2015年9月17日木曜日

美術館&公開放送を聞きに行く

月曜日は1キロ泳ぎ、火曜日は8558歩、水曜日の昨日は14527歩と動きすぎる毎日。ましてや連夜の演奏会で帰りも遅い。当然、食べることが疎かになる。それに加えて、出かける先々でばったり出会う人たち。ほんまにどうかいの?とはいってもどの人にも良くしていただく。ありがたい!

今週末の日本画教室で使う予定の鳥の子紙を貼った6号の木製パネル。これを買いに画材屋に出かける。初めて行くお店で初めてパネルを注文する。目的のものを注文するとすぐには手に入らないとのこと。何故?と思っていると需要に応じてパネルに紙を貼るらしい。それも水でぬらすので乾くまで時間がかかるとのこと。後日に、と言われる。何とか今日中にと、夕方再訪して受け取ることにする。

その後美術館へ歩いて移動。チケットを持っている人と合流し、館内カフェにいると誰かが2人、ガラス越しにこちらを向いて手を振っている。だが、誰かはわからない。そしらぬふりをしていると、絵を見た後の2人がカフェに入る。やっぱり知っている人たちだった。無視された、と笑って言われ、そうではなく目が悪いと断りを言う。

ひろしま美術館では「画家と愛用のパレット」、サブタイトルに「巨匠たちの制作のひみつ」展が開催されている。茨城の笠間日動美術館が画家たちから収集したパレットとあわせて作品を展示。それにしてもパレットは大小さまざまとある。画家たちが亡くなってから収集したものだろう。

画は近づいて見てしまう。そこまで近づかないと見えない?と同行の人からも言われる始末。説明文を読もうとすると悲しいかなそうせざるを得ない。見終えると先ほどの2人がカフェを出ようとされている。

夜までスケジュールが詰まっている。とはいっても、その間は暇がある。同行の人と別れると、時間つぶしに付き合ってくださるとのこと。他のカフェに3人で入る。その方たちは来月出かける団体の同行者。旅の話などああじゃ、こうじゃと盛り上がる。とはいっても気安く声をかけてくださるこの人は旅の団長。来月半ばには旅に行く人たちの集いがあると聞く。

カフェで別れた後、雨の中、パネルを受け取りに出かけるとできていた。それをもって公開放送の会場まで歩く。バスに乗ればすぐなのに、時間つぶしを兼ねて歩いて移動。これが昨日の歩数につながる。蒸し暑くて目にまで汗が流れる。会場はごった返す人。座席券と交換してもまだ1時間もある。歩きすぎて草臥れ、図書館に入って座る。なんとここでもまた声をかけられる。それもスイミング教室で一緒に学び、スイミングクラブにも共に属していた人だ。ところが結婚、子育てと続いて年賀状だけのやり取りとなった。娘さんは小学4年生になり、10年以上も会っていないことになる。なぜここに?と尋ねるとNHK放送合唱団に入っている娘さんもコンサートに出演とのことだった。

会場に入る前に別の2人と合流。一人から差し入れをいただく。もう一人からは他の日にあるチケットをいただく。午前中に美術館のチケットをいただいた人にはカフェなどでごちそうになり、団長にも珈琲をよばれる。一日中、いろんな人たちに良くしていただいた。本当にありがたい!このお礼は、いつの日か出世した時に…と言いたいけれど衰えることはあっても出世することは一生なさそう!ともあれ、楽しい、ありがたい日は過ぎた。そして一日の最後はNHK希望のメロディコンサートの公開放送。中でも古沢巌のヴァイオリン演奏は何といっても最高!70年前に被爆したヴァイオリン。2日前に古沢はそれを手にする。自分の所有するヴァイオリンでなく昨夜は被爆ヴァイオリンを弾きこなす。メインの曲は無伴奏の「シャコンヌ」と「私を泣かせてください」。他にも何曲もの演奏があった。素晴らしかった!

「私を泣かせてください」はフルート発表会でのソロ候補曲の一つ。今回は吹かないけれどいつの日か…。しみじみと聞く。忙しい一日は終わった!

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