2013年7月31日水曜日

リュウゼツランを見に行く


瀬野川の傍にある昭和公園に咲くリュウゼツラン
昨日お昼、買い物に行くため自転車で小学校の校門前を通っていると、男児が一人網を持ってセミを捕まえようとしている。立ち止まって話を聞くとすでに1匹籠にいる。買い物から帰るときもまだセミを追っかけている。元気な小2の僕に「偉いね!」と励ましてわかれる。

夕方、庭の植木に水をやっていると小2の男女が通り過ぎる。レモンの木にセミの抜け殻を見つけた。「見て、見て!」というと庭に入ってくる。女児の方がセミを手で捕まえる。思わず「すごい!」と褒めると男児も負けずに「僕も捕まえられるよ」。2人はその後、サッカーの練習に行くという。

朝から小2の子供たち3人と話をする。どの子もかわいい! 小2といえば姪の3人の子供の真ん中は小2の女児。3人なので遊び相手に不自由しないと姪。だが、昨日の子供たちもそれぞれ楽しそうに遊んでいる。子供が外で遊ばなくなった、と巷でよく言われるけどそうでもない。

元気な子供たちに負けまいと夕食前に、先日の地元紙に掲載されたリュウゼツランを見に自転車で出かける。夕方といってもまだ太陽は燦燦と輝いている。ただ、運動不足もあるので見に行くことにする。だが、場所がはっきりしない。

毎年見に行く桜の咲いている瀬野川辺りまで行くと近くのマンションの管理人が外で水を撒いている。その人に場所を聞くと、川沿いをまっすぐ行けば昭和公園に行き着くという。 しばし自転車で行くと公園らしきところに着いた。川沿いを公園にしている。 

桜の木の横で天まで届く高さに伸びた花を見つける。花というよりも木の感じ。「これだ!」、と思い携帯で写真に収める。だが、太陽が逆光ではいる。山側に目をやって写真に収める。どうにか写せた。

それにしてもリュウゼツランは何と背丈が高い花だろう。辞書を見ると7,8メートルの高さらしい。葉はテキーラの材料になるとか。テキーラは飲んだことがない。まるで大きなサボテンの感がする。 いずれにしてもたった1本、誰が植えたのだろうか。桜の木に負けず、大きく育っている。

写真を写していると、親子連れがこれまたセミを追いかけている。その子も小2の男児で母親とその姉と一緒だった。 籠を見るとヤモリとセミを入れている。「僕は大きくなったら生物学者じゃ。長沼毅の弟子になれるよ!」と励ますと僕は何度もその先生の名前を口にする。だがどうしても「沼」がいえない。とうとう手にしていた紙をだして「お母さんが鉛筆を持ってるから、この紙に書いてもらおう!」と母親に駆け寄っていく。

ちょっと外へ飛び出すと昨日のようにいろんな子供たちとも出くわす。楽しい!家に帰るとすぐにシャワーを浴びて夕飯にする。

さあ今日も元気を出して行動開始!頑張ろう!

2013年7月30日火曜日

「クラシックの夕べ」を聴く

昨夜は「クラシックの夕べ」を聞きに行く。このコンサートは音楽を通じて平和のハーモニーが世界平和の架け橋となるよう広島から世界へのコミュニティの輪を広げていくことを目的としている。演奏場所は旧広島郵便貯金会館ホール。7月27日から8月5日まで開催される。5日の「平和の夕べ」コンサートも聴きに行く予定。

昨夜はクラシックと銘打ってあるものの、貰ったプログラムにはロックの“シカゴ”の元メンバーでリード・ボーカルのピーター・セテラの掲載がある。これまでロックはテレビなどでしか見たことがない。ところが、テレビで見るロックの人たちとはまるで異なる。「クラッシクの夕べ」に負けず劣らず何と気品あるグループだろう。ピーター・セテラがソロとなって彼の率いるバンドで登場し、広島交響楽団とロックのリズムを奏でる。背広とドレスのメンバーたち。シカゴ、と言う名前は知っていた。それにしても素晴らしい。

演奏は3部に分かれ、第1部は佐藤しのぶの「我が母の教え給し歌」ほか1曲を歌う。指揮者の現田茂夫は佐藤の夫だとか。初めて知る。次は天満敦子のヴァイオリン。相変わらず「望郷のバラード」は欠かせない。これまでこれを4度聴く。だが 、楽団とのジョイントは初めて。いつもピアノ伴奏で聴く。ほか1曲も演奏。そして秋川雅史はなんといっても「千の風になって」。さすがに迫力がある。1曲歌うだけで汗びっしょりとか。ほか1曲と佐藤しのぶとのデュエットもある。その曲はエルガーの「威風堂々」。

第2部は先ほどのセテラの希望で27日についで昨夜、広響のクラシックとともにロックバンドを演奏。いずれのジャンルの音楽もいいモノはなんといってもいい!素晴らしかった。

第3部はブーニン登場。やっぱりブーニンはブーニン。他の人とは違ったオーラがある。いつか聞きたいと思っていた人。シューマンを弾く。これでシューマンの集大成になるとか。素晴らしい。オペラグラスで見ていたけど、指先の動きが繊細!?よくわからないけどやっぱり素晴らしい! 途中、ハンカチを出して顔や指まで汗を拭いている。

昨夜の演奏者達はさすがに第一線で活躍している人たち。佐藤しのぶは着ているドレスを見るだけでも一見の価値がある。さすがにオペラ歌手。

長い長い演奏会は終わった。3時間近くあっただろう。終演は午後10時前近く!?最後の演奏が終わると席を立つ。バス停にむかうと、当分バスは来ない。夜もふけてきたので仕方なく広島駅までタクシーに乗る。 それにしてもいい演奏会だった。行きと帰りにバッタリ同じ人と出会う。その人は福山から見に来たとか。家に着く頃は真夜中だろう。そう思えばすこしくらい遅くなってもどういうことはない!?それにしても遅くまで盛り上がったいい演奏会だった。 昨夜の元気の充電で今日も一日楽しく!

そうそう、女子会のNO.4さん。今朝の地元紙に掲載がありました。子供達に原爆で家を失った人々に家を提供したシュモー博士の紙芝居。

こうして未来の子供達に原爆は受け継がれて平和学習となっていく。素晴らしい! 今月末までに女子会ビアガーデン版を予定していた。だが、何といっても暑すぎる。時季を伸ばして女子会をしましょう!

2013年7月29日月曜日

神のヴァイオリン

昨日はメディアによると萩市などで「これまでに経験したことのないような大雨」が降る。線路も家も何もかも雨に寄る濁流で流されていく。TVを通してみていても本当に怖い。

スッキリしない気持ちのまま今朝はTVの「スッキリ!!」を見る。

いつも見ている古澤巌の昨日のブログ。今朝の9時半から11分間テレビ出演とある。それを忘れずに起きる。朝からテレビを見ることはない。だが、今朝は違う。生出演で“涙の流れるままに”を演奏する。それを聞いて心も「すっきり」。

何と古澤の弾くヴァイオリンは神のヴァイオリンとか。

来月末、この人の演奏を岩国まで聞きに行く。チケットは入手済み。その日を楽しみに待つことにしよう。

演奏といえば今夜は天満敦子、ブーニン、佐藤しのぶ、秋川雅史など出演の「クラシックの夕べ」を聞きに行く。この中で、天満敦子はことしでもう4年連続して聞く。佐藤しのぶも以前一度聞いたことがある。残る2人は初めて。

このチケットのSS席は12000円。購入したのは倹約してB席のチケット7000円。2階の後の席なのでオペラグラスを持参して聞きに行こう。

今日もまだ変なお天気。元気を出そう!

2013年7月28日日曜日

間隙を縫って泳ぐ

久しぶり明け方から雨が降る。最高気温も30度を超えない予報で涼しい一日となりそう。タブレットで遊びすぎの首のこりも今朝はよくなる。

昨日午後、首のこりをとるため、急遽泳ぎに出かける。土曜日の午後、小学生の水泳教室が午前と午後、2クラスずつある。その間隙を縫って泳ぎにいく。

1コースを独り占めして泳いでいると泳ぐ人も増えてくる。いつもと同じく背泳ぎとクロールで1キロ泳ぐ。5,6往復したあたりで首も楽になる。やっぱり水泳は体にいい!

途中から3人で1コースを泳ぐ。だが、3人とも泳ぎの程度がどんぐりの背比べだからか自由に泳げる。

泳ぎ終えると自宅最寄駅で近所の人に出会う。この人とは泳いだ後、必ずといっていいほどばったり会う。そう話すと「ストーカー!」だと笑っていう。

話をすると、近所の5人家族の母親が60歳代半ばで不審死し、警察沙汰になったという。5人が住んでいても家族がそれぞれ日中仕事などでいなくなると一人になる。その間の死亡らしい。幸い事件でなく心臓発作とか。

物騒な事件が毎日のようにメディアを賑わす。平穏な毎日が続きますよう祈らずにおれない。

平穏な日といえば、昨日から広島市内でワールド・ピース・コンサートが開幕。これは広島県の国際平和拠点ひろしま構想を音楽の力で進めようと、ピース・アーチ・ひろしま実行委員会の主催で行われる。

このうち明日開催されるコンサートを聞きに行く予定。なかなか地元で聴くことだができない人たちの演奏を聴くことができそう。

昨日は他にも北欧の旅で出合った人から多くの写真を送っていただく。

旅の最後の日、ブログの話をする。頂いた手紙によると旅での私とブログを投稿する私が同一人物とは思えないとか。やはり旅の間は「助けてあげたい」とその人の手紙にも書いてある。いろいろとお世話になりました。

だがこれは可笑しい!

ともあれ楽しい旅でした!ありがとうございました。近日中に写真を送ります。

さあ、元気が出たところで今日も楽しい一日にしよう!

2013年7月27日土曜日

感情の老化etc.

昨日図書館で茂木健一郎の『プレジデント』の記事を目にする。茂木は本の中で「インターネットで勉強する」ことを書いている。本気で学びたい人はネットが宝の山になるという。

その言葉につられ、書いてあるところをタブレットのネットで検索。それも度が過ぎるとよくない、と今朝は知る。

起きると首のあたりが何か変。肩がこるとか、何処が痛いとかまったくといっていいほど感じることがない。だが今朝はちょっと違う。こういうときは泳げばすぐによくなる。だが泳ぎは火曜日に予定。早く治すためにも少しだけ泳いで来ようか、迷っている。

ともあれ、なれないことをすべきでない。当分タブレットも使用頻度を控えよう。

昨日は他にも地元紙を読むと「生き生き感情 防ごう老化」と見出しがあり、「頑固さ抑え 柔軟な心で」、「趣味に熱中/積極交流/体動かし」とある。そのチェック方法として5点あげる。

・今したいことを本気で探していますか?
・自分だけの価値観とらわれてませんか?
・思いっきり泣いたり、笑ったりしていますか?
・難しいことにあえて挑戦していますか?
・古い自分を捨てられますか?

今のところ、何かをすることに億劫になることもない。また人に会うこともいやどころか積極的に外に出るし、泳いだりして体も動かしている。その意味ではまだまだ感情は老化していない!?

一昨日約20年ぶりに出会った人から声をかけられ、変わっていないと言われた。とはいってもその間、間違いなく年は重ねている。

話は変わって一昨日夜のBS「旅のチカラ」。山下洋輔がチュニジアを旅している。チュニジアについてまったく知らない。だが、チャンスがあれば出かけたいと思っている。そのチュニジア。2011年のジャスミン革命で街中には平面的な有刺鉄線でなく立体的なそれが張り巡らされている。

これには驚く。そして何処に移動する時も山下はその国の人からジャスミンの花束をもらって嗅ぎながら歩く。

いつ武力衝突が起きてもおかしくない国。その光景を見ていて怖い気もするし、反面、行くなら今、と思ったりする。ともあれ、いつか行こう!

今朝の地元紙にリュウゼツランの花の記事がある。咲いてる場所は隣町。さきほどからネットで地図を検索するがわからない。自転車で行かれる距離なので見に行きたい。さてどうしよう!

それにしても暑い!エアコンの中にばかりいるので体によくない。やっぱり泳ぎに行く!?

2013年7月26日金曜日

広島の夏はアートとコンサートで

4,5日前に写真が出てきて思い出に浸ったばかりのひろしまアジア大会。昨日、フルート定例会の待ち合わせ場所で尾道の人と話しているとずっと顔を見る人がいる。その人から「〇〇さんでしょ?」と声をかけられる。何とその人はアジア大会でボランティア通訳をしていた人だった。

なぜこの期に及んでアジア大会にこのように結びつくことになるのだろう。その人はアラビア語のボランティア通訳。中国語のボランティアでプレスセンターに詰めていたとき知り合う。今はもうアラビア語は学んでいないとか。

当時その人の娘さんが音大でフルートを学ばれていると聞く。風の便りでその娘さんはドイツの人と結婚されたとか。昨日その件を尋ねるとやはりそうだった。今では3歳の女の子がいるという。

19年前のアジア大会。当時からフルートは習っていた。そのフルートを習っている3人で昨夜はフルート定例会。その人の娘さんもフルートがご縁でドイツやスイスに滞在。なぜかその人とも不思議なご縁を感じる。携帯番号を交換して別れる。

待ち合わせ場所に行く前、日仏シャンソン協会西日本支部主催の広島パリ祭にシャンソンを聞きに行く。生徒さんたちの発表会?と思いきや、なんとも豪華な演奏会。

会場は市内中心部のホテル5階。会場に入ると宴会場の円卓に7人ずつ席に座る。テーブルを見ると各自デザートが並び、ドリンクも出される。席に着くまで、会場に入れてもらえず並んで開場を待つ。その間の暑いこと、暑いこと。

席に着くと豪華な雰囲気。いかにもパリ祭。誘ってくれた友人もシャンソンを習っていた。その人の知り合いも出演とか。

会の進行をつとめる人を知っている。だがそれは働いていた頃の話。特に挨拶はせず、シャンソンを聴く。その間、進行係兼シャンソン歌手はかいがいしく司会をされる。

真っ暗な会場にきらびやかに着飾ったセミプロの歌手たち。その顔にスポットライトを浴びて哀愁あるシャンソンを歌う。

誘ってくれた友人はシャンソンを習っていた頃、その声が明るすぎてシャンソンに向かなかったと、笑って言う。だが先生は明るさを褒めてくれたらしい。

真昼の午後のシャンソン。暗闇で聴くので時間帯を忘れそう。友人はその後の予定が詰まっている。終演前に2人で会場を去る。友人曰く「スポットライトを浴びて歌うからいい!」。

一度でいいから大げさにお化粧して着飾り、華やかにスポットライトを浴びてみたい!そう思った。どういっても無理!?

友人と分かれ、夢覚めやらぬうちフルート定例会の待ち合わせ場所に行く。だが1人の姿がなかなか見えない。しばらくしてやっと登場。

昨夜は10数年前までフルートのレッスンが終わるとよく4人で出かけていたお店に入る。そこも今では経営者も変わりお店も様変わりしている。

知人から東京スカイツリーのお土産とコンサート・チケットを頂く。ありがとう!

昨夜を除いてお盆までにクラシック・コンサートに5回行く予定。うち2回は知人やフルートの先生も出演。その話題もでる。

フルートの話は相変わらず出ないけど、尾道の人の作ってくださった全体合奏のパート別に録音されたCDを頂く。ありがとうございました!

今年の夏広島はアフィニス夏の音楽祭、ワールド・ピース・コンサートのピース・アーチひろしま、そしてアート・アーチひろしま2013が開催される。広島はさらに暑くなりそう。

楽しい一日は終わった。暑さに負けず、今日も一日元気で!

2013年7月25日木曜日

『黒い海の記憶 いま、死者の語りを聞くこと。』

昨日は真昼なのに、一人で自転車に乗りひまわりを見に行く。自転車に乗ろうとしたとき知人から電話がかかる。今日の定例会の集合時間の変更だった。

定例会前にシャンソンを聞きに行く。時刻変更は慌てなくてすむので丁度よかった。

となりまちのひまわり畑を見に行くのは今年で3年目。テントの中に世話人と思われる人がいる。挨拶をすると返事がない。どうもお昼寝らしい。今年のひまわりはピークを過ぎて数えるほどしか花は見られない。一輪だけ携帯で写す。ひょろっと天まで延びている。ひまわりもこの暑さで元気がなさそう。
咲き残っていたひまわり
午後から携帯電話で写した写真を見る。その後も暇つぶしに携帯の写真を見る。母の元気がいい写真を見つける。すぐに妹に送信する。妹の返信メールには「いい顔!この頃を覚えておこう!!」。

さらに昨日は筆者に『黒い海の記憶』を読んだ感想を暑中見舞いも兼ねて郵送する。

以下はそのメモである。

『黒い海の記憶 いま、死者の語りを聞くこと。』(山形孝夫 岩波書店、2013年)を読んだ。読後感は清清しい、というよりも難しい問題が解けた感じ。

そしてその難しい問題を分かりやすく説いてある。特に、パレスチナ問題は目から鱗。本当に理解しているといいのだけれど・・・。

「黒い海」とは、3.11の押し寄せる津波。東日本大震災前の『千の風になって』や震災後の『花は咲く』。この2つの曲を筆者は「近代仏教が封印してきた『死者の語り』であった」とする。そのうえで、それが封印されてきたのは「平穏な社会秩序をおびやかす呪いや亡霊の怨嗟の声とみなされたからである。」という。(はじめに)

『千の風になって』の「死者の語り」が『花は咲く』と歌い継がれる。それは生者が歌い、死者が歌う、という構図から歌うと涙があふれる。そこから見えてくるのは「生きている死者」であり、「死者の語り」である。あふれる涙は悲 しい涙でなく、ひとすじの希望の涙である。(はじめに)

ところが「生きている死者」は戦後の急激な社会変革にともなう核家族の誕生の結果、仏壇ごと消えてしまう。このような中で3.11が起こる。

筆者は小学校3年の時、母の自死に遭遇し、高校2年で洗礼を受ける。

「キリスト教への接近も、宗教人類学のような学問に足を踏み入れ、死者のクニなどという幻想にとりつかれ、こんな遠い国までやって来たのも、私の失われた記憶の中に、<母>が存在し続けていたからである、と自覚した瞬間でした。」とサハラ砂漠の涸れ谷のフィールドワーク中で死者との中にいると感じる。9~11p

そしてそれまで母のことで泣くコトを封印してきた筆者は声をあげて死者に語りかけて泣くことをエジプトの砂漠で経験する。それは「カディナティ」という徳之島の「野辺送り」の歌であり、それをしていたのだと筆者は気付く。すなわち「カディ」とは風、「ナティ」は泣くこと。そこに祈りがある。12,13p

3.11の被災地では、一人ひとりがみんなそのような言葉にはできない悲しい記憶を内に秘めて<今>を生きている。そのような人々がたくさんいる。・・・このような人々に向かって、宗教はいったい何をどのように語るのか。それが「カディナティ」だという。19p

筆者は震災後の魂の傷の恢復がどこから来るのかを問題とする。そのとき筆者はフィールドワークで砂漠の僧院に身を寄せ、そこで修道士たちに接する。その極限の中で、どのように精神と肉体のバランスの崩壊を経験するのかに関心を抱く。31p

そして魂の傷という経験を通して、神の啓示、「神の記憶」を経験する。39p

筆者は1960年代アメリカへ留学。その時、白人の教会が黒人の数が増えるにつれてダウンタウンから郊外に逃げ出していく。それを見た経験からキリスト教は弱者の味方であることを口では標榜しながら、一方において貧富の差の拡大するままに、弱者を切り捨てる宗教に変質してしまっているのではないかとの思いに至る。だとすると白人の神学者が書いた書物だけでキリスト教を学ぶコトへの疑問を抱いていく。52p

そう感じた筆者はフィールドをアメリカから中東に向ける。そこでもう一つのキリスト教、「悲しみ」と向き合い「死者と向き合い」、「悲しむ者とともに悲しむ」キリスト教に出会う。55p

そして「悲しみ」とはすべての宗教の根源にある記憶の「痕跡」の体験と思うようになる。それが「悲しみの知」となり「癒しの知」に通じていく。これが仏教では「慈悲」、キリスト教では「慈愛(アガベー)」。泣く者と泣き、苦しむ者と共に苦しむ。これがすべての宗教を一つにつなぐ源流のようなものと筆者は述べる。58p

このたびの震災後から<絆>と言う言葉が使われる。これはまるで天から降ってきた声のように感じられるとか。絆は日本社会の崩壊をつなぎとめる綱のように。絆は崩壊しつつある共同体、崩壊しつつある家族をつなぎとめる命綱。92p

それはふるさと回帰となる。本来ならば宗教の役目と思われる絆、その絆を宗教に代わってボランティアや音楽でもって担う。それは既存の宗教に代わる<絆>であり、<鎮魂>の感覚だという。大合唱も生者と死者をつなぐ目に見えない<絆>の機能がある。96p

「記憶の森」というコーナーで筆者は母を自死で亡くしたという経験を『一冊の本』という朝日新聞出版の広報誌に書く。「読者の方からお手紙をいただきました。それなりにうれしかったのですけれども、やはり心の中では、こういうことを書くということは、しんどいなあという気がしていました。・・・」とある。もしかしてこれは私が出した手紙のこと?114~115p

この本の中でいつも理解できずにいたことがわかりやすく書いてある。「反ユダヤ主義はナチス・ドイツだけではありません。その歴史の実態を探れば、、ロシアはもちろんフランスもイタリアも、オランダもベルギーも、チェコやルーマニアもスペインも、要するに全ヨーロッパのキリスト教との間に多かれ少なかれ植えつけられたユダヤ教徒への敵意であり、憎悪でありました。これがヨーロッパにおける国民国家形成のプロセスにおいて目に見える確かな確信となっていったのではないか、と思われる。とりわけ、福音主義をかざすプロテスタント教会において、それはシオニズム運動として顕著に擡頭したことが指摘されています。」。

「ところが肝心要のイエスの十字架の真相、イエスを十字架に追い詰め、殺害した者は本当は誰だったのか、ユダヤ人なのか、それともローマ帝国であったのか、その歴史的事実は結局は突き止められることはなく、『キリスト殺しのユダヤ人』という言説だけが、福音書無謬説に守られて保持され続けてきたのでした。」。170P

こうした言説がヨーロッパ中のすべてのキリスト教徒を途方もないユダヤ人憎悪に追い込んでいったという事実がある。172P

それは次のコトである。

「イスラエルという人工的な国家の建設には、西欧キリスト教社会が古代・中世を通して引きずってきた反ユダヤ主義に対する『罪の償い』という巨大な罪責間の魂が、あたかも免罪符のように貼り付けられているのです。だが、はっきり言えば、それは本来なら西欧キリスト教諸国が自らの責任において自らの血を流して支払うべき償いです。それをパレスチナ人(イスラーム)に一方的に肩代わりさせるというしかたですませている。ここにパレスチナ問題の歴史的虚構がある。
 なぜ、いかなる理由で、パレスチナ人はイスラエルと戦わねばならないのか。ここにそもそものねじれがある。その理由も根拠もわからない。あるのは、亡国の民、ユダヤ人の祖国帰還というロマンティックなキリスト教シオニズムの幻想。このいわば形を変えたキリスト教的西欧植民地主義の幻想によって、パレスチナ人が一方的に償いを支払わされている。パレスチナのガザ地区を広大な第二のアウシュヴィッツである、と指摘したイギリスの著名な学者がいます(マンチェスター大学教授、現代文化論ノテリーイグルトン)。この比喩は、比喩ではなく道理そのものです。ここに見られる(すり替え)がどこから来るのか。それに対するイスラーム教徒の憤怒が、9.11ではなかったのか。そして小さな9.11はその後、世界の各地で連続的に発生し、西欧諸国に拡散していきました。そのたびに、イスラーム恐怖症が世界中に拡散し、わが国の警視庁公安当局もイスラーム=テロリストという予断のもとに活発に活動している。・・・この巧妙な(すり替え)の中にこそ、今日世界を覆う対テロ戦争の構図がある。」。175-176p

このことは一番知りたかったこと。こういう事実をまったく知らなかった。まさに目から鱗。

さらに、それは続く。

「西欧のキリスト教社会は、反ユダヤ主義に彩られた長い歴史の償いを自らの責任において償うことをしないで、一方的にパレスチナ人に押しつけ、肩代わりをさせている。加えて、アメリカをはじめ西欧諸国は、このような政治体制をひたすら維持するための中東諸国体制の構築に、第二次世界大戦後のすべての政治勢力を結集してきたのです。見えてくるのは、まさにイスラームの犠牲においてイスラエル国家をつくるという巧妙な同士討ちの構図です。これこそが、第二次世界大戦後、西欧列強が設定した植民地主義的中東統治の犠牲のシステムであり、政治的体制でありました。キリスト教徒的に着色された西欧中心主義の思想です。これが今日まで中東におけるアメリカの覇権を支え、方向づけてきた。今日、イスラームを覆うイスラーモフォビアは、ユダヤ人問題の裏返しであることが分かるでしょう。」。180p

筆者は「おわりに」として「『死者を記憶』し、『死者に向き合う』ことがいかにかけがえのない生の絆であり、命綱であるか、ということを、私はこれまで語り続けてきたのでした。それが『生きている死者』であり、『死者の語り』なのです。」と文を締めくくる。

2013年7月24日水曜日

ひまわり

先日の大雨警報で急遽小学校は休日。その振り替え授業もあり夏休みは今日から始まるらしい。学校前に我が家はある。しばらく子供たちの歓声は聞かれそうにない。ただ、学校のプールに行く子供たちを目にするだろう。

それにしても暑い!昨夜はエアコンも扇風機もつけっぱなしにして寝ていた。熟睡したのか早めに起床。

例年咲いているとの新聞報道がある隣町のひまわり。今年は暑くてまだ見に行っていない。早く見に行かないと枯れてしまう?

昨日は午後から福屋デパートの7階画廊に行く。先日来から予定していた画家の個展。画家本人も会場にいらっしゃる。展示された7,8割の絵画は売却のマークがある。それにしてもどれも高価なもの。人気がある作家なのだろう。

その人から絵を習おうかなと思っている。だが、何といっても美術に疎い。習うなら10月から。考えよう!

絵を見終わるとそのまま本通りを抜けて広島県内産を販売する「夢プラザ」に立寄る。ここにある「黒豆玄米おこわ」のおはぎ3個入り1パックを購入。これまで買ったのは2回目。どんな上等な和菓子よりも県北の安芸太田町のおはぎは美味。

その後は、ドラッグストアでチョコラBBを2箱購入。ビタミンB、C、Eが我が家の必須アイテム。とはいっても偽者はご法度。昨日も似たような商品を出される。これはメーカー品に限る。元気の素はビタミン剤!?

それからシャレオの地下街に入ってフルート・レッスン会場へ。地下を歩いてもエアコンはそれほど効いていない。暑さで体力を消耗しそう。そごうデパートの地下に入るとやっと涼しさを感じる。

どうにか全体合奏のイメージもつかめてきた。戸惑っていた箇所のリズムも合った。アンサンブルも大丈夫そう。後はソロのみ。

先日のNHK「ゆうどきネット」で放送していた。62(ムニ)呼吸法。それは6つ息を吐いて2つ吸う。それを10分間すれば副交感神経のはたらきがよくなるらしい。これは冷え性を治す療法とか。冷え性ではない。だが、それをすると気持ちが落ち着きそう。

発表会では落ち着きがない。元々そうかもしれないが・・・。ともあれ、落ち着いて吹く練習をしよう。

夜になって友人から電話がある。バレエとコンサートの話だった。バレエの方はすでにその日の予定がある。コンサートは明日の話。だが明日の予定は夕方から詰まっている。午後のコンサートに一緒に行くことにする。

その人と話していてまた共通点に気付く。明日のコンサートはシャンソン。以前、半年習っていた。そう話すと驚かれる。その人も、2,3年習ったらしい。何とその先生はよく知っている人。これを聞いて吃驚。

その先生とは仕事を通じて知った。世の中狭い。もしかして明日は仕事がらみの人に出会うかもしれない。

ともあれ、コンサートに誘ってくれた人と電話で話すたびに共通点を見出す。他にもドイツ文学者の話でもそうだった。というよりも、その人とは関心が同じ方向に向いているのかもしれない。

いろんなコトを思いながら今日もブログに投稿する。

暑さに負けず、今日も元気を出そう!さてひまわりはどうしよう?

2013年7月23日火曜日

英仏間横断記事を見て

今朝の地元紙に「70歳スイマー英仏間横断へ」「西区の富永さん 日本人最高齢記録狙う」とある。プールの中でゴーグルを両手に持つ写真記事。水中の寒さ対策で皮下脂肪をつけるため体重も増やしたとか。

驚くべきはほぼ毎日5~10キロ泳いでいる。来月6日にイギリスの出発点に着き、13日に挑むという。ヒトゴトながら期待したい。

水泳といえば昨日も1キロ泳いできた。泳ぐといっても今朝の人のように毎日でなく週に一度のペース。これでもよく続いていると自己満足。これじゃダメ?いやいや、これでいい!

ナニゴトも人の一生でするモノ・コトは決まっている!?そう、食べることも、遊ぶことも、運動も・・・。

子供のころ、まったくといっていいほど運動をしなかった。その鬱屈したエネルギーは今、放出されるのか、いたって元気。これで運動面で人生プラス・マイナス・ゼロ。

母はよく言っていた。人の一生の食い扶持は決まっている。そう、食べる量も決まっている。

そう思うと何もあくせくすることもない。できることをできるときにすればいい!

それにしても今朝の記事は素晴らしい!この人の一生はドーバー海峡を泳ぎきることにあるのだろうか。

2013年7月22日月曜日

『生きるということ』

『黒い海の記憶』を読み終え、ブログの下書きにその入力をしていた頃、携帯電話が鳴り響く。電話の相手は公衆電話。もう何年も公衆電話からかかったことがない。しばし逡巡する。

思い切って電話に出る。まったく聞き覚えのない男性の声。だが相手はこちらの名前を知っている。

手元に暑中見舞いの葉書と封書がある。いずれも東京から差し出され、亡くなる直前に書かれている。だがその返事は出していない。

ナニゴトも素早くモノ・コトを片づける。それなのにその気にならなかった・・・。

公衆電話の主は東京から手紙を寄こした女性の夫だった。その声から「〇〇〇は亡くなりました。」。こういうとき、どう対応するのだろう、と思う暇もない。

「いつお亡くなりになったのですか?」と尋ねると「15日です。すべては終わりました。」。

会ったこともない昨日午後のその夫からの電話。お悔やみの言葉を述べて電話を切る。

その後のなんとも言い表せない気持ち。すぐわかちゃんに電話して話を聞いてもらう。20分くらいしゃべった後でかなり気持ちも落ち着いてくる。

送付された葉書と手紙。それにしても彼女はどうして2通も手紙を書いたのだろう。そしてどうしても返事を出す気持にならなかった私。とはいってもたとえ返事を出したとしても、その時はもう彼女はこの世にいなかった!?

出さなくてよかった、そう自分に言い聞かせる。

その矢先のタイミングよく『生きるということ』(黒井千次 河出書房新社 2013年)を読む。

 「何のために(書く)のか。(書く)とは確かめることであり、(生きる)ことの検証であり、その地点からまた歩きだすための深呼吸でもあるからだ。」13p

筆者はこう書いている。この言葉はまさにブログ投稿という手段で書いている私にピッタリ当てはまる。もしかしたら東京のその女性も生きている証で手紙を書いていたのだろうか。

23年半前の年末、成田空港から一人パキスタンのツアーに参加する。その年の3ヵ月半後、父が亡くなる。その旅の成田空港は、人・人・人・・・でごった返していた。まったく違う国へ出かける2人。長い出国の手続きの間、互いに声を掛け合う。それから23年が経つ。

昨年末から急に手紙が届くようになる。その手紙でパキスタンに行く時に出会ったと書いてあった。

旅友だちは多い。当然、年賀状だけの付き合いの人もいる。だがそのうちの3人とはもう会えない。年々年を重ねていく。人と出会えば楽しみも増える。だが それは哀しみともなってゆく。

もう考えまい。今日は今日。お昼から気分を変えて泳ぎに行こう。

それにしても来月の誕生日を前にしての65歳の死は若すぎる。ご冥福をお祈りします。

2013年7月21日日曜日

思い出に浸る

早く寝ると早く起きられる。当たり前のことかも知れないけれど今朝はそう実感する。

昨日は図書館で借りてきた本を読む。暑いといって家にばかりいても体に良くない。100円ショップで買ってきた腕まである白い手袋をして自転車で外に飛び出す。それには頭に帽子が欠かせない。

図書館に着く。だがエアコンがあまり効いてない。これじゃ、家のエアコンの中にいるほうがまだいい。本を受取るとすぐに家に引き返す。その後は家で読書三昧。

他にもフルートを吹いたりする。その合間に、秋から習おうかなと思う“絵”の教室をネットで探す。先日講演会に出かけた熊野町。ここは筆の里工房がある。以前出かけたとき、絵手紙が展示してあった。それを思い出し、その講師の名前を探す。広島市内にその人の教室があった。

その教室を見ていると、他にも“葉書”サイズの絵画教室を見つける。こちらは絵手紙でなく、本格的な水彩スケッチで花を描く。

同じ習うなら、ちゃんと習いたい。この葉書サイズに興味をひかれる。

ところがなんと、なんと。この先生について検索していると、市内中心部のデパートで来週水曜日まで個展開催中。何というタイミングのよさ。神様がいるとしたら「この人に習いなさい」と暗示されているよう。火曜日のフルートのレッスンに行く前、画廊に立ち寄ってみよう。

それにしても何かを感じる。

さて読書。昨日、本を読んでいると、もしかして・・・と思い当たる箇所がある。「・・・読者の方からお手紙をいただきました。・・・」の箇所。今朝早い起床の後、2階に上がる。だが頂いた手紙はいくら探しても見つからない。

諦めて他のものを見ていると懐かしい写真や人からいただいた旅のお土産などが出てきた。今から20年近くも前の写真数枚はすべて大きく引き伸ばしてある。いずれも人から貰った写真のよう。なんといっても若い!

我ながら驚く。やっぱり確実に年はとっている。もしかしたらその当時が一番輝いていた!?

ひろしまアジア大会でブータンにのぼせていたころの写真やアジアを勉強していたころに先生たちと一緒に写った飲み会での写真。楽しかった!

朝からその思い出にしばし浸る。

いくら年はとっても自分の人生では今が一番若い。これからもいろんなコトを頑張って毎日を楽しく!それには絵を習う!?

2013年7月20日土曜日

旅行説明会

昨日はお昼過ぎから旅行説明会に出かける。会場に着くと人はまばら。前の席に座り話を聞く。

一通りの旅行説明の後、質疑応答。その時、係りの女性が横に現れる。話をすると、今回の旅で電話予約を受取った女性だった。そして丁重に挨拶される。気安く誰彼と声をかけては後で悔やむ。そうならないよう参加者や係りの人と気をつけて応対する。

昨日は隣に現れた係りの女性の言葉もあり、とりあえず旅を予約。だが、催行されるかどうかが問題。「催行されますように祈ってください!」と係りに冗談をいうと、「毎日祈ります!」。

何となく催行されない気がする。人が集まればいいのだけれど・・・。

それにしても旅行説明会は以前からあったのだろうか。10年近く海外に出かけない間に、燃油サーチャージ、旅行説明会、相部屋不可と以前なかったモノ・コトの変化がある。

旅行説明会も昨年から今回で3回参加。旅の情報が分かり、資料も配布されて出かける国を理解しやすい。説明が終わった後、横の席の人と話をすると福山からの参加だった。午前の部と午後の部の2回、このためにわざわざ福山から来たという。

その人も出かけられる時に出かける、と話していた。皆、そう思って参加するのだろう。

昨夕はわかちゃんと夕飯を食べる。相変わらずしゃべりながら食べては飲んで楽しく過ごす。いつも家の近くのお店に行くのでつい長居になってしまう。

今日から小学校は夏休み?夏休みに入ればプールも人で混むだろう。泳ぎは月曜日にして今日は一日??三昧?

2013年7月19日金曜日

ワイン

昨日午前中、姉夫妻が我が家にやってくる。手にするモノはダンボール。その中にはピーマン、茗荷、きゅうり、ジャガイモ、タマネギなどの野菜が入っている。他には精米したての白米10キロ。その半分を貰う。だが貰うばかりでは悪い。我が家にあるモノを託ける。

その後、3人で車に乗って墓参り。姉の夫は軍手に鎌を持って墓地へ行く。我が家の隣の2軒分の墓地はまだ墓が立っていない。他所の墓地なのに姉の夫は鎌を手にして草を抜く。玉砂利を敷き詰めた我が家の墓地もその間から草が生える。それも抜いてもらう。暑い中、何から何まで姉の夫のお世話になる。あり難い!

昨日はお昼を姪も加えて食べに行く予定だった。ところが年に2度の一般検診の日。仕方なく皆での食事はお預けにして午後検診に出かける。昨日の段階では異常なし。血液検査の詳細は後日送付されるとか。それも大丈夫だろう。

夕方はスペイン語講座へ出かける。講座の始まるまで先日のフラメンコの話で盛り上がる。チケットをくれた人はフラメンコを踊っている。靴や衣装について質問すると、すべて自前とのこと。採寸して体に合わせる。だが、だが何かと飲み食いが多く、その後はウエストもあわなくなると笑って言う。

 ワインの持参は喜んでもらった。コンサートなどで有料のチケットを頂く場合、大概ワインを持参する。ワインは、価格もいろいろあって選びやすい。

 ワインといえば、昨日姉にお土産のチーズを渡すと「これだけでは何か足らんね?」と笑って催促する。人に頂いたワインがある。だが家ではアルコール類はほとんど口にしない。それを姉に渡す。

忙しい一日は終わった。今日も暑い。元気を出して今日も頑張ろう!

2013年7月18日木曜日

アブラゼミの初鳴き

今朝はこの夏初めてセミの鳴き声を聴く。ジージーと鳴くアブラゼミの声も夏の風物詩。他にも伊呂波もみじと紫陽花に挟まれてひっそりと咲いている薄紫の桔梗。同じ季節に植えた鉢植えの皇帝ダリア。背丈は1メートルを超え、屋根まで届けば花も咲く?

生きている動植物。どんなに異常気象であってもそれぞれ時季をあわせて鳴き、咲き始める。

今朝の地元紙を見ると「アブラゼミ、猛暑知ってたか?初鳴き全国一斉前倒し」とある。広島市は16日の昨日初めて鳴いたという。

人間様のように時計も持たず日付もわからない動植物。自然の息吹を素早くキャッチして一斉に鳴いたり咲いたりする。素晴らしきかな生き物!また暑いとか寒いとかも言わずに・・・。

今日は母の月命日。姉夫妻ももうすぐ我が家にやってくる。自堕落な生活を嫌っていた母。「今から暑い、暑い言うてどうするん?」と言われぬよう、今日も暑さに負けず元気を出そう!

2013年7月17日水曜日

冷静になって

昨夜BSでクロアチアを放映している、と友人からの電話。まるで目にする光景は中国の九寨溝のよう。湖に落ちている倒木。それは炭酸華となる。真っ青い湖に沿って何処までも続く木道。その二ヶ所の違いは3500mと600mの高度の差。

 昨朝、旅行社に電話して9月の旅をキャンセル。旅ポイントがかなり貯まっているので、そのほぼ全額を9月の日帰り旅に予約する。ついでにクロアチアの説明会も予約。

 午後からはフルートのレッスンに出かける。行くまでしばし練習。ロングトーンもチョッピリ長く吹けるようになった。もっと長く吹けるように練習、練習。 どうにか全体合奏も形になる。だが、何箇所かリズムがあやしい。ボイスレコーダにその箇所のみ録音。

楽譜の音でなく、ラやシの音で使い分けて先ずはリズムをつかむようレッスンを受ける。今週の課題はその箇所を楽譜どおりのリズムで吹くこと。頑張ろう!

今日も暑い一日となりそう!

暑くてもすこしは冷静になって山形孝夫『黒い海の記憶』を読もう。この本は山形氏が各地で行った講演が元になっているらしい。興味ある本なので早く読もう!今日も元気で!

2013年7月16日火曜日

フラメンコ・コンサートに行く

暑い季節、ナニゴトもすっきりと風通しよくしよう。

9月に予定していた海外の旅。相部屋の人にキャンセルの電話。理由は聞かれずホッとする。 今年になって旅を共にすることで2度つまずく。同じことの繰り返しでは進歩がない。「何か変 ?」と思った人とは行ってはいけない。逡巡した揚句、キャンセルに行きつく。

 夕方には気持ちも落ち着く。友だちを誘ってフラメンコのコンサートに出かける。 会場は郊外にある区民文化センター大ホール。チケットはスペイン語講座で知り合った隣の席の人にいただく。チケットを受取る先週、電話番号と名前を交換し合う。 

昨夜は区民文化センター近くに住む友人の車で会場へ。出演する人はフラメンコを習って1年余り。想像以上に華やかな舞台演出とフラメンコの踊り。スペインで見たフラメンコショーに決してひけをとらない。東京からのギタリストも有名らしい。 リズム感あるフラメンコの演奏。ギターと奏でるパーカッションとその歌声。まるでコーランのアザーンのように。

トリはスペイン人のフラメンコの先生。さすがに上手い!プログラムにもあるように「リズムや足、基本をとても重視したレッスンで、時にはとても厳しいレッスンになります。」とか。

 舞台を見ていてダンスを習うとしたらフラメンコ、と思った。 デパートでワインボトルに麻の袋が巻いてあるスペインの赤ワインを持参して聞きに行く。 最近、続けて見たクラシック以外のコンサート。内なるエネルギーが一挙に吹き出しそう。 

激しいフラメンコのリズムに負けないように、今日も元気を出して!

2013年7月15日月曜日

出くわす

人とのコミュニケーションで一分間に要点を3点あげて話をする。それには1点を15秒で話をまとめる癖をつけるといいらしい。しゃべればそれが記憶される。斎藤はとにかくしゃべりまくれ、という。 

日本人は本を読む時も日本語で考えながら読んで思考をつける。話をする時は相手の目を見てうなずき、微笑んで合図地を打つ。それには話し手に臍をむけて聞くこと。これは当然と言えば当然。 今まで講演をして眠らせたことはないとか。しゃべくる、しゃべくる。

資料は両面コピーで11枚。 人の話す音を漢字と仮名混じり文に変換しながら聞くのが日本人、と齋藤はいう。そして本を読めば別の人生を生きることができ、自分以外の人を理解することができる。さらに本を読んで感動すると生きる力を育てる効果があるという。

東洋人の文化は「無」。それは空(くう)とゼロ。共にインド人が発見した。この二つは集中力を鍛える。それには無の境地になることで集中したかどうかが大事。これが悟りになる。 

講演者の実践をまじえて会場一体の楽しい講演会は終わる。席は最前列。講演会の場所は日本一の筆の産地、熊野町、講演者は明治大学教授齋藤孝。講演の題目は「生きる力を育てる読書力」。

振り向いて外に向かっているとじっと笑って顔を見る人がいる。こんなところに知り合いはいない。瞬間気づく。なんと20年ぶりで出くわす。中国語を習っていたときの人。びっくりというか驚きすぎてしまって.···。

車で途中まで送ってもらう。その間、しばし20年ぶりの話をする。全く当時のままのものと変化があったと思われるその人。だが話していてなんの違和感もない。変化がないといっても20年の間、頑張った(?)と話す自分がいる。その人は先程の斎藤の話ではないけれど、ただ微笑んでうなずいている。

2013年7月14日日曜日

“山河”

人は誰にも欲望がある。また人にしかない欲望、それは美の欲望。そうであるならば美しく生き続けることこそが人 生。 これは昨夜、小椋桂から学んだこと。

昨夜のNHK公開放送収録はよかった!久しぶりに聴く歌。そこにはクラシックとはまた違う世界が広がる。歌の持つすばらしさ。タイトルは「いのちのうた」。

昨夜から何度YOU TUBEで聞いただろう。小椋桂の“山河”。

この歌詞に込められた意味。聴くたびに自分の人生を問われる。 他にも多くの人たちが歌う。どの人の歌も素晴らしい。テレビで見る歌番組。だが、会場で聴く歌は聴くものを感動させる。

8月2日夜7時半、NHKローカルで放映。評判がよければ全国放送になるらしい。

最後の曲に感動し、涙を流す。バスで帰路に向かう途中、隣の人は三原や尾道から駆けつけたといい、来た甲斐があったと話していた。昨夜のお土産は1階席の人のみに配られたLEDの丸いライト。これを手にして3曲ほど左右に振る。まるで蛍が飛び交うよう。

このライト。旅行にもって行くのに丁度いい。電池がなくても明るく照らす。

昨日はまた、宮崎の方丈様からスリランカの寺院を描いた絵手紙をいただく。お寺のHPも忙しくて更新できないらしく、「年はとりたくないのが実感!旅行にも行きたいし…。明日は上京!!」とも書いてある。何とあり難い絵手紙。絵は下手だけどもしかしたら絵手紙は書けるかも…。習いに行こうかな!?

今日はお昼から斉藤孝の講演会に出かける。歌でなく、いいお話が聞かれそう。

2013年7月13日土曜日

朝曇りは照ろうがために

「朝曇りは照ろうがために」、母は曇り空の日はよくそう話していた。昨日も今朝も曇っている。だがこの時間になると太陽は燦燦と輝く。というよりも焼き付きそう。朝から暑い!

昨日は暑さもピークを迎える午後2時頃から泳ぎに出かける。さすがに平日、子供たちの声はしない。大人だけのプールは泳ぐヒトが土日よりも多い。1コースを2人で泳ぐ。 泳ぎ始めに同じコースの人とすれ違う時、少し接触。すぐに立って歩いてプールの端に移動する。

係りから大丈夫かと声をかけられる。 大人同士で泳ぐ時、これが怖い! 気分を変えて再度泳ぐ。途中で水中歩行の女性から声をかけられる。立ち止まって挨拶をする。

顔なじみのヒトでも名前を覚えていない。だがその人はいつも姓で声をかけてくる。 昨日、名前を再度尋ねる。「呉の宮原通りの宮原さん」で覚えると話す。これでその人の名前を覚えるだろう。

名前を覚えていないヒトでもプールに入るとよく挨拶をされる。余り人の顔を覚えていない。その都度名前を聞くのも変な気がする。そんな時は会釈だけする。

いつもの如く1キロ泳ぎ終えて更衣室に行くとさっきの人と一緒になる。その人からいろいろ聞かれ、車で最寄駅まで乗せてくれるという。遠慮なく車に乗ると、その人が名前を呼ぶ意味が分かった。

「福山のヒト?」と聞かれる。その人の本籍が福山で元の本籍地と住所が似ていた。だからその人はすぐに名前を覚えたという。

 父の弟が11年前に亡くなる。その不幸に姉と参列する。その際福山市役所によって本籍を現住所に変更した。 そのヒトはさらにお墓のあるお寺を聞いてくる。父方の墓地は父が亡くなって母と2人で参ったことがある。親戚に聞かなくても墓参りができるようにと母は連れて行ってくれた。だがそれ以降、一度も墓参りに出かけていない。当然お寺の名前も知らない。

母は舅、姑から大事にされたといつも話していた。だから我が家の仏壇にはその2人が身延山へ修行の恰好で参拝した際の写真が飾ってある。その2人のうち、祖父だけ姉は知っているらしい。

ともあれ、昨日のプールの女性との話から世間は狭いと感じる。 どこへ行っても声をかけられやすい。スペイン語の友人曰く「遠慮がない!」。そうかもしれない。普通に人と気軽にしゃべる。とはいってもこれで結構人には気を使っているつもり。そう思うのは自分だけ!?

今日も暑い!元気を出そう!

2013年7月12日金曜日

フラメンコのチケット

曇り空の蒸し暑い朝を迎える。 

昨夜は夕方からスペイン語講座へ出かける。文法中心の授業で昨夜は前置詞。大事なコトは教科書以外にもプリントで補充して講義される。何と電話番号を言うにも冠詞がつく。その番号は2桁ずつ区切って読む。 

先生にその箇所を当てられる。スペイン語読みの数字を余り覚えていない。大学ではとりあえず15まで覚えればよいと言われた。だが、今やそれも言ってはおれない。しばらくは数字の読みを覚えよう。 

講義の始まる前、知り合いになったヒトからフラメンコのチケットを受取る。話をしていると講座の他の人も他のコンサートで出演するとか。また、先生もギターで出演されるらしい。 先生からはスペインのプロサッカーを広島で応援するNPOの人たちのビアガーデンの話もでる。デパートの屋上であるらしい。

 スペイン語を学んでいてもそこまでスペインにのめりこんでいない。のめりこみ方で言えば中国語を習い始めた頃の方が半端でなく上。ところが先生はかなりスペイン通。また他の人たちもフラメンコを通してのめりこんでいる。夢中になることは何と幸せなことか。 

先ほど、朝食を食べながら朝刊を読む。最近新たな人のブログに行き着く。国際政治、それもアラビアが専門の高橋和夫のブログ。アラビアに関してはイスラムが付きまとう。そのイスラムがわからない。 一昨日の高橋氏のブログに今朝の記事は投稿ズミ。

これじゃ新聞の意味がない。こういう例は他の著名人にも見られる。それがいつのまにかまとめられて一冊の本になる。このサイクルでは本の情報が一番遅い。これが本の売れない理由の一つ!? 

今日はお昼から泳ぎに行こう。蒸し暑さを吹き飛ばして今日も元気で!

2013年7月11日木曜日

すべては心の持ちよう!?

関東地方では連日最高気温が体温をはるかに超えて39度まで上がる。こうなると外には出歩けそうにない。かといって家の中ばかりいると運動不足になる。

広島の昨日の最高気温33度。暑くてもよく眠る。とはいってもエアコンは欠かせない。

昨日は朝早く、今週末にあるNHKの公開放送に誘ってくれた人から電話がかかる。チケットは当たっても当日入場券と引き換えねばならないとか。会場から自宅が遠い人なのに、わざわざそのためにチケットを受け取りに出かけ、再度夕方聞きに行くという。聞きに行くだけのモノとは違って何とあり難い。

その後は予約の本を受取りに図書館に出かける。午後も予約確保のメールが入り、再度それも受け取りに行く。暑いといって家に引っ込んでいてはいけない。なるべく体を動かそう。

借りてきた本を一気に読む。この本は糸井のブログ「ほぼ日刊」にアップした徹子さんとの2日にわたる対談をまとめたもの。

「わぁ」とか「面白い」とか、思ってると、頭の中の、間脳から、ナチュラルキラー細胞というものがピューピュー出て、それが血管に入り、免疫を高めてくれるのだそうです。・・・私は別に、年をとって、生き生きとしていたいから、「わぁ」と言ってるわけではないので、子どものときから「わぁ」と言って、そのまま大人になってしまって、「わぁ」といまでも言っている人間なのです。218p『タマネギのひみつ』(黒柳徹子 糸井重里 祥伝社、2013年)

この文章から気付く。2,3日前のNHK「クローズアップ現代」。話題は腰痛。国民の2800万人が腰痛とか。だが、本当に腰痛の人はその中の15%に過ぎない。残りの人はストレスに関係していると言う。

人間の脳のある部位から痛みを感じるとそれを除去する物質がでる。ところが腰痛の人はストレスが勝ってしまい、それがある物質を出なくさせる。これを愛知医科大学の精神科医を交えたグループが突き止める。眠られない人に眠る薬を服用させるのではなく、漢方薬などの眠る成分が入ったものを飲ませる。すると1年くらいで半分の痛みが取れる。ということで腰痛はストレスが引き金になっていると話す。

すべては心の持ちようが人の体を支配する。

徹子さんの話す「わぁ」や「面白い」も多分にそのことに由来するのだろう。

今朝の地元紙を読むと明治大学の斉藤孝氏の講演会がある。まじかに迫っているのでダメを覚悟で先ほど主催者に電話すると当日早めに来れば入場整理券を確保してくれると言う。何とあり難い。

ストレスに負けず、そう、今日も元気溌剌!ちなみに溌剌とは「広辞苑」によると「魚が元気よくとびはねるさま」「元気のよいさま」。飛び跳ねるのは明日の水泳で…。

2013年7月10日水曜日

暑さ対策

33度の気温は今日で3日目。暑さとの闘いは始まったばかり。先が思いやられる。

昨日午後、フルートのレッスンに出かける。午後3時過ぎ。暑さはピーク。 全体合奏、アンサンブル、ソロの3曲をさらってもらう。その始めにロングトーン。最近家でロングトーンを練習すると20秒くらいまで吹けるようになった。意識して吹くともっと長く吹けるかもしれない。頑張ろう。

レッスンでは全体合奏の練習不足が出てしまった。どうしてもソロの曲の練習が多い。そのソロ。曲にも出てくる半音階の練習が今週の課題。これも頑張ろう。

梅雨は明けた。「女子会ビアガーデン版」の季節がやってきた。これは昨夜届いた女子会NO.4さんからのメッセージ・メール。その人は昨夜、ベルギー、フランスに向けて飛び立つ。その少し前、いつ飛び立つのか以前のメールを確認したばかり。メールを見て吃驚。以心伝心はある!

メールには「『NO.4が居ぬ間に…なんとやら』ではないけど私も一緒に連れてってよ~」とある。そしてメールの終わりには「今日も元気で!」と真似をされる。4人揃って楽しくするのが女子会。そう電話で話そうとする。ところが電車で娘さんのいる東京へ移動中であまり話せない。楽しい旅行を、と返信メールをする。

皆が揃う今月下旬にビアガーデンで女子会をしよう!

暑い季節。楽しいことを考えて暑さを乗り切ろう!今日も元気で!

2013年7月9日火曜日

ピエロ!?

昨日は平年より13日早い梅雨明け宣言。これから暑い日々との長い闘いがはじまる。昨夜は蒸し暑く、エアコンを除湿にして眠る。

昨日は合唱の日。友人を含め同年齢の3人が見当たらない。1時間歌って休憩。いつも車に乗せてもらう人から「お昼を食べに行こう!」と誘われる。休憩後、さらに1時間歌う。イタリアの歌を原語で練習。

終わると6人で食事。ここで笑った!格好な話題の提供者となる。というか餌食にされる。

何でも楽しく、面白くが底辺にある。人様に迷惑をかけない程度ならばそれもOK。子供も旦那もいると思われたのか、それとも「いて当然」の時代なのか。隣の人は「結婚は免許皆伝じゃけえ、もうええ!」。それを聞いて「無免許!」というやいなや集中砲火を浴びせられる。その反応が可笑しい!

いつになく人の話を冷静に聞く自分がいる。皆、好き勝手にそれぞれ問いかけてくる。ただ一人その様子を黙って聞く会長。さすが会長だ。そしてご自身が独身であったならばとその理想をのべられて人間は一人だからと話される。

それにしても「免許皆伝」は可笑しい。それに反して車も何もかも免許なし。

余りに可笑しいので昨夜、休んでいた友人に電話報告。咄嗟のきりかえしでよく言ったと笑われる。

「免許皆伝」と話した人はサークルの中でも特に親切。レストランへの行き、帰りの最寄駅までも車で送って下さる。別れ際は「休まずに来るんよ」と諭されて。

変な人たちじゃない、と咄嗟の判断なのか、ポンポンと言葉が出てしまう。それが可笑しいらしい。

暑い夏。暑さを笑いで乗り切るピエロがいる! 気を取り戻してデパートのチケット·サロンでクラシックの夕べのコンサート·チケットを購入。

さあ今日も楽しく! 

2013年7月8日月曜日

元気溌剌!

広島の梅雨明けはどうなんだろう。昨日も夕方から蒸し暑くなったと思ったら大雨が降る。寝苦しい夜だった。

昨日、お昼も食べずに2時から泳ぎに行く。日曜日の午後、泳ぐ人が多いと知っていながら出かける。泳ぎ始めは一人でコースを占領する。それも15,6回泳ぐと泳ぐ人もどんどん増える。17往復したところで水中歩行に切り替える。昨日は850m泳ぎ、150m歩いた。

TVで見たリカバリ。泳ぎ始めてその通りにやって泳ぐとアップアップしそうになる。体のリズムが崩れる感じ。だが、少しは前よりも前に進む気がする。平日の人が少ない時を見計らってリカバリの練習をしよう。

7月になって市立の公共施設は老人も半額負担となった。その影響なのか、所謂老人の利用が少なく感じられる。というよりも元気な子供たちが多い!?

泳いだ後、これまで鼻水が止まらなかった。だが昨日はそうでもない。鼻水が止まらない時はもしかしたら少しは風邪気味のときかもしれない。気をつけよう。

今日はこれから歌を歌いに出かける。元気溌剌、今日も一日楽しく!

2013年7月7日日曜日

「オレって老人?」

関東地方は昨日、梅雨明け宣言あり。だが、広島は今朝も蒸し暑い。部屋の気温28.5度、湿度73%で電波時計は不快を示す。

昨日も蒸し暑い一日だった。それは人の行動を狂わせる。

スペイン語を終えて友人と食事後、駅のホームに向かう。なんと、けたたまし異常を知らせるサイレンの音がどのホームからも鳴り響く。初めて目にする光景だ。

友人は可部線のホームで乗車、呉線、山陽線はそのホームを隔ててある。赤く点滅する異常事態のサイレン。近くにいた高校生に尋ねると可部線ホームに人が転落したとのこと。可部線は駅に着く途中に、事故が起きたらしい。乗客は列車に閉じ込められたままでいる。ホームはいずれも人、人、人・・・。

しばらく様子を見ていると駅アナウンスが流れ、事故の模様を放送する。それを聞いて友人からタクシーで帰ると携帯に電話が入る。その電話を聞いてすぐバス停に向かう。

家に帰るバスは一年に一度乗るかどうかでほとんど利用しない。昨夜は運よくすぐに帰りのバスが到着。

今朝の新聞を見ると60歳代の女性が転落、とある。その前日も呉線で人身事故が起きたとか。

それにしても昨夜はどの線もすべて列車は止まった。自宅最寄駅もひっそりしている。

昨日は午前中、ゆっくりする。ところが、お昼前突然の来客がある。姪が子供3人を連れてやってくる。お昼を食べようとしていた。すぐに5人で姪の車で食事に行く。姪とは会ってもチビたち3人は何ヶ月かぶりで会う。ちょっと会わない間に大きくなっている。

食事中もそれに気付く。一番下の5歳のチビも一人で何でも食べる。上の9歳と7歳もよく食べる。育ち盛りだ。姪も上手に注文する。いろんなものをとって食べさせている。こうなるといくら年はとっても親である姪にはかなわない。やはり母は強し!

今朝の朝刊に「オレって老人?」と南伸坊が話している。「同級生を見ていると、自分を老人とは思っていない。僕も実感がないし、年齢も気にしていない。」。

確かに。決して老人とは思ってはいない。むしろ若い頃、何も出来なかったし、しなかった。その反動がここにきて何でも出来そうになる。「オレって老人?」どころか・・・。

同級生と話していてもそれは人によってわかれる。もはや走ることや飛び上がることさえ出来なくなったという人もいる。これを聞いて驚いてしまう。

昨日のスペイン語は先生が2ヶ月、娘さんの住むオーストラリアへ行かれる。その間のピンチヒッターの若いペルー人の男性も同伴で講座は始まる。

昨夜のテーマはなぜスペイン語か。学ぶきっかけなど一人ずつ話す。以前、そのことをメモしていたのでそれを読む。

学ぶきっかけは人それぞれ。人の話すスペイン語は余りわからない。それでも先生の話すスペイン語で何度も出るキーワードは素早く電子辞書で検索。ほかの外国語と違ってスペイン語は発する語彙を検索しやすい。これは習い始めて気付いたこと。

昨夜も何度も出るキーワードをスペイン語で質問する(せめてスペイン語で質問できるようあらかじめ覚えておいた)と固有名詞だった。

耳にするアルファベットで検索すればいい。かなり聴く訓練になる。

さあ今日はこれから軽くお昼を食べて泳ぎに行こう。蒸し暑さを吹き飛ばして・・・。

2013年7月6日土曜日

♪雨がふります。雨がふる。・・・♪

 作詞 北原白秋 作曲 弘田龍太郎

雨がふります 雨がふる
遊びにゆきたし 傘はなし
紅緒の木履(かっこ)も緒が切れた

雨が降ります 雨がふる
昼もふるふる 夜もふる
雨がふります 雨がふる

今朝の新聞によるとこの先1週間は雨の予報がない。ところが、ところが次第に外は真っ暗になり、雷が鳴り響いて大雨になる。ふと頭を掠めた曲が「雨」。それにしても赤ちゃんに向かって靴を履かせるとき「かっこ、履く?」といっていた「かっこ」が「木履」とは・・・。驚いてしまう。

梅雨の時季、この曲は似合う。また、歌詞がとてもいい。小さい頃は木の履物だった。下駄もぽっくりも履いた。懐かしい。

昨日は午前中、先日お寺の便りを贈ってくださった方丈様にお礼の手紙を書く。頂くばかりなのでその中に少しばかりの喜捨を入れる。夕方は広島交響楽団の定期演奏会に出かける。

昨夜の定演は第331回。演奏テーマは色彩の魔術と題され、常任指揮者秋山和慶にかわって高関健、演奏曲目は下記の通り。

J.S.バッハ  ♪プレリュード第8番変ホ短調
       ♪トッカータとフーガニ短調BWV.565
       ♪アンダンテ・ソステヌート ハ長調
       ♪シャコンヌ ニ短調

ブラームス  ♪ピアノ四重奏曲第一番ト短調Op.25

昨夜の聴衆はいつもと違って高校生が多かった。主催者側の何かの配慮があったのだろうか。いい傾向と思う。終了後は楽団員との交流会がある、との放送もあった。ビール会社の賛助で開催されるとか。

今月はなぜかコンサートが多い。昨夜を含めて5回は聞きに行く予定。それに月末近くには「クラシックの夕べ」と題されたコンサートが広島の地でワールド・ピースを奏でる。その出演者に天満敦子、ブーニン、秋川雅史、佐藤しのぶなどのそうそうたるメンバーが出演する。チケットは1万2千円からと高い。夕方、スペイン語講座に出かけるのでその時にでもチケットを購入しよう。

今月は他にも広島県立美術館主催の神戸の美術館に出かける予定だった。ところが、申し込むのを躊躇していたため、予約待ち13人目。その是非はいつ決定かと聞くと何と前日でないとわからない。これでは予定が組めない。仕方なく諦める。なんでも思った時に行動しないといけない。今流行の人の言葉ではないが「買うなら、今でしょ!」。

昨日は他にも図書館の雑誌で有馬稲子の記事を読む。なんとHPを開設している。そのタイトルは「有馬稲子の喜望峰」。これはいいネーミング。

早速家に帰ってHP を閲覧する。しばらくはこの人に目が話せない。

HPのネーミングといって思い出す。このブログのタイトルをつける前、小さい頃につけられていたあだ名をタイトルにすると姪に告げる。姪はそれはよくないという。もしもそのタイトルにしていればその理由を聞かれるかもしれない。やっぱりしなくてよかった!?

それにしても「・・・喜望峰」はいい!

今日も雨にも負けず、頑張って!

2013年7月5日金曜日

フリオ・イグレシアス

降り続いた雨も今朝はやっと止む。それにしてもすごい雨の量で昨夜はスペイン語講座へ出かけることを急遽断念。

昨日午前中は雨が小康状態を見計らって友人宅において帰った自転車を取りに出かける。その後は家で大人しくしてタブレットで遊んだり、フルートを吹いたり、テレビを見たりして過ごす。家でじっとすることが余りないため退屈この上ない。

それでもNHK・FMで流れるフリオ・イグレシアスの歌にひかれ、すぐにタブレットで探す。だが曲名がわからない。探していると知っている曲もある。だが昨日の曲名はやはりわからない。

それにしても世界的な歌手なのだろう。YOU TUBEのサイト・ビューもかなりの人数。何百万単位で見ているものもある。ビュー数の多いものを選んで聞いてみる。どれも素晴らしい。ましてスペインの歌手と知ってますます興味を覚える。しばらくはこの人の歌に夢中になりそう。

どの曲でもいいから、スペイン語で歌えるように練習しよう。

それにしても・・・とふと思う。スペイン語を学びだして段々と関心も広がっていく。ということは他のことでも関心を示せばもっともっと世の中楽しくなるはず。退屈を吹き飛ばすためにも何か他にも挑戦!?考えよう!

今日は夕方、広島交響楽団の定期演奏会に出かける。本来ならば泳ぎに行く日。だが、泳いだ後は予定を消化できそうにない。

泳ぎは日曜日にお預けにして演奏会に行くまで図書館へ行こう!今日も元気を出して!

2013年7月4日木曜日

報告!

昨日の午後から雷をともなう雨が降り続く。

昨日お昼前、自転車に乗って外に飛び出す。眼科に着くとわかちゃんからメールが入る。すぐに電話をかけると、家に来るようにとのこと。お昼の食料など購入して一緒に食べる。その後は他愛無い話をして過ごす。しばらくすると外が真っ暗になる。窓を開けると大雨。これでは家に帰れない。

外の様子を見ながら話し続ける。午後3時ごろ、雨も小雨になる。自転車をわかちゃん宅に置いて傘を借りて歩いて帰宅する。

今度は妹からメールが入る。朗報だった。妹の長男に2人目の子供が10月に誕生するとの話。すぐに電話をかけなおすと通じない。その旨メールをすると妹から電話が入る。その間、姉と電話をしていたらしい。

妹は大阪の豊中市千里に住んでいる。母を介護していた頃、留守にする度、毎週のように妹に母を見舞ってもらった。ところがそれもなくなると会うチャンスも少なくなる。

だが、昨日は姉妹3人の電話が飛び交う。互いに健康を気遣う年代になった。皆、元気のようで一安心。

昨日の主役は妹。さすがに嬉しそう。長男の電話で朗報を知ったようだった。妹は長男からお正月は男児4人(長男と長女の子供はすべて男児。生まれる子供も男児の予定)になるけど大丈夫か、といわれたと嬉しそうに話す。

「男の子」は我が家の父が一番望んでいた。子供3人も女、孫も妹の長男を除いてすべて女。ましてやひ孫も上の2人は女。ところが3人目のひ孫から続けて5人も男ばかりになる。

早速母に報告する。母はこれを知ってどういうだろう。きっと「どっちでもええよねえ。元気じゃったら」、と言って喜んでくれるはず。

それにしてもゴロゴロと雷がなり響く。今日は外に出るな、ということだろうか。

2013年7月3日水曜日

ボルグスケールほか


今日は最高気温26度、最低気温23度。その気温差は3度。気温は高くならなくても蒸し暑い一日となりそう。

昨日はスイミングの番組の再放送と本放送の2回分を見る。その中で、“ボルグスケール”というキーワードを知る。泳ぐ際の息継ぎが思うようにできないときの呼吸困難感らしい。これができるようになればいくらでも泳ぐことが可能と講師は話す。そうだろう。

番組は息継ぎとクロールの手のリカバリの模様を放映。17年前に一念発起してスイミング教室に入る。それまでは友人に教えてもらって我流で泳いでいた。ところが教室に入るとそれは泳ぐとはいえないらしく初歩から教わる。

水泳にのめりこんでいたその当時、どうしても泳ぐようになりたかった。水泳教室のNHKテキストも買ってTVを見て学んだ。それでも収まらずスイミング教室へ入る。

昨日はテレビのリカバリのやり方を見ながら立ってまねをする。即実行するのが最善の方法。だが、生憎今日はプールの定休日。次回プールでやってみよう。ちゃんとしたリカバリができれば、もっと早く泳げるようになる!?

昨日午後はフルートのレッスンに出かける。発表会のアンサンブルの曲“Arioso”の楽譜を頂く。バッハの作曲。昨夜から何度もyou tubeで聴く。いつもながらどの曲もきれい!パート3を吹くことになった。

その後は、ロングトーンの練習。前回、先生から意識してロングトーンを吹くように、とアドバイスされる。そのように家で練習すると13秒位まで音が出るようになった。もっと長くできるように練習しよう。

他にも全体合奏の曲とソロの曲をさらってもらう。ソロの曲も感じがつかめてきた。頑張って練習、練習!

今日も元気で!

2013年7月2日火曜日

まだまだ青春!?

起床後、射していた太陽も一瞬にして曇り空に変わる。

新聞の番組欄を見る。再放送ながらも今、関心を持っているスマホやタブレットとスイミングの2つの放送がある。今朝は自転車で出かけず、午前中はこの2番組を見よう!

昨日、合唱に行く前、急遽思いつく。2階の箪笥を見るとこれまでの夏服がある。その中の一部を持って降りて試着する。体重は若い頃とほとんど変わらない。ただ変わったのは腕の付け根。これは仕方ない。40歳代半ばから水泳らしきことを始める。

それも2年前から毎週のように泳ぐ。そのため上半身は少しは鍛えられたのだろう。何も運動をしていなかった高校時代の胸囲と比べると10センチも大きくなる。当然肺活量も15年前に測ったときは高校時代よりも500ml増えていた。

肩の周りに肉がつくのもしかたがない。それはもしかして運動よりも年をとったせいかもしれない。ともあれ、昨日は肩を出す服は着られないと知る。

ノースリーブは着られなくても若い頃と比べると元気だ。なんでも年齢に正比例して衰えていくとは限らない。

ここで余談。昨日の合唱の人の中に、80歳目前の人がおられる。フリルの着いたワンピース姿で黒のサングラスをかけて真っ赤な車を運転されている。まだまだ青春!?見習おう!

今日は夕方からフルートのレッスン。それまではTVをみて、自転車に乗って、フルートの練習をして・・・。今日も頑張ろう!

2013年7月1日月曜日

人に惑わされないように!

日中は暑くなった。だが、山を見上げると緑がまぶしいほどきれい。空気が澄んでいるからだろう。

昨夜は友人にもらった“北あかり”というジャガイモをレンジで3分チンして食べる。ほかほかになったジャガイモをマヨネーズとトマトケチャップを和えて食べる。なんといってもジャガイモが甘い!昨夜は2個食べた。美味しいので今日も食べよう。

ジャガイモ・パワーで元気が出たところで今朝は合唱に出かける。来週1回練習すれば、8月は夏休みらしい。先ず発生練習を先生のピアノの旋律に合わせて30分位する。その後は、秋のコンサートに向けての練習となる。皆の足を引っ張らない程度に頑張ろう。

今日は歌の本を購入する。知っている曲もあれば知らない曲もある。イタリアの歌は原語で練習するとか。これも楽しみ!

練習が終わると7人でお昼を食べに行く。毎回誘っていただき車で連れて行ってもらう。あり難い。今日は合唱団の会長の旦那さんも同席されて楽しい食事会。

お二人を見て何と感じの良い夫婦!と思ってしまった。東北の大学で教師をされていたらしく、定年後、同じく大学で教えている息子さんの住む広島に在住。時々、故郷へも帰られるらしい。

奥様である会長は先日までスイスの山へ行かれ、その話で盛り上がる。マッターホルンやシャモニーモンブランの話もされていた。絵画が趣味らしく、山の絵を描くための旅行かもしれない。

そういえば、今届いた東京の人の手紙に海外に出かけて何が一番の楽しみかと聞かれる。さてさて、私にとって何が楽しみで海外に出かけるのだろう。言われて見て初めてそのことに気づく。

一番は異文化体験。すべてはそうかもしれない。日本にいてはわからないモノ、コトに触れ、自分自身もその場所にいて変わっていく。多分そうだろう。なんといっても楽しくなる自分が好き。

海外といえば昨夜は嫌な気持ちを味わう。旅に出ていろいろな人を知る。長く年賀状をやり取りしている人もいる。昨夜、その中の一人から夜、電話がかかる。もう何年も話をしていない人だ。

久しぶりの旅の話の後、その人の結論は参院選の投票依頼の電話と気付く。宗教色のかかった人を応援しているのだろう。相槌だけ打って電話を切る。

めったにこういう人にはお目にかからない。宗教や思想で近づく人は要注意!そう思った。

宗教といえば、先ほどスリランカの旅で知り合った方丈様からお寺の通信便りが送られてきた。これも宗教といえばそうだけど、政治がらみは見られない。まして、旅の最中から便りは送ると話されていた。そしてお坊さんであることも最初から話されていた。だから、腕輪念珠も下さった。

世の中、いい人もいればそうでない人もいる。

人に惑わされないように確かな目を養おう!