「風吹けど動ぜず」、送っていただいたご本の裏表紙に書いてくださる。自信なく過ごしていた若い日々。そして自信らしきものを取り戻そうと老体鞭打って頑張る日々。この「風吹けど動ぜず」は今の私に相応しい。本山の要職に在られるお坊様からいただいたイラスト入りのサインとご自身の著書。本当に感謝、感謝!
他にも小冊子や旅で描かれたはがき画も同封してくださる。3人のお坊様のうち、ある人を指して「少し壊れてきました」とか。3人での同行はだんだんと難しくなりそう。それでも次に行きたい場所を書いておられる。
旅の道中、あるお坊様はどんな話もご講話、と言いたそう。話されるたび、皆を笑いの渦に巻き込む。いつまでも一緒に元気で旅ができますようにと祈らざるを得ない。そして毎日は「風吹けど動ぜず」の精神でしっかり地に足つけて歩んでいきたい。
送られてきたことに舞い上がったわけではない。ところが昨日の日本画教室は大失敗。JRで移動中、日本画に関するもの一式を忘れていると気づく。展覧会に出す2枚の絵と新たなパネルに気を取られ、他のものを忘れてしまった。車内で教室の人と遭遇。家に取りに帰ろうか迷っていると、教室に行けば色々とやることはあるといって励まされる。
先生にわけを話して葉っぱのデッサンはせずに初めての「もみがみ」に挑戦。材料2枚は先生からいただく。麻紙が原料となっている。これを地塗りする。やり方はすべて先生におんぶにだっこ。3時間の教室で塗ったり乾かしたり、パネルに糊付けしたり、貼ったりして2枚ほど描く準備はOKとなる。
展示会が終わると3年目に入る日本画。ゆっくりと丁寧に描いていきたい。
教室が終わると展覧会用の2枚の絵を持って画材屋へ向かう。街中のビルにある画材屋の6階に上がるとそこは額縁コーナー。ここで自分の絵を入れる額縁を探す。探すといっても何がどうなのかさっぱりわからず。お任せすると話すと金額が高い。日本画の卵が描いた絵に入れる額縁。ン万円は高すぎる。ここは本音が出て「安いのでお願いします」。とはいっても安いのがあまりない。係りの人が見繕ってくださって何とか2枚の絵の額縁を決める。それでも結構なお値段。一年に2枚だけだからそれも由として…。ただ立派な額縁入りの我が絵をこれからさきどうやって家に置く?考えてしまう。
展覧会の出品から終わりの日まで我が絵は画材屋がすべて仕切ってくださる。額縁入りの絵は重くて持ち運べない。そう思えば少々高くついてもありがたいお話。
今日から当分習い事もなく自由に過ごせる。行楽シーズン。秋を満喫しよう!
ちなみに、「風吹けど動ぜず」をネットで調べると以下のようであった。
「どんな誘惑や扇動にも惑わされず、また、どんな艱難困苦に会おうとも決して負けることのない強い信念や意思をもって、堪え忍ぶことの大事さを示す言葉」
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