトも自分がやりたいことでなければ気合も入らない。この絵が完成したならば記念すべき絵となるかもしれない。そして、これから描く絵も樹木を中心に描いてゆこう!

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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