2025年10月21日(火)と10月22日(水)の2日間、奈良方面の旅に出かけた。1日目は奈良・斑鳩の里法隆寺と中宮寺、2日目は地理的に京都に位置する木津川市にある浄瑠璃寺と岩船寺への一人旅だ。両日ともさっぱりしたお天気ではなかった。また、30度超えの日々から急転して昨日の木津川市は最高気温13度、最低気温は11度と寒くなる。しかし、薄手のウインドブレーカを持参していたので寒さは大丈夫だった。
宿は今回、JR奈良駅近くのワシントンプラザに初めて泊まる。ここは2食付きなのにリーズナブルで次回からの奈良行きはこの宿に決めた。翌日、JR奈良駅から加茂駅まで乗車し、加茂駅で岩船寺行きのバスを待っていると東京からの4人組と出会う。話をすると宿の話になった。ワシントンプラザに泊ったというと高級だ、と言われる。金額を知らせると驚かれた。4人組は近鉄奈良駅近くのパン屋が経営する宿に泊まったそうだ。12月の京都行もすでに京都のワシントンを予約している。
年に何度も奈良に行っている。が、その都度、乗り換えの近鉄に迷っていた。これからは新大阪駅から奈良まではおおさか東線で久宝寺まで乗車、そして久宝寺に到着すると同じホームから奈良までの大和路快速が出ている。この方法が迷わずに奈良まで行ける。
初日の観光は斑鳩3塔の法隆寺、法起寺、法輪寺、そして法隆寺に隣接する中宮寺を回ろうと予定していた。が、久しぶりの法隆寺は境内も広く、ここだけでも多くの見所がある。法隆寺を見学後、中宮寺に参る。本来ならば中宮寺跡の歴史公園も見るつもりだった。が、係に聞くとコスモスは遅れており、かなり歩くという。また、そこから法起寺や法輪寺に行くにはさらに何十分もかかる。また帰りの距離も考えねばならない。お天気が良くないこともあって中宮寺の観光で、後は断念する。
しかし、そう決めてもまだ少し時間がある。法隆寺南大門まで戻ると藤ノ木古墳の案内がある。ここからだと藤ノ木古墳までは530mらしく田園を眺めながら歩いて行くと整備された藤ノ木古墳が見えた。後で知ったのだがこの古墳は文化庁と斑鳩町が所有管理する国の史跡とある。道理で行き届いていると感じた。
藤ノ木古墳は法隆寺から歩いて数分先なのに観光客は全くと言っていいほどいない。ただ、若い2人連れがいた。お昼は法隆寺境内の東茶所で自販機の紙コップに入った珈琲を買った。ここでお昼代わりのツナサンドを食べてもいいか、許可を請うとOKとのこと。広い境内を歩いても食事処は見当たらない。が、自販機やちょっとした展示物、そしてお土産物を売っている。足も疲れていたのでここで少し休憩する。そして藤ノ木古墳のベンチに座って2つ入った残りのツナサンドも食べた。まるでピクニック気分だ。古墳の中は覗けるだけで入られなかった。
藤ノ木古墳から法隆寺参道までは1キロある。参道前にある茶店の芳庵に入って暖かい麺類をいただく。やっとここで食事にありつけた。
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| 藤ノ木古墳 |


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