2021年5月26日水曜日

『私のシンプル満足生活』

  緊急事態宣言発令前に図書館が以前のように借りられなくなる?と思って急遽借りた本を読む。それは『私のシンプル満足生活』(三津田冨佐子 三笠書房、2013年第2刷)、サブタイトルとして「99歳、楽しい楽しい」である。司馬作品ばかり読んでいる。たまには息抜きにと図書館の書架から手にしたエッセイである。著者は1912年生まれ。本によると「東大赤門のところにあった加賀前田藩のお屋敷で産声をあげ、お手伝いさんに何くれとなく世話されるという、今にして思えばずいぶん贅沢な境遇で育った」(はじめに、1p)そうだ。ところが50歳の時、夫と死別。それからの生き方を書いている。

 今も健在?と思って調べると100歳で亡くなられていた。以下は『私のシンプル満足生活』から気になる箇所を抜粋した。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

★人生で最も誇りに思えるのは、「人に評価されたとき」ではない。「自分が意義あること、楽しいと思えることに取りくんで、心底打ちこみ、喜びを見いだしたとき」である。(61p)

★気持ちに踏んぎりをつけたかったら、じっとしていないで、行動を起こすのがよい。(65p)

★人は、何もしていないのに、最初から自信があるわけではない。自信が持てるか持てないかは、自分がどれほどのことをなしてきたかによるのである。(73p)

★人に何かを言われたからといって、気にする必要はない。相手は自分の都合でものを言っているだけである。そういうときは、相手と距離を置いて、自分をしっかりつかまえておくことである。(75p)

★勉強とは、すなわち”知る”喜びである。……人類は好奇心によって、さまざまなことを発見し、文明をつくり上げてきた。「好奇心が満たされる」ことは、刺激的だし、大変面白い。”知る”ことは人に満足感をもたらしてくれる。(87p)

★人間とは所詮、孤独なもの。そう割りきって、楽しい会話をかわし、愉快な時間を共有できれば、それで充分だと思う。(123p)

★老人は人生経験も豊富なら、学識も備わっていて、見事な存在であると思う。いくら年をとっても、たとえボケていても、その尊厳に変わりはない。(179p)

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