2015年1月31日土曜日

『あぐり白寿の旅』

先日近所の人に出会うと、糸杉を根っこから切るように促される。父が人からもらった糸杉。ためらいはあったが切ることにした。

今朝、シルバーの人が剪定の見積もりに来られる。屋根より高くなった糸杉とイロハモミジ。モミジは夏の日除けのために残して少し小さくしてもらう。レモンと他の植木も形よくしてくださるらしい。

費用を尋ねると以前の半分以下。これにはびっくり!

義兄にお願いしていた。だが、切った後のゴミ処理に困る。シルバーに決めてホッとする。

プールで泳いだ翌日は起きるのも遅い。遅い朝食を食べ終わらぬうちにシルバーの人と応対。もうすぐお昼になる。

遅く起きると一日が短い。それも仕方ない。冬は冬眠の季節。それとも、泳いだ後は疲れる?

寒くなってもプールは暖かい。水中歩行の人は1コースに20人くらいいるだろうか。アヒルならぬ爺婆が列を作って歩いている。時には後ろ向きで歩いて向き合って話をしている人もいる。

ともあれ、プール会議は昨日もにぎやか。その横で黙々と泳ぐ。泳いだ後は浅い方に移って息継ぎなしで潜ってみる。昨日はこれまでの最長で12.5メートル。

NHKのゆうどきネットの以前の出田アナ。何かで読んだけど素潜りで25メートルが自慢とか。

私はこの人の半分。25メートルとは大したもの。頑張って練習しよう。これは肺活量の問題?ともあれ昨日も1キロ泳いだ。

先日訃報を知った吉行あぐり。その人の本から記そう。

『あぐり白寿の旅』(吉行あぐり、吉行和子 集英社、2006年)を読んだ。読んだといってもエッセイなのですぐに読める。

あぐりさん、初めての海外旅行が90歳の時でメキシコとは…。2回目の海外がネパール、その後、イタリ―、香港、台湾、上海と出かけている。

まだまだ90歳までには間がある。とはいっても、日本の旅行社は連れがいないと75歳くらいまでしか一人参加を許さない。いまはだいぶゆるくなってるかもしれない。

そう思うと、早めに出かけないといけない、との気持ちにかられる。

そして、あぐりさん、この出かけた最後の言葉が「長生きしてゐてよかったなあ、と海外に出かける度に思ひます。」とは驚くばかり。118p

メキシコもネパールも出かけていない。いつかぜひとも思うけどどちらも高山病が怖い。

本の最後は99歳の時の股関節骨折。ここを読んでいて母と全く同じと気づく。手術をして一度は歩けるようになる。だが、年齢的なこともあって次第に筋肉が衰え、歩けなくなる。そうすると頭も衰えてくる。

一生懸命リハビリする様子も書いてある。この辺りのことは4か月病院で寝泊まりして母を看病したので鮮明に伝わってくる。

年を取ったら怪我は禁物。とはいっても誰も好きで怪我するのではない。

怪我と言えば、先日のベトナムでちょっと手のひらをすりむく。走っていて水路の蓋の穴のところで足を取られてしまった。しまった、と思ったときはもう遅い。

幸い、横を歩いていた同じツアーの人に傷テープを貼ってもらう。有難かった。

怪我ではないけど、海外旅行では日程表を家の人に渡すべきと思ったことがあった。旅も終盤のころ、日本からある人に訃報が伝えられる。こういうこともあると知った。

今回、初めて日程表を渡さずに旅に出た。自分では何もなくても姉妹の家族に何かあったとき、どこに知らせればいいか困るはず。

今日は一日ゆっくり三昧。明日は水仙を見に益田へ!

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