2014年6月22日日曜日

鳥の子紙に描く

今朝の地元紙に広島県の魅力ある建物百選が発表される。この中の主な建物に原爆ドーム、厳島神社に混じって堂々と其阿弥美術館が入っている。美術館の名前は初めて聞くが、その冠名は知っていた。その名前の人は日本画の先生の先生だ。

ネットで検索すると描かれた絵画も閲覧でき、その場所もわかる。近くに住みながらも全く知らなかった。是非とも見学したい美術館となった。

美術館ではないけれど、昨日は日本画教室へ出掛ける。初めて岩絵の具やにかわを使った絵に挑戦する。描く絵の色紙は鳥の子紙というらしい。これも初めて知る。始めに先生がこれまで描いたデッサンから色紙に描く絵を選んでくださる。秋の展覧会に季節的にも当てはまるものにしようとするがそれがない。

とりあえず、さくらんぼとドラゴンフルーツをそれぞれ描く。色紙も素材がことなるもの二枚を決める。二つのモチーフをそれぞれトレーシングペーパーでえどっていく。その後、先生手作りのカーボン紙を色紙の上におき、えどったトレーシングペーパーの上からさらにえどる。

こうしてえどられた色紙に色をつける。ところがこれが半端でなく大変。昨日はドラゴンを完成する。その前に、絵の具の色を見る。そして岩絵の具の白とにかわを混ぜたあと水彩絵の具の色も混ぜる。

色付けは一色ではない。そのたび、違う容器に色を決めていく。先生は何もその用意ができていないものに対して、色々準備してくださる。時には隣の人のも借りる。

黙々と作業をする。お茶の時間も忘れそう。だが、ここは一番末席に位置するものが動かねばならない。アメリカからの旅帰りの人の話やお土産を前にしてティータイム。楽しい時間である。

その後も、黙々と色をつけていく。ところが…。偉そうに2本の筆を持ってやっていると筆が色紙についてしまった。ああなんということ。先生ははじめに画面に手が触れないように、と注意されたばかり。それなのに筆を落とすとは…。その上に小鳥でも描いてごまかす?そんな話も出る始末。

さくらんぼの色付けは次の機会になった。

それにしても絵を描くのは疲れる。なれないことと言えばそうだけど。これも頭が空っぽになるのでいいことかもしれない。

疲れすぎるとよく眠る。今朝の起床時間は遅い。

今日は久しぶり、家でおとなしくしよう!

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