2020年11月30日月曜日

「自分を生きなきゃ、意味がない」

 先日、織田幹雄スクエアへ出かけた際、旧千葉家住宅へ行こうとすると閉館だった。月末の数日、開館の情報を知って自転車で旧千葉家住宅に向かう。8,9年前に友だちと出かけたことがある。その後に整備されて以前には見られなかった室内に入ることができた。小さいころ、住んでいた家は母が生まれた家だった。今から60年以上も前のことであり、台所には井戸やかまどもあった。当時の生活を子供ながら覚えているので古い民家の生活を特別なものとして思わない。とはいっても、旧千葉家住宅は庶民の暮らしよりも良かった家らしく、今でもこのようにして町が保存するのだろう。観光コースとして室内はきれいに整備されていた。

 千葉家住宅を見学後、自宅最寄り駅に隣接するスーパーに立ち寄る。牡蛎入りのクリームコロッケを目指して店内を歩く。あった!家では揚げ物などは料理せず、スーパーの出来合いを買っている。牡蛎が丸ごと入っているのかと思ったら違っていた。これから冬になると牡蛎フライなど食べたくなる。

 スーパーを出ると図書館へ向かう。雑誌のコーナーで「暮らしの手帖」に目が行く。この中の「私の手帖」というタイトルに小川悦子のインタヴューがある。「自分を生きなきゃ、意味がない」とも小見出しで次のように答えている。

<「よい作品には、作者自身が反映されるものを出さなきゃ、意味がない。作家は自分のために書いているのよ。それって生きることにも言えることよね」たしかに「作品」を「人生」に置きかえてみたら……。「自分を出す」とは、自分自分自身をしっかりと生きること。そうやって本当の自分に近づけば近づくほど、人は自由になれるかもしれません。だって人は、いちばん好きなのは自分でしょう。みんな、幸せになるために生まれてきたのよ。>

 この最後の言葉がいい。「だって人は、いちばん好きなのは自分でしょう。みんな、幸せになるために生まれてきたのよ」。自分の人生、もっともっと自分を大事にして幸せに生きなくては意味がない!そして元気で楽しく生き生きと生きなくてはいけない。
 
 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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