3月30日(木)、日帰りバスツアーで「国宝松江城と島根の桜名所」の旅に出かけた。旅のサブタイトルとして「松江城山公園・三刀屋(みとや)河川敷・斐伊川堤防桜並木」とある。広島から近い島根県だが、今回出かけた場所はどこも初めて行くところだった。
何処も今が盛りとばかりに桜が咲いて今年の桜を堪能する。松江に着くまでに2か所ほど休憩がある。お昼を食べるのが午後1時と聞いて道の駅たかので作りたての柏餅を購入。その1個を食べてバスは松江に出発する。その時、土筆を買った人がいた。土筆は10本あるかどうかでも150円する。家の近くに土筆はないので久しぶりに買った人の土筆を見せてもらった。土筆は卵とじにして食べるそうだ。
国宝松江城に到着。この天守は全国に現存する12天守の一つだそうだ。添乗員に聞いて知ったことだが原則としてお城内には井戸がないという。しかし、松江城内には井戸があった。これは実戦を強く意識して築いている。国宝松江城天守がある公園の桜は「日本桜名所100選」に選ばれている。ソメイヨシノは満開で白い花の桜もあった。また、樹齢350年というクスノキがあった。この日は好天に恵まれたが黄砂がやってきて視界は良くない。これは残念。
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城内部に設けられている井戸 |
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松江城最上階の望楼から望む景色 |
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国宝松江城 |
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松江城内は桜が満開だった |
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松江城内の桜 手前の桜は白い桜だった |
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松江城内の樹齢350年のクスノキ |
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見事な大木のクスノキ |
黄砂の影響で写真を写しても鮮やかな色が出ていない。晴天のはずなのに空はまるで曇っっているかのようだ。松江城を後にして玉造国際ホテルでランチバイキングをいただく。宍道湖が目の前に見えてロケーションは抜群にいい。バイキングといっても各自にお刺身が一皿ずつテーブルに並ぶ。他はバイキング形式。テーブルにコロナ感染対策のアクリル板はなかった。が、大きなテーブルに2人ずつがはすかいに座るので安心して食べる。席に着く際、自動の検温装置前に立って検温も済ませた。さらに、各自がナイロン手袋をしてトングを触って料理を取る。が、お代わりを取りに行くときは手袋を忘れてしまう。いかにコロナを甘く見ていることだろう。
玉造国際ホテルの外に出ると目の前は宍道湖。ランチは宍道湖でとれるシジミを使ったみそ汁や炊き込みご飯などもあり美味だった。バスが発車するまでしばし宍道湖を眺める。黄砂の影響か湖の水まで濁ったように見えた。
昼食後、バスは三刀屋川河川敷に向かう。ここで1000本のソメイヨシノがあるという河川敷の桜を見る。ここの桜は緑の桜が咲いている、と知らされる。桜の花が緑、と聞いてびっくりする。何が何でも見なくてはいけない。三刀屋川の両岸の河川敷はどこまでも長く桜並木が続く。手前側の河川敷を歩くがどこまでも長い桜のトンネルだ。かぶっていた帽子が必要ないほど木陰の桜並木が続く。桜は河川敷に根を張っているためか人が歩いても根を踏みつけない。これがりっぱな桜の花を咲かせる所以かもしれない。ずんずん先を歩くと誰かが緑の桜を見つけた。木は2本あった。だが、ソメイヨシノは満開でも緑の「御衣黄」桜は固いつぼみで満開はもう少し先のようだ。
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三刀屋川の河川敷の桜並木 川の向こう岸にも同じような桜並木がある |
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三刀屋川河川敷の桜 |
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反対側の河川敷には大きな「御衣黄(ぎょいこう)」桜が1本あった
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つぼみの御衣黄桜 |
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御衣黄桜は1週間もすれば満開!? |
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三刀屋川 |
三刀屋川河川敷の桜を見た後は木次にある斐伊川堤防桜並木を見に行く。JR木次線の木次駅で2人のガイドと合流する。木次は昔、乗り換えで立ち寄ったことがあるかもしれないが何も覚えていない。広島県と島根県を結ぶ木次線。初めて降り立つ。近郊の町が合併して今は島根県雲南市となっている。木次駅辺りが一番の繁華街らしく駅前には大きなショッピングセンターがあった。この日は若い観光客でにぎわう。2班に分かれてガイドの案内を聞きながら2㎞を歩く。斐伊川の両岸にどこまでも桜並木は続く。
「日本桜名所100選」に選ばれている斐伊川の堤防の桜を守る桜守は2名いるそうだ。桜の木には番号札が記されている。何番の桜の状態は……、とすべて確認されているのだろう。。それにしても桜守は年中桜を見守っている。お陰でこうして美しい桜を見ることができる。
木次から広島までは近い。山陰よりも山陽側の方が黄砂の影響は少ないのだろう。広島へ帰るバス車内からはまぶしいほどに太陽が照っていた。楽しい旅は終わった。次は列島の旅が待っている。
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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大根の花 |
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