2018年9月2日日曜日

本画の下絵

 広島は西日本豪雨災害発生後の7月9日から昨日までの54日間、真夏日が続いたとの報道がある。今朝は最低気温23度で幾分秋を感じる。しかし、日中は31度の予想で暑くなりそうだ。

 昨日の日本画教室では鳥の子紙を貼ってバックを塗った木製パネルに前回の続きの下絵をトレースする。それを終えると大きな無花果の巨木に色を施す。樹木らしさを出すために水干絵具にはどれにも方解沫を加えるようにと先生のアドバイスがある。ともかく自分で色を塗るようにとせかされて恐る恐る色を塗る。それにはトレースした線を残して塗るといいらしい。2度目の色は絵具と方解沫にさらに胡粉を加える。胡粉は絵具で言えば白に匹敵する。昨日は2度ほど色を塗って次は次週へ持ち越し。色を塗ると言っても下絵の絵や写真などを手元に置いてそれを見ながら色付けする。

 今年春に教室に入った人から水彩で色付けした下絵がいいと褒められる。そしてその人は自分ならば作品展にこれを出す、とまで言ってくれる。本画の水彩の下絵は前々回かなり気落ちして教室を去った覚えがある。自分ではデッサンはできても水彩などの色付けは駄目だ、と感じていた。そのやり取りをご覧になった先生も水彩の下絵を褒めてくださる。こういったちょっとのことで気が和らぐ。底辺にはどういっても絵が下手の意識があるためかもしれない。

 下手な絵でも樹木にばかり関心がいく。先日見た日本画協会展の中に6点の樹木の絵が展示された。これを見た教室の人は樹木がブーム?と話される。ブームかどうかは知らない。自分自身はいきなり風景は描けない。そのため拾い集めた落ち葉一枚ずつから描いて、樹木の根っ子にたどり着く。そして今回の巨木は周りの風景も入れていく。こうして徐々に風景画になればいいと思った。とはいってもこの先は簡単ではなさそうだ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
  

0 件のコメント:

コメントを投稿