2011年9月24日土曜日

彼岸法要&墓参り

昨日の夕方、彼岸法要の塔婆を受け取りにお寺に行った。寺に着くと庭で用事をしている人に出会った。塔婆を取りに来たと告げると、まだ彼岸法要はすんでいないと話される。話をした人は寺の古いお上人の奥さんだった。

誰かと聞かれ今年亡くなったモノの子だと話すとそのことを知っておられない様子だった。話しているとその奥さんはアサちゃんのことをよく知っておられ、一緒に出かけた先のエピソードなどを話される。

お上人の奥さんは身延山に一緒に出かけた話をされるが、アサちゃんは寺の行事ではそこに出かけたことはない。アサちゃんが身延山に4回行ったすべては娘たちとである。日蓮宗の何かの行事で寺から福山に出かけたとアサちゃんから聞いたことがあった。多分奥さんはそのときの話をされたのだろう。

福山に出かけたときはアサちゃんの夫が亡くなって我が家が日蓮宗のその寺と関わりがあるようになっていた。

これまでその奥さんとゆっくり話をしたことはなかった。そのため奥さんの顔も良く知らなかった。ところが話し始めて奥さんだとわかり話しやすい人だと思った。

話していると彼岸法要は夜7時からだとか。すんだとばかり思って塔婆を取りに行ったので少々がっかり。それを見抜いた奥さんは7時に来るようにという。法要に参加するのが嫌だから来たのだともいえず、笑っていると、その娘さんが7時までついでにここで話をしていたら…という。

しばらくするとほかの人が寺に入って来た。それをチャンスに家に帰ることにした。奥さんは7時に寺に来なかったらタクシーで迎えに家に来るという。

「じゃあ、来ます!」といって一度家に帰った。

7時になって寺に行った。一番後ろの椅子が空いていたのでそこに座る。もう4人のお上人による法要は始まっていた。銅鑼や太鼓や読経やらでにぎやかなこと、にぎやかなこと。隣の席の人に何時まであるのかとたずねると8時半までという。これを聞いてもうがっくり!

アサちゃんに似てかどうか余り信心深くない。アサちゃんは年齢に似合わず、お寺参りに行くことを極力嫌った。今となってはその気持ちがよくわかる。楽しいところではない。

塔婆は法要が終わらないともらえない。だが塔婆をもらうために寺に来ている。罪作りと思うけどしぶしぶ椅子に座って法要を聞いていた。その間何度欠伸と格闘したことだろう。

塔婆のお布施は夕方行った時渡していた。法要が終わるとすぐに塔婆を受け取り家に帰った。

その塔婆2本を持って今朝は、アサちゃんが亡くなって初めて一人で墓に参った。いつものにぎやかな墓参りと違い、いろいろと思いが頭を過る墓参りとなった。やはり淋しいものがある。

年に3度、寺から塔婆を受け取るようになっている。法要に参加した人は皆、お上人の読経にあわせてお経を読み上げる。今のところ、そういうことに全く関心がない。これもいけないことかもしれないが…。正直な気持ちだ。

昨日は次の法要からは塔婆だけ受け取りに行こうと決めた日となった。

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