2018年2月12日月曜日

日曜美術館「山口蓬春 絵に年をとらせるな」を見る

 昨夜のNHK日曜美術館は「山口蓬春 絵に年をとらせるな」。有名な人であっても番組を見るまでどんな人かも知らずにいた。番組のHPには「『蓬春モダニズム』と呼ばれる洗練された日本画で戦後画壇のスターとなった山口蓬春。近年人と作品の調査が進み、常に新しい表現を模索し続けた生き方が注目されている。昭和を代表する日本画家山口蓬春。近年、葉山にある記念館で日記や手紙などの整理が進み、人と作品に新しい光が当たろうとしている。注目されるのは『絵に年をとらせるな』という言葉。蓬春は常に新しい表現を模索し続けた。大和絵で華やかなデビューを飾るが、戦争中藤田嗣治とともに新しい表現を模索する。戦後、『蓬春モダニズム』と呼ばれる絵で画壇のスターとなるが、それにも飽き足らず事物の本質を描こうと変わっていく… 」とある。

 戦時中、画家は国の方針で戦争に関する絵を強制的に描かされる。山口も香港を舞台にした都市の絵を描く。しかし、その絵は見るモノによっては傷付いた香港の都市に映る。戦後になると山口の絵はモダニズムの世界にかわる。モダニズムとは過去を排除して新たな世界へ、と千住博。一人の画家の絵であってもそれまでとは全く画風をかえて描く。

 山口蓬春の美術館は「山口蓬春美術館」として神奈川県の葉山にある。番組HPを見ると「葉山へ 山口蓬春を巡る旅」として美術館巡りの旅がある。 http://www.nhk.or.jp/nichibiblog/400/289666.html(参照)

 今朝の新聞に旅のチラシがある。それは国内の旅が大半でそのほとんどはこれから春になり、桜を巡る旅が多い。桜の季節といえば母や母の娘3人、そして母の孫たちと出かけた身延山の枝垂れ桜を思い出す。これはわが家から一番遠くで見た桜だった。しかし、それも時季的に遅く、散る間際の桜だった。これほど遠くでなく桜は近場で見ることが多い。

 日曜美術館HPで葉山の旅を見ると行きたくなる。それでなくても以前尾道の美術館で知った奈良の万葉文化館、それと日本画を習い始めて知った岡山県井原市の華鴒大塚美術館、と行きたいところが待っている。

 元気なうちにと思うけどやりたいことが多すぎて一度には出かけられない。元気を維持してボツボツと気の赴くままに旅に出る。憧れるけどさてさて…。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

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