2021年4月12日月曜日

「五島列島コバルトブルーの海と世界遺産をめぐるキリシタンクルーズ」3日間の旅から帰って その1

  4月9日(金)から4月11日(日)までの3日間、「五島列島コバルトブルーの海と世界遺産をめぐるキリシタンクルーズ」と銘打った旅に出かける。五島列島は一般的には新幹線と特急を乗り継いで長崎まで行き、そこからフェリーで福江島に行く。ところが今回の旅は広島空港からチャーター便利用で1時間足らずで五島福江空港に到着する。自宅から広島空港へ行くよりも広島空港✈福江空港間の方が短時間である。2年前の夏、知床辺りを広島空港から中標津空港まで今回利用の旅行社の直行便で出かけた。その時の印象が良くて今回も直行便を利用する旅に参加した。

 福江空港に降り立つと飛行機利用のためか、海外に来たような気持になる。「とにかく時間はたっぷりあります」と添乗員の言葉。確かにのんびりとしている。ツアーに参加すると時間に追われることが多い。が、今回はそれもなく有意義な楽しい時間を過ごすことができた。

 旅から帰るといかに何も知っていないか、それを思い知らされる。今回の旅は特にキリスト教や仏教についてそう感じた。また、沖縄の辺野古埋め立て地が五島列島の島々の山を切り崩して、その土が埋め立てに使われていると知って驚いてしまった。クルーズ船から切り取られた山の光景を目にするとき、何だか変な気持ちに襲われた。

 3日間のガイドを務めた人は9年前に大阪からIターンして福江島に住んでいる。奥さんのふるさととはいえ自身が五島を気に入って、ここに骨を埋めるそうだ。ガイドする声も五島を愛する気持ちが強いのか、発する声に熱意がこもっている。旅から帰ってもその声が耳に残っっているようだ。

 島の人口の10数%はキリスト教信者だそうだ。これは全国的な信者数よりも多いようだ。旅の間中、キリスト教と島についてのガイドがあった。またキリスト教だけでなく仏教、特に空海が話題になる。旅の初日のホテルでテレビをつけると長崎と中国の結びつきをやっていた。旅も終わるころ、遣唐使ふるさと館を見学した。館内を見ていると展示物として「長崎と隠元」、サブタイトルとして「黄檗文化の広がり」という32頁もあるカタログがあった。これを1冊ゲット。

 遣唐使船に乗って唐へ出かけた空海の話は司馬遼太郎の『空海の風景』で読んでいる。が、もう一度読み直そうと思ったほど五島列島は空海と関係がある島だ。

 旅の模様は後日のブログにアップする予定。楽しい旅は終わった。次の旅は、と言いたいところだが、コロナ感染者数が相変わらず増え続けている。安心できる旅はいつになるやら。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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