「抗日戦争勝利70年」記念式典が中国で開催される。今朝の地元紙を見ると、ベトナムでも「ベトナム独立70年式典」が開催されている。このたびのインドネシアは式典はともかくとして「大戦」の後は色濃く残る。シンガポールでもそうだった。現地ガイドの言葉で日本との戦争のかかわりを聞く。
出掛けたほとんどの国は「過去は過去、今は今」と日本に対して好意的。ところが、いつの時代もこのことを問題とする国がある。これについてとやかく言える立場にないし、また、この問題を掘り下げて考えたこともない。じゃ、広島の原爆は?どうなるのだろう。考えてしまう。
とはいっても現地で聴いたり見たりするとわからないでは済まされないこともある。インドネシアとシンガポールについては後で調べることにしよう。旅の良さはこういうことを知ることにもある。
旅の良さと言えばいろんな人の考えを知るいい機会でもある。若い頃、乗り物酔いがひどかった。これは高校卒業まで続く。卒業と同時に入学した大学が遠くにあったため、乗り物に乗って通わざるを得ない。乗り物酔いは自然になくなっていった。ところが、卒業後に出かけた隠岐の島の船の旅では船酔いがひどかった。今はどんな乗り物も酔わない。ただ、船や飛行機でのアルコールは体に応える。今では乗り物に乗ってのアルコール類は口にしない。
アルコールの話でなく旅の話。3年前に知り合った人は生き方が似ている。海外旅行は20代後半に一人でアメリカへ行ったとのこと。なぜ?と聞くと昭和40年代のこと。そろそろ新婚旅行で海外組が出てきた。ところが、話した人はその予定がない。これじゃ海外に行く機会が一生ない、と気づき一人で外へ飛び出したという。この話を聞いてここまで自分の思いをよくぞ口に出してくれたと思った。
今回の旅で独身の小倉のお坊さんのなぜ独身なのかをお話しされる。お坊さんで独身の人は話を聞くまでは宗教的に「独身を貫く」と思っていた。ところがそうでもなさそう。歩きながら突如、ご自分のことを話される。聞いていて同じ道を歩いていると気づく。
旅に出ると世間での置かれた立場でなく、元の自分に戻って話をされる。聞いていてそうか、と思うことも多い。改めて自分自身を振り返る。たいがいのことはブログでさらけ出している。これも、すべてはわかって欲しい気持ちの表れなのか。
他の2人のお坊さんもいろいろと話される。お坊さんだけでなく、他のツアー参加者も同じこと。楽しく、みんな仲良く旅ができるのもこういう点にあるのかもしれない。ヤッパリ旅はいい!
今日は曇り空。何は差し置いても泳ぎに行こう!
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