2025年10月1日水曜日

多川俊映氏の講演を聞く

 昨日はよく動いた一日となった。お昼を早く済ませて街中に出る。まずは福屋八丁堀店時計売り場に向かう。広島駅を出ると駅に直結して広電電車の乗り場がある。新たになった乗り場で宮島口行の電車に乗り、八丁堀で降りる。長く広島に住んでいる。が、新たな広島駅はまるで他所の地のような感覚に陥る。いつもなら八丁堀までは循環バスに乗っていた。しかし今回は路面電車に乗る。バスだと席に座れるのに、と思いながら電車に乗ると老婆と思われたのか行きも帰りも席を譲られる。ありがたい、と思えばいいのに素直に喜べないものがある。これはなぜ?自分ではまだまだ元気と思っていても人さまから見れば間違いなく老婆!?これが悲しいのかもしれない。

広島駅と直結した広電電車乗り場
 福屋に入ると時計売り場を探す。出かける前は大型電気店にしようか福屋で買うか、迷った。しかし、福屋の方が高くても安心できる。この頃は時計の購入者が少ない、と思ったらそうでもない。メーカーを決めていたのでその売り場に行く。行く前にネットで福屋のHPを調べた。手ごろな価格の時計がある。それを目当てに店頭で話してショーケースから出してもらう。ネットで見るよりも実物の色合いは違って見えた。他にも2点見せてもらったがあらかじめ決めていた時計を購入する。ところが次に行く講演会の時間が迫りだす。別の係には持参した時計の革バンド交換について話を聞く。結果、時間が足りなくなって革バンドはそのままにして売り場を去る。

 福屋からバスに乗って講演会場の国際会議場に向かう。急いだためか開演まで1時間もある。久しぶりの国際会議場に入ると席は前方に座る。講演のタイトルは「心とは――」、講師は興福寺寺務老院多川俊映氏。近年のこの講演会は以前のような線香臭さがなくなった。以前は近郊のお坊さんたちが出席して正面の仏様を拝んで講演が始まった。その際、何やら読経も流れる。これが嫌だった。

 いきなり講演者が出て来て講演が始まる。「心とは――」は「ころころころころかわる」からきているとか。話の中で司馬遼太郎と藤沢周平が出て来た。この2人のことがはっきりと聞き取れなかったが講師は司馬もいいが藤沢周平の方が好みのようだ。藤沢周平?と聞いてメモする。この作家名は知っているがその人の本を読んでいない。これは読まないといけない思いに駆られる。司馬に続いて藤沢周平も、とは大変だが元気でいれば読めるだろう。

 いろいろと聞いた話の最後に「〇△□」になる。これを提唱したお坊さんの名がまた聞き取れない。家でネットで「福岡 〇△□ てんがい和尚」で検索するとてんがいではなく仙厓(せんがい)和尚で見つかった。しかし、出て来た画面を見ると何やら難しそうだ。これは1度読んだだけではわからないと思い、スマホの画面に追加した。後でゆっくり読もう。

 仙厓和尚は今の人ではない。この「〇△□」を描いた絵は出光美術館にあるとか。そして仙厓和尚のゆかりのあるお寺は福岡の聖福寺(しょうふくじ)である。話を知るとこのお寺へも行きたくなる。

 講演終了後、外に出るとここは平和公園の中なので貸し切りバスが何台も止まている。そして外国人のなんと多いことか。平和公園前から八丁堀までバスに乗る。そのときもう1度福屋によって持参の時計バンド交換の話をしようと思いつく。売り場に着くとさっきの男性の係がいた。すぐに持参の時計をあずけて交換をお願いする。この交換はすぐにはできず1か月くらいかかりそうだ。また費用も高い。革バンドと発送費用で2万円くらいもかかる。

 福屋までバスで見る光景は平日の午後というのに何と人出の多い事か。日曜日?と一瞬勘違いするほど市内の人出が多い。広島駅まではまた市内電車に乗る。広島駅は何がある?、というくらい込んでいる。新たな駅ビルをふらつこうと思ったが人の多さにあきらめた。

 講演会で興福寺のパンフをもらった。奈良へ行くついでに興福寺へも行きたい。が、さてさて。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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