2011年9月30日金曜日

塀の業者

午前中、塀の工事をする業者2人が見積りに我が家にやってきた。その業者はアサちゃんの長女の夫の仕事関係の人である。もう10数年、その業者に家のことをお願いしている。

通りに面しているため道をなおすたび家の塀は傷んでいく。特に10数年前、川を歩道にする際はひどかった。ブルドーザーが川の上をアスファルトで覆うとき、震度3位の揺れが毎日あった。

最近は忙しくしていて家の塀に関心を寄せていなかった。春頃、その異変に気づき今回すべてやりかえることにした。

今日来た業者に聞くとかなり金額がかかるという。間に、アサちゃんの長女の夫に入ってもらってるのでその辺りは安心なのだが…。

今日来た人にアサちゃんが亡くなったと話すと驚いていた。昨年春、アサちゃんの寝ていた2部屋を二重窓にしたとき以来である。そのときは寝ているモノがいるので工事をためらったこともある。だが静かになったので二重窓にしてもらって良かったと思っている。

5年前にも工事をしてもらった。その時は風呂の新設であった。前からある風呂は小さくて段差があった。そのためシャワーキャリーに乗せてアサちゃんを入られない。新たに納戸のようにしていた3畳を洗面所と風呂にした。

この工事は正解だった。歩けなくなってもシャワーキャリーに乗せれば冷暖房つきなのでシャワーだけでアサちゃんを洗えた。最後まで家で介護できたのもこの風呂にある。

他にも同じ頃、シャワーキャリーですべての部屋を移動できるようバリアフリーにした。また部屋から車椅子で外に出られるよう玄関の内と外の段差をなくすこともした。

それらの工事のときはアサちゃんは怪我をした後なのにまだしっかりしていた。歩くことも出来た。

そんなアサちゃんだったが人の顔を見るとよくあだ名をつけた。そのときも大工にあだ名をつけた。「大工さんが来てるよ!」と教えると「…の大工が…」といって笑っていっていた。今、嬉しそうに話していたアサちゃんを思い出す。

工事はいつ始まるのかわからない。近いうち始まるだろう。忙しくなりそうだ…。

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