2016年5月15日日曜日

広響第360回プレミアム定期演奏会

 広島交響楽団第360回プレミアム定期演奏会を聞きに行く。演奏タイトルは「マエストロ・レヴィが描く二大巨塔」。指揮者にヨエル・レヴィ、ピアノにレミ・ジュニエを迎える。演奏曲目は以下の通り。

 ♪ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調OP.37

 ピアノ・ソロはレミ・ジュニエ。ボンのベートーヴェン・ピアノコンクールで史上最年少の受賞。その後もいろいろとコンクールで入賞。若干23歳のピアニスト。

 ♪ショスターコービッチ 交響曲第5番ニ短調OP.47「革命」

 時は1930年代。ソ連ではスターリンの大粛清の嵐が吹き荒れていた。当時、ソ連随一の若手作曲家として注目されていたのがショスターコービッチ。彼も粛清の対象となるところだった。その時、新作オペラをレニングラードで初演。レニングラードは今のサンクトペテルブルグ。命の危険を察知しながら不屈の精神力でオペラに続く交響曲を作曲。第4番に続いて今回演奏された「第5番交響曲」。1937年11月、レニングラードでこの曲の演奏会が行われた。

 粛清されるかもしれない気の毒な作曲家の演奏会は演奏が進むにつれて感動が広がり、多くの人が涙を流す。第4楽章も終わりになるころ聴衆が感動のあまり次々と立ち上がる。曲が終わった瞬間には怒涛のような拍手と歓声が爆発。この場にいたショスタコービッチは興奮のため蒼白な顔をしたまま、7回も答礼に現れる。

 演奏前に読んだプログラム。それには以上のようなことが書いてある。プログラムを読んで昨日ほど感動したことはない。

 レニングラードといえば30年近く前に出かけている。だが、スターリンの時代は想像できない。しかし、赤の広場にあるレーニン廟に横たわるレーニンをその時、初めて見た。武器庫、を見たのも聞いたのもその時が初めて。旅行したときは共産党政権時代。日本からのソ連入国審査の厳しかったことをはっきり覚えている。一人ずつ柵(鉄格子が当てはまる)で囲まれた中で審査を受ける。不愛想この上ない国だった。だが、レニングラードの緑豊かな公園ではクラシックの生演奏が響き渡たり、音楽文化の高さを感じた。今は当時よりももっといい時代になっているのだろうか。もう一度、名前の変わったロシアに出掛けて見てもいいかもしれない。

 感動しっぱなしの演奏会は終わった。大きな拍手と「答礼」で登場したピアニストのレミ・ジュニエ。もらったプログラムで「答礼」というキーワードを初めて知る。アンコール曲は以下の通り。

 ♪ベートーベン:ピアノソナタ 第2番第3楽章 スケルツオ(レミ・ジュニエのピアノソロ)

 ♪ハチャトリアン:ガイーヌ 剣の舞 (指揮者によるアンコール曲)

 演奏会終演後、外へ出ようとする直前、聴衆がスマホ片手に何やら写している。なんと、アンコール曲が掲示されている。広響との付き合いは長い。それなのにアンコール曲が掲示されていたとは驚き。思わず係りの人にいつも掲示されているのかを尋ねるとそうだとのこと。ほんまに知らないということは困ったものだ。スマホでなく携帯で写す。

 それにしても母親と連れ立って聞きに来た子どもをチラホラ目にする。まだ自分の意志はないと思える小さな子たち。未就学児は入場できない。だとすれば小学校の低学年?動き回る子はさすがにいない。だが、じっとして聞いてもいない。それにしても将来のピアニストを目指すのか親も大変だ。

 グロッケンシュピール。昨日の演奏会プログラムで目にした楽器名。クラシックの演奏会では様々な楽器が使用される。客席は前から5列目。だが、前過ぎて演奏者が見えにくい。グロッケンシュピールも見えなかった。
グロッケンシュピール(ウイキペディアより引用)

 今日も暑くなりそうな一日。さてプールは?今日も元気で!

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