荒れ模様だった前日のお墓参りを1日遅れで参る。いつも通る道とは反対の道を歩いていると玄関先で掃除をする人がいる。その隣を見ると古い家が解体されて新たに建築中だ。掃除の人に声をかけると1つ下の人だ。近所に住んでいても話すことは全くと言っていいほどない。前に話したのはもう10年前くらいだ。誰かともわからず話しているとお互いを分かりだす。結構、長く立ち話をしてしまった。
お墓へ急ぐ。前日とは打って変わって穏やかな行楽日和だ。軽いリュックにお花やカメラなどを入れて歩き出す。まるでピクニック気分。お墓に到着。相変わらず砂利石の間から草が生えている。先日、草対策用に塩を購入した。それを持参して草を抜いた後の砂利石にまく。草も生きねばならない。塩に負けるものかと生えると思う。が、気休めに塩をまく。
根性ある草花は先日の清原氏のツイッターにもあった。それは次のようだ。一部をここに記そう。
「歩いてる途中コンクリートの隙間から一輪だけ咲いてた。いつ踏み潰されるかわからないのに…。……このたんぽぽの強さが欲しい」 こういう人を応援したい。人間なんて弱い生き物。何かがあるとすぐに壊れてしまう。皆、頑張れ、頑張れ!
お墓参りを済ませて神社の方に向かって歩く。途中、100mくらい人家が途絶える。ふと山を見ると藤の花が何mも垂れ下がって咲いている。神社にある公園の藤棚は棚から藤の花はまだ下がっていない。生まれてこの方、同じ町に住んでいても山に咲く藤の花に気づかなかった。きょろきょろして歩くのも悪くない。
神社から下ると友だちの家の前を旦那さんらしき人が掃いている。本来ならば山の方に家がある。が、山の下の実家に住んでいるのだろうか。旦那さんに声をかけると友だちを呼び出してくれた。玄関前で10数年ぶりに立ち話をする。元気そうだった。ここでも長く立ち話をする。
自分自身が人生で一番ともいえるほど不運の時代、この夫妻には車でよく遊びにつれて行ってもらった。お母さんが3年前に亡くなられて下の方に移ったという。上の方の家にはお花を植えに行くらしい。コロナ禍が落ち着けばまた遊びに行こうと話が弾む。
近所であっても出会うことはなかなかない。出会った2人は我が家の前をよく通るという。
久しぶりに出会った、といえばその前の日は久しぶりに2人の友だちから電話がある。1人は旅行の話。もう1人は体を壊した、と笑って話す。電話は「かけほうだい」ではないそうだが、1時間もしゃべっていた。この人も私の不運時代にお世話になった。なった、といっても少々のお世話ではない。自分の中では一番の恩人と思っている。体の故障は外科的なことなので元気を取り戻してくれると信じている。
自分自身は弱く生まれて人生の前半部分がよくなかった。その間、皆に励まされていた。だが、後半になるにつれて元気を取り戻す。お陰で今は元気。前半部分の人からの励ましを、遅くなってしまったがこれからその人たちに返してゆく!?皆が願う会いたい、遊びたい気持ちはコロナが落ち着くまではどうにもならない。それまでに早く元気になって!
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
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