人とのコミュニケーションで一分間に要点を3点あげて話をする。それには1点を15秒で話をまとめる癖をつけるといいらしい。しゃべればそれが記憶される。斎藤はとにかくしゃべりまくれ、という。
日本人は本を読む時も日本語で考えながら読んで思考をつける。話をする時は相手の目を見てうなずき、微笑んで合図地を打つ。それには話し手に臍をむけて聞くこと。これは当然と言えば当然。
今まで講演をして眠らせたことはないとか。しゃべくる、しゃべくる。
資料は両面コピーで11枚。
人の話す音を漢字と仮名混じり文に変換しながら聞くのが日本人、と齋藤はいう。そして本を読めば別の人生を生きることができ、自分以外の人を理解することができる。さらに本を読んで感動すると生きる力を育てる効果があるという。
東洋人の文化は「無」。それは空(くう)とゼロ。共にインド人が発見した。この二つは集中力を鍛える。それには無の境地になることで集中したかどうかが大事。これが悟りになる。
講演者の実践をまじえて会場一体の楽しい講演会は終わる。席は最前列。講演会の場所は日本一の筆の産地、熊野町、講演者は明治大学教授齋藤孝。講演の題目は「生きる力を育てる読書力」。
振り向いて外に向かっているとじっと笑って顔を見る人がいる。こんなところに知り合いはいない。瞬間気づく。なんと20年ぶりで出くわす。中国語を習っていたときの人。びっくりというか驚きすぎてしまって.···。
車で途中まで送ってもらう。その間、しばし20年ぶりの話をする。全く当時のままのものと変化があったと思われるその人。だが話していてなんの違和感もない。変化がないといっても20年の間、頑張った(?)と話す自分がいる。その人は先程の斎藤の話ではないけれど、ただ微笑んでうなずいている。
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