2014年6月30日月曜日

百年前に…

第一次世界大戦の引き金となったサラエボ事件。そのきっかけがサラエボとは。恥ずかしながらこれはニュースで知った。今回の旅でドブロブニクへいくため一時的に入国したボスニア・ヘルツエゴビナ。その首都がサラエボ。ここで百年前にオーストリアの皇太子の暗殺事件があった。

その式典参加で今ももめている。暗殺者はある国では英雄扱いされ、一方の国では犯罪者。当然といえば当然のこと。

百年前といえば清王朝が倒れ、中華民国が誕生。台湾の台北にその国民政府がある。昨夜と一昨日のNHKスペシャル。東京で台湾の故宮博物館の展覧会が開催されている。その名称を巡って開催までもめる。これも中国と台湾という互いの国のおかれた状況に問題がある。弱者とすれば国の存在を認めてほしい。これも当然。

第三者から見れば当然と思えることが当事者では大事な問題となる。

日本で生まれ、育ったものはこういったことも当然、あまり重要視しない。せめて、こういう問題があるということを知っても悪いことではなかろう!

二夜、故宮にまつわるテレビを吸い込まれるように見る。一夜は荘尚厳の話。荘は故宮博物館の文物を守り抜いたひと。日本へも留学している。話題となっている玉でつくられた“白菜”。思ったよりも本物は小さい。昨年、台湾で初めて実物を見る。見るまではそれほど大したものとはまったく知らなかった。

二夜は「皇帝の宝 美の魔力」。永楽帝の時代、何層にもなって彫られた円形の象牙多層玉。それに青白の磁器。他に乾隆帝の時代の『四庫全書』。この名前は聞いたことがある。だが、三万六千冊の手書きの書とは…。なんとやることががでっかいことか。

サラエボ事件も台湾の故宮の文物もどちらも今から百年前に話がさかのぼる。この百年前頃に両親も生まれている。これとそれは関係無いこと。だが、何故かずっと前からこの時代に関心がある。

幸いというか、クロアチアへいったためにその付近に親近感も沸いてきた。アジア偏重でなく、いろんな国に目を向けよう。

昨日は他にもいただいたチケットを持って、近くにある文化センターへ合唱を聞きにいく。宗教音楽のアカペラに始まり、最後はジャズで締めくくり。アカペラもいいが、やっぱり楽器が入る方がいい。いい演奏会だった。チケット、ありがとうございました!

今日もお天気がいい!もう少しすると泳ぎに行こう!元気を出して!

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