2021年4月19日月曜日

「五島列島コバルトブルーの海と世界遺産をめぐるキリシタンクルーズ」3日間の旅

 2021年4月9日(金)から2021年4月11日(日)までの3日間「五島列島コバルトブルーの海と世界遺産をめぐるキリシタンクルーズ」の旅に出かけた。旅のタイトルどおり行く先々で見かける海はコバルトブルーだった。空を見ればこれまたスカイブルーとお天気にも恵まれる。お米をはじめとして島でいただく魚肉類、椿油の入っているという、うどんなどどれも素晴らしい。とくに五島産米はこれまで出かけたどこよりも美味しい「ご飯」だった。楽しかった旅をここに記そう。今回もまた文が長くなってしまった!

第1日目 2021年4月9日(金)

 FDAの直行チャーター機は広島空港から1時間足らずのフライトで五島福江空港に着陸。飛行中、機長からどのあたりを飛んでいるかの機内アナウンスがある。行きの機内では着陸寸前しか下界が見えなかった。が、帰りの飛行機では飛行中ずっと下界が見えた。機長のアナウンスを聞くと落ち着きある声にホッとする。五島福江空港に無事着陸すると手荷物を受け取り、観光バスに乗る。その前に先日出かけた日帰り旅の添乗員(今回はもう1つの班の添乗員)から「旅を楽しんでください!」と親切に声をかけてもらった。心はまるで外国に来たかのようだ。

五島福江空港到着寸前から見る

五島福江空港

 五島福江空港着陸後、機内預けの手荷物を受け取るとすぐに観光が始まる。今回のツアーは2班に分かれ、私たちのツアーは16名(うち1人参加は8名)で、もう1班は観光地が若干異なるが29名らしい。合わせて50名足らずが84席定員のチャーター機に乗った。機内ではアップルジュースとクッキーが出た。

 初日は福江島を観光する。現地ガイドは大阪出身らしく9年前に奥さんのふるさとである福江島にIターンしたそうだ。まずは鬼岳(おんだけ)に向かう。鬼岳は臼状の高さ315mの火山である。そのため、ここに木は生えない。が、春には全山が緑の芝生におおわれて美しさを増す。冬になると雪が少ないこの辺りでは草スキーが行われるという。五島列島は椿が有名らしく、鬼岳の登り口に椿の種を模したモニュメントがあった。
鬼岳にある椿の種を模したモニュメント

鬼岳

鬼岳にある建物の屋根は台風で破損したまま

鬼岳から見る五島福江空港
鬼岳
 鬼岳の噴火によって溶岩が流れ込んでできた黒い岩肌が続く鐙瀬(あぶんぜ)溶岩海岸に向かう。この岩肌は10数㎞続いている。五島で最も暖かい地らしくフェニックスなどの南国的な植物が繁茂し、いろいろな美しい花も咲いていた。鐙瀬溶岩海岸を観光後、そばにある鐙瀬ビジターセンターでこの地にちなむ映像を鑑賞する。
鐙瀬溶岩海岸入口のフェニックス

鐙瀬溶岩海岸
 昼食はガラス越しにコバルトブルーの海が見える椿茶屋で囲炉裏焼きを頂く。串に刺した丸く太った鯵が金網の上で焼かれている。お品書きを見ると季節の小鉢、地魚海水塩焼き(鯵)、五島美豚海水塩焼き、五島産野菜盛、誹扇貝、五島うどん、五島産米、香の物、五島名産かんころ餅、自家製にがりアイスとある。この中の緋扇貝(ひおうぎがい)は初めて聞く貝の名で初めて食した。熱々の丸々と太った鯵の塩焼きを口に頬張る。至福の時だ。お昼からお腹いっぱいになるほど頂いた。旅の間、五島産米とうどんは食事の度に頂く。
緋扇貝と地魚海水塩焼き(鯵)

  五島産米のむすびはこれまでで最高のご飯!
 食事後、椿茶屋から海を見下ろすと海岸まで行けそうだ。バスが出るまで時間がある。辺りを歩いていると海岸へ降りる道がある。降りていくと途中から下り坂が険しい。集合に間に合わなくなりそうで途中で引き返す。あとで砂浜まで降りた人に聞くと足が砂に埋まって海まで行けなかったそうだ。
椿茶屋周辺の海岸

椿茶屋から海岸を見下ろす
 椿茶屋周辺は若者たちの芸術村なのか薪を炊いて手作りの塩をつくったり、陶芸、民芸品などのお土産屋などが軒を並べていた。
手作りの塩の製造
 バスは井持浦教会堂へ向かう。この教会は聖母マリアが18回出現したという南フランスのルルドの町の洞窟を模して造られている。また、ここは日本最初の霊泉地のようだ。フランスにある本家本元のルルドは10年前の9月、スペイン演奏旅行に同行させてもらったときに訪ねている。井持浦教会のルルドは、さてさて……と興味津々だった。規模はフランスのルルドには及ばないとしてもここに全国からの巡礼団が絶えないそうだ。信者さんにとってはどこであろうと同じく神聖な場所に違いない。
フランスのルルドを模した日本最初の霊泉地

井持浦教会
 井持浦教会から大瀬崎断崖に向かう途中で車窓からある芸術家の描いた絵を目にする。車窓から撮ったのではっきりしない写真となった。
車窓から写す
 バスはしばらく走ると大瀬崎の断崖に着いた。この断崖は東シナ海に突出している。突端にある白亜の灯台は日本の西の海の航海安全を守っている。夕陽の頃には絶景らしい。あいにく夕陽の頃にはこの場にいない。
大瀬崎の断崖

断崖の先端には大瀬崎灯台が見える

大瀬崎断崖から見下ろす
 初日の観光を終えて連泊するGOTO  TSUBAKI HOTELに到着する。ホテルでしばらく休憩後、ホテルそばに建つカンパーナホテルまで歩いて移動する。食事会場はまるで宴会場を思わせる豪華な部屋で大きなテーブルに1人ずつ座って夕食を頂く。旅に出るとビールを、と思ったが食事は豪華でもアルコールを飲むほどにまでならない。ただ、黙々と運ばれてくる食事を頂く。

 「御献立」を見ると附出し(菜の花のからし和え)、造里(地魚六種盛り、妻一通り)、蓋物(地魚の煮付け)、酢の物(黍魚子 きびなごの酢味噌)、替わり鉢(茶碗蒸し)、強肴(五島美豚陶板焼き)、ご飯(五島産米)、留椀(五島うどん)、香の物(二種盛)、水菓子(パイン)、と食べきれないほどある。
造里(地魚六種盛、妻一通り)
 造里を見ても写真以上に刺身一つ一つが大きく、これだけでお腹がいっぱいになりそうだ。
酢の物(黍魚子きびなごの酢味噌)
附出し(菜の花のからし和え)(右)
 
 黍魚子(きびなご)は広島でよく食べる小鰯、と思った。なぜ酢味噌で頂くのだろうと思ったら小鰯でなく黍魚子だった。魚は大好きでいいのだが、次々と運ばれてくる料理を見てまだ運ばれてくる、と思いながらも全部頂いた。さすがに翌日の夕飯ではご飯をスルー。

 夜はホテルでテレビを見る。テレビ番組欄を見るとカープの試合があった。他のチャンネルを触っていると地上波のフェニックステレビは中国語の放送があり、韓国のKBSの放送もあった。中国、韓国に近いから放送するのだろうか。

第2日目 2021年4月10日(土)

 ホテル内のレストランでバイキング形式の朝食を頂く。9時、ホテルを出発。この日は久賀(ひさか)島の観光だ。徒歩で福江港まで歩き、女性ガイドと合流する。ここから世界遺産・キリシタンクルーズが始まる。クルーズ船は思ったより小さい船だ。が、16人のツアーでは十分席に余裕はある。各自、イヤホンガイドを受け取る。しかし、クルーズ船の音が大きくてガイドの声が聞き取りにくい。
 
 クルーズ船の観光は3時間だった。最初に旧五輪教会堂に向かう。船を降りると目の前にコバルトブルーの海が広がる。港近くの海にはゴミが全くない。なぜゴミがない、と不思議に思った。ガイドは波が荒くてゴミは岸壁に寄り付かず沖にさらわれてゆくという。これには驚く。というか海が汚れないのはいいことだ。ただ、いくら海がきれいでも波が荒いため海水浴場以外では海で泳ぐ人はいないそうだ。
旧五輪教会堂の桟橋

旧五輪教会堂(左)と新五輪教会堂(右)
 旧五輪教会堂は久賀(ひさか)島の五輪(ごりん)地区にある。ここは五輪という姓が多いそうだが「ごりん」でなく、本家筋以外は五輪(いつわ)を名乗っている。歌手の五輪真弓は祖父が教会のオルガン奏者、父は敬虔なカトリック信者だった。五輪真弓もここで育ち、島を離れてからも久賀島を何度か訪れているようだ。

 旧五輪教会堂は世界文化遺産に登録された下五島では最古の教会建築。この教会堂は浜脇教会から移築されている。外観は和風、内部はゴシック様式という明治初期の教会建築史を物語る貴重な天主堂である。旧五輪教会堂には28歳の若者が一人、教会守をしている。若者は2年前に東京から信者でもないのに志願してこの島にやってきたという。
旧五輪教会堂

旧五輪教会堂内部

世界遺産の久賀島の集落

新五輪教会堂

旧五輪教会堂前の海辺

旅の間、この花をどこでも見かけた

桟橋横の船に乗ってクルーズした
 久賀島の旧五輪教会堂を後にしてクルーズ船に乗って同じく世界文化遺産のある奈留島(なるしま)に向かう。奈留島の江上集落にある江上天主堂はクリーム色の外壁に水色が塗ってある窓枠がアクセントになっている。1918年の創建。
江上天主堂

世界遺産奈留島の江上集落

廃校となった江上小学校跡地に建つ記念碑
 江上天主堂を見学後、クルーズ船乗船までしばらく歩く。目にする海はどこまでも青い。時に車も行き交い、バス停もあった。海の護岸には雁木がずっと向こうまで続いていた。
目の前に広がるコバルトブルーの海

護岸の雁木が続く

バス停
 クルーズ船で上陸できないキリシタン洞窟を目指す。ガイドは削り取られた山肌が辺野古の埋め立て地に使われていると話す。一つの島だけでなくほかの島も削られていた。今もそれは続いているようだ。キリシタン洞窟は明治初期のキリシタン弾圧を逃れた信者が隠れ住んだと伝えられている。船上から洞窟にある十字架とキリスト像を見ようとする。が、船から落とされそうになるのでデッキに出られず写真に撮れなかった。
削り取られた山肌
キリシタン洞窟
 クルーズを終えて福江港に到着。昼食は五島名物手延べうどんを頂く。うどんだけかと思ったらお刺身もついていた。他にも天ぷら、五島産米のおにぎり、小鉢もつく。お膳の右横に置いてある道具でうどんをすくって頂いた。
五島うどん手延べうどんセット

手延べうどん

お刺身もついていた

昼食を頂いたお店
 ここで初日のガイドと合流する。予定にはなかった明星院を案内するという。明星院の住職夫人は弘法大師がこの地から唐に渡り、またこの地に帰ってきたお話を本堂内で数十分間、話される。空海に興味があるのでこの辺のことはまた後日、本を読んで調べよう。
明星院本堂 

明星院本堂

明星院庭園に掲げらた弘法大師の碑
 明星院を後にして武家屋敷通りに向かう。その間、車中でガイドと添乗員がしきりに五島市エリアにある五島観光資料館見学後、解散して各自フリータイムを取るという。前夜からフリータイムに明人堂と六角井戸を見に行こうと思っていた。五島市内のパンフを手にしてガイドに徒歩で行けるかどうかを尋ねる。ホテルに戻ってそこから川に沿って歩くとわかりやすい、とガイドに教わる。五島観光資料館内で五島にまつわる映像鑑賞後は解散となる。とりあえずこれ以上の資料館見学をやめてホテルまでバスでもどり、地図を片手に歩きだす。
五島観光歴史資料館
 地図を見ると観光地を歩くメイン道路は赤で色付けしてある。道路も同じく赤が施されている.赤い道に沿ってしばらく歩くと街路樹に駕籠がぶら下げてある。日本ではあまり見かけない光景だ。青い駕籠の中を見ると魚の切り身が入れてある。干し魚にするのだろうか。さらに進むと「とうじんばし」と書いてある橋に着く。「とうじん」、とは「唐人」だろう。橋の上を男性が散歩している。声をかけて「明人堂はどこ?」と尋ねると近くまで連れて行ってくれた。
駕籠に魚の切り身が入れてあった「

とうじんばし
明人堂
 明人堂はひっそりと建っている。狭い堂内には誰も観光客はいない。まさかこの建物の主役となった王直がこの時まで倭寇の親分とは梅雨知らず。偉い人だとばかり思っていた。
明人堂内に掲げられた王直
 電子辞書で王直を調べると中国、明の海寇の首領、密貿易商社。……とある。ポルトガル人により初めて日本に鉄砲がもたらされたようだが、もしかすると王直が密貿易で斡旋した鉄砲かもしれないとの説もあるらしい。明人堂の中に入ると王直の写真などがあった。明人堂を後にして六角井戸に向かう。途中、人に場所を尋ねるがわからない。犬を飼っている家の前を通ると2匹の犬がけたたましく吠える。しばらく歩くとまた犬が吠える。同じ道を歩いていたようだ。

 道を聞こうにも誰も歩いていない。仕方なく赤く塗られた道に戻る。人がいた。場所を教えてもらうがわからない。ずんずん進んでいくとやっとそれらしきところに出た。六角井戸だ。これは中国、明との貿易が盛んな頃、中国人が造った井戸だった。六角井戸と先ほど出かけた明人堂は中国大陸との往来を物語っている。
六角井戸
 五島観光歴史資料館で皆と別れて1人、明人堂と六角井戸を捜し歩いた。来た道を帰ればいいものを近道を歩いているうち、どこにいるのかわからなくなる。またも人に聞いて皆が行くと言っていたコンビニまで歩く。赤い道を下れば行きつくらしい。赤い道は両側ともアーケード街だが、大半のお店は閉まっていた。
両アーケード街はシャッター通りだった
福江城跡
 コンビニに着くとツアー客は誰もいない。お店の棚を見てもほとんどの品物が売り切れている。すぐにお店を出て今来た武家屋敷通りを歩くと福江城跡の門が見える。道行く人にホテルを聞くとすぐ先に大きなホテルがあった。1時間余り、福江の町を歩いていたようだ。

 夕飯は前夜と同じく歩いてすぐのホテルで頂く。テーブルに置いてある「御献立」を見ると付きだし(オードブル)、蓋物(温野菜サラダ)、替わり鉢(彩り饅頭)、強肴(五島美豚ソテー&五島ステーキ)、ご飯(五島産米)、留椀(白出汁)、香の物(二種盛)、水菓子(グレープフルーツ、キウイ)とある。料理は一品ずつ運ばれてくる。この夜はメインディッシュがお肉なので赤ワインを頂く。旅に出るとビールを飲んでいた。ところがコロナ禍でビールを飲む気分になれない。1人で飲むワインもどうかと思ったが注文。皆で飲むともっと楽しいはずなのにコロナでそれは不可能に……。

 ただ、ツアー客はすべて広島人なので添乗員は静かに食べている合間にカープ情報を大きな声で知らせてくれる。わっと会場が和む。美味しい料理は五島美豚ステーキ&ソテーが出るころにはお腹がいっぱいになる。さすがに五島産米のご飯はスルーした。
オードブル

五島美豚ソテー&ステーキ
 今夜も前夜と同じくGOTO TSUBAKI HOTELに宿泊。

第3日目 2021年4月11日(日)

 この日もホテル内のレストランでバイキングの朝食を頂く。旅の3日目はいずれも最高の旅行日和になる。9時にホテルを出て堂崎天主堂にバスは向かう。
教会の前の美しい海

堂崎天主堂
 堂崎天主堂は1908年に建てられた五島最古の洋風建造物である。靴を脱いで中に入ると隠れキリシタン時代のキリシタン資料館になっていた。教会の前には海が広がる。水ノ浦教会に行く途中、西海国立公園に立ち寄る。目の前に今が盛りとばかりに咲いている菜の花畑が見えた。バスから降りるとガイドから遣唐使船の碑が先の方にあると教えてくれる。菜の花の前にまずは遣唐使船の碑まで歩く。すぐにはわからず人に聞いてやっと到着した。広々とした公園内には鯉のぼりも泳いでいる。久しぶりに見る鯉のぼりだった。

 魚津ヶ崎公園付近では親子連れの観光客でにぎわう。旅に出てもこの頃は自分の写真を写さない。が、一面に咲く菜の花畑を目にしたとき写真を撮りたくなる。が、撮らなかった。
魚津ヶ崎公園

西海国立公園

遣唐使船寄泊地の碑

鯉のぼりが泳ぐ
 菜の花畑
 水ノ浦教会は牢屋跡に建っており、木造建築の教会としては日本最大規模である。別名「白亜の教会」と呼ばれ、長崎の外海から移り住んだ潜伏キリシタンの移住から始まる。教会の丘に上ると眼下にこれまたコバルトブルーの水ノ浦湾が望めた。
水ノ浦教会

水ノ浦教会から見下ろす水ノ浦湾

教会の経つ場所は元は牢屋跡
 水ノ浦教会を後にしてお昼の食事場所である遣唐使ふるさと館に向かう。と、その前に五島焼酎の酒造を見学する。焼酎は口にしたことがないので試飲せず。お昼は海鮮丼を頂く。海鮮丼のほかにお椀に大きな魚が入った味噌汁と小鉢の煮ものもあった。

海鮮丼
 食事後、遣唐使ふるさと周辺を散策する。時間がある、と思っていたらガイドにふるさと館の屋上の展望台をすすめられる。すぐに屋上へ。屋上からの眺めはいいのだが風が強く吹きすぎる。下に降りて周辺を歩く。
遣唐使ふるさと館屋上からの眺め

ふるさと館周辺
 五島の旅の最後の観光地は高浜海水浴場。ここはコバルトブルーの海、スカイブルーの空、サンドベージュの砂浜とどれも目を見張るほどの美しさだ。「サンドベージュ」は今、読んでいる中野翠の『コラムニストになりたかった』に出てくる。このキーワード、この本で初めて知った。ここに建つ魚藍観音は東シナ海の大漁と航海安全を祈願して建立されていた。
高浜海水浴場
魚藍観音の展望台から海を見る
 魚籃観音の展望台に立つと素晴らしい景色が眼下に広がる。海を見ていると船が向こうの島をめがけて動き出す。何かあるとここから船が出て行くそうだ。
コバルトブルーの海

船が出て行った
 バスの集合までに時間がある。海辺まで砂浜を歩く。サンドベージュ色の砂浜は自然が織りなす砂模様が美しい。そこを踏みつけて海岸まで歩く。真っ白い砂を持って帰ればよかった。
自然が織りなす砂模様は美しい

高浜海水浴場
 五島列島での最後の買い物はJAの産直市。紅芋が特産らしく売り場に並んでいる。1袋100円、と安い。だが、持ち歩くには大変、と思って紅芋で作った餡入りのお餅を購入。ヨモギ餅の紅芋版だ。初めて食べた紅餅は本当に美味。チャーター機は午後5時に離陸する。その前に手荷物を預けたりした後、搭乗までフリータイム。旅の終わりになって福山のご夫妻と空港のカフェに入る。ここで珈琲をごちそうになった。それまではコロナ対策でツアー客と話すことはほとんどなかった。広島空港に着くと自宅最寄り駅が同じというご夫妻とJRで帰宅する。隣町の人だった。今回の旅もよく歩き、よく食べた。楽しい旅は終わった。さてさて次の旅はいつどこへ……。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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