2015年8月11日火曜日

「ビルマの土は赤い 岩もまた赤い」

セミの鳴き声が響く穏かな朝。FMを聞きながら新聞を読む。久しぶりの至福のひととき。世の中こうでなくてはいけない。

先日来から気になっていた父の年金問題。昨日、やっとその明細が届く。それにしても振り込み明細と振込金額、何故同時に届かないのだろう。封筒の中には時効特例給付…、と遅延特別加算金の支払い決定書の2通がある。そして他にもその内訳明細書が2通ある。先月振り込まれた金額は何に当たるのか。ともあれ、父がいなくなってから母の亡くなるまでの21年間分の明細だった。姉が言うように振り込まれるものは黙ってもらうことにしよう。

今朝は工事の音がしないためか、幾分涼しさを感じる。とはいっても毎日暑い。いくら出べそでも自転車で外に出るのは厳しすぎる暑さ。BSシネマでビルマの竪琴を放映。この本は読んだ気がする。だが、何も覚えていない。モノクロ映画で画像も悪いし音も悪い。だが、いつの間にか惹かれて見てしまった。見ながら、なぜ日本はビルマで戦ったのかが気になりだす。ネットで検索すると、その詳細の掲載がある。またまた、何にもわかっていないと気づく。

映画の最後に流れる「ビルマの土は赤い 岩もまた赤い」。これは何を意味する!?父の年金問題とビルマの竪琴の兵隊さんの姿。父のアルバムには「新兵さん」と自らを記した真新しい制服姿の写真がある。こういう時代を生きてきたのかと思いながら映画を見る。

そして戦場となったビルマ。今のミャンマー。一時、ミャンマーにのぼせていた。この地が専門の先生の講演を聞いて「みんぱく」にもよく出かけた。講演に感動して会社のパソコンから先生にメールを送ったことを思い出す。パソコンが世に出て間もなくであり、自分のパソコンを持っていなかった。ご自身を「発展途上」といただいたメールにあった。この言葉にまた感動し、この先生に学びたいと思った。それから何年もたたず、この夢は実現。文化人類学を学ぶ。
3年前に知り合った人と話すと偶然にもその先生と同じ職場の人だった。そしてなんとその先生のご実家はお寺と教えてもらった。ほんとうに頭の低い先生だった。今でもミャンマーについて教えておられることだろう。いろんなことを思い出す夏の一日となった。

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