2011年9月18日日曜日

集う

アサちゃんがいなくなって今日で丸7ヶ月になる。久しぶりアサちゃんの娘三人が集う日となった。

朝早く、アサちゃんの長女夫妻、アサちゃんの一番大きい孫とその子供たち3人、それにアサちゃんの三女が我が家にやってきた。アサちゃんの三女は豊中市の新千里に住んでいる。新大阪から広島市の最寄の駅に着くと車で出迎えた。その足ですぐにアサちゃんの墓参りをする。三女は不幸があってからはじめての墓参りであった。

墓まで車で移動中、三女の家の朗報を聞く。2年半前、アサちゃんの三女の夫は退職を境に体調を崩していた。そのため2月の不幸のときもその夫はかろうじて日帰りで参列するという経緯があった。三女も夫の体調不良に加えてわが娘の出産が重なり、なかなか広島まで来られる状況になかった。

それがなんとその夫が今月の定期健診で「酸素」を必要としなくなるほどまでに体調が回復したという。三女一家にとっては本当に「朗報」である。車内でそれを聞いて皆で喜んだ!

酸素を持ち歩く生活は身障者に該当する。ところがそれもいらなくなった今はその手帳も返上とか。

アサちゃんの三女の夫はまだ還暦過ぎであり年老いてはいない。それが体調不良でもう何もできないと思っていたらしい。今回の朗報で何でも出来る状況になった。

早速、アサちゃんの三女は息子や娘そして孫たちの住んでいる東京に遊びに行くと張り切って話す。

スペインへ旅行中、フランスのルルドへ行った。ルルドは「奇跡の水」として知られるほど有名な場所であり、世界各国からその水を求めて巡礼者がやってくる。アサちゃんの三女が広島に来たならばその水を渡そうと思っていた。その夫の体調が治るならと思って…。ところがその水を飲まなくても体調が回復した。もしもその前に飲み、後で体調が回復したというならばその水は本当に「奇跡の水」になっていただろう。

ともあれ久しぶりの三姉妹の再会であった。来年春のアサちゃんの一周忌に三女夫妻は揃って広島に来られると喜んで話していた。

墓参りを終えると皆で食事に行った。アサちゃんの三女は夫の体調の回復により何か吹っ切れたように話をする。食事を終えるといったん我が家に戻ってまた色々とゆっくりと近況を語り合った。

同じ家で成長した三姉妹といえどもその後の生き方はそれぞれ違っている。1人を除いて2人の姉妹はそれぞれある年齢になると職場で知り合った人と結婚した。家族の有無とも関係あるのか他の2人に比べて何のストレスもなく生活しているモノにとっては全く体の不調は感じない。いいことか悪いことかアサちゃんの長女の夫はその状況をみて、まとめてみんなの面倒を見てもらおうと笑っていう。

本当にそうなるのも困りものだが…。

とりあえず今のところ皆元気になった!喜ばしいことだ…。

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