「意志と希望を持とう」ホセ・ムヒカさんの言葉

　真夜中の1時25分、携帯電話のエリアメールがけたたましく鳴る。緊急地震速報だった。その何秒か後、揺れが生じる。起きてしばらく様子を見る。携帯のワンセグを見るとまたもや熊本で大地震発生。わが家の付近でも落ち着いて行動するようにとの聞こえるか聞こえないかの音で流れるアナウンス。10分くらい続く。

　先ほどテレビをつけると大地震は九州全土と四国にまで達している。マンションなどもぺしゃんこになり、どこに住んでもどこにいても落ち着ける場所はなさそうだ。広島はどちらも震度1くらい。これくらいの地震でも怖い。それなのに震度7や6強とはどれほどの怖さか。もうこれ以上酷くならなければいいけど…。

　話は変わって昨日はプールで泳ぐ。1キロでなく900ⅿで泳ぎを止める。次回からはまたいつもの1キロ、泳ぐつもり。背泳ぎで泳いでいると「背泳ぎができるんじゃね、いいね」と声を掛けられる。「それだけ泳がれてたらすぐに泳げますよ」と励ましの返答をする。声をかけてきた人はその後、浅いほうのプールで背泳ぎを練習している。見ていると泳いでいる。多分、25ⅿを泳げないという意味かもしれない。

　昨日といえば先日、来日の南米ウルグアイの前大統領、ホセ・ムヒカさん。その人は「世界でいちばん貧しい大統領」として知られる。東京外大で講演した記事が中国新聞に掲載されている。「社会を良くするために闘え」と大見出しがあり、「『意志と希望を持とう』若者に訴え」と小見出しがある。この記事の中で気に入った箇所をまとめよう。

※あなたが何かを買うとき、それは人生の一部の時間（を使って得たお金）で払っているのだ。人生の時間を尊重しなければならない。人生を享受するための自由な時間が必要だからだ。」

※最も大きな貧困とは孤独です。私は貧しいわけではない。単に質素が好きなだけだ。本当にやりたいことをできる自由がある。物が必要なわけではない。

※大学で学べるチャンスを得た人には大きな責任がある。チャンスを与えられなかった人、老人や小さな子供に対しての責任がある。

※人生で最も重要なことは勝利することではなく、歩くこと。転ぶために起き上がることです。そして自分の意志を持って生きることです。

※生きるためには希望が必要なのです。

これを読んで今日も元気を出して！お昼からは日本画教室へGO~！