2015年2月2日月曜日

「画を描くのは楽しい それは生きる喜びでもある」

最高のお天気に恵まれて水仙を見に山陰へ出かけた。行くか行かざるべきか考慮しているうち、申し込みが遅れる。バスの席は後ろから2番目。だが、バスが大きいのか座席や足元が広い。快適な旅となった。
鎌手海岸の200万球の水仙
中国山脈の雪を頂いた高速道の寒曳山PAで途中、トイレ休憩。その後は島根県益田まで。日本海に面した益田市。初めて出かける。広島から1時間ちょっとで到着。近い!ここに水仙が咲き乱れていることも知らずにいた。

NHKのお好みワイドで知る。一昨日の出発を希望していた。ところが満席。昨日で正解だった。一昨日は雨と雪でお天気も荒れ模様。蛇岩では足元が悪く4人が滑って転んだとか。昨日の添乗員はしきりに笑ってそう話す。
滑りやすい道を通って日本海を見下ろす
空も日本海も真っ青
日本海の荒波に削られて
日本海は瀬戸内海とは違って荒海
いつも見ている瀬戸内海。日本海とは波の荒さは比べようがない。真っ青に晴れた日本海。気持ちまであらわれそう。その海を眺めて真昼間から露天風呂に浸かる。

湯冷めをすると思っていたら、入ると快適そのもの。ふと、東北の震災ならば、この辺りは波にのまれたと思うと怖くなる。それほど海辺に隣接してホテルが建っている。
日本海を背景にして咲き乱れる水仙
この水仙。途中の道にも咲いている。水仙を見に行く途中、道幅が狭い。お昼をいただく荒磯館からのマイクロに乗り換えていく予定だった。ところが大型バスの運転手さん、運転するとのことでゆっくりゆっくりバスは細いくねくね道を上る。

かなり怖かった。ところが帰りは早い。なぜ、と思っていると行きは道の両側に咲いている水仙を車でひかないように注意したらしい。ところが、街の人から水仙を車でひいてもOKとの言葉で速い運転となる。
海の幸たっぷりのえびすどんぶり
お昼は海に面した荒磯館でいただく。大きな器に海の幸がたっぷり入った海鮮どんぶり。美味しかった。水仙だけでも満足なのに、美味しいものまでいたただく。その後は露天風呂へ。
石正美術館の特別展で
バスは益田市の隣の市、浜田市の三隅町にある石正美術館へ。この三隅町。22年前、ブータンを応援する仲間と研修に来ていた和紙漉きを学んでいるブータンの人たちを訪ねたことがある。

その時は住んでる町の公民館職員の車で出かけた。全くどこを通って行ったのかは覚えていない。ただ、三隅の名前だけを憶えていた。

美術館は同じ町内に建っていた。いま日本画を習っているのでこの美術館にも関心が湧く。特別展の入り口に石本正の言葉だろうか「画を描くのは楽しい それは生きる喜びでもある」と書いてある。

だから画家の先生方は長生きが多い!?画を描く楽しみはそれほどまでにはいかない。だけど、ナニゴトも同じ生きるなら楽しんだほうがいい。いつもそう思っている。

この石本正画家は大正9年生まれ。学芸員によると石本は94歳になられても現役の画家とか。生まれ育った町に2千点もの絵を寄贈したと聞く。

綺麗な花を見て、日本海の荒波に心奪われて、美味しいモノをいただいて、そして美しい絵を見る。お天気にも恵まれた楽しい一日だった。

今週は忙しい。今日は午後から合唱へ。

追記 パンフから。あくなき美を求めて~石本正の画業~

私はトコトンまで、
美しいものに賭けたい。
美しいものの中に生きたい。

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