ヒト・モノ・コトのすべてが異なる日常を離れて目新たらしい出会いのあった北欧の旅から帰ってきた。その詳細は後日ブログにアップしよう。
今、頭に浮かぶヒトとの出会いはまず、福岡からオランダに向かうKLMオランダ航空機内にある。通路を挟んだ横に座るハーフの男性。スウェーデン人の父と日本人の母との間に生まれた22歳。しきりに日本語で話す。手にするモノは日本語の文庫本。
話をするとスキーのインストラクターらしい。福岡在住だが長野県でスポンサーがついている。スウェーデンで更なるスキーの上達を目指すという。名刺をもらい、メールを出す約束をする。後で送ろう。
またノルウェーの鉄道駅で世界一周旅の途中の日本人女性に出会う。貰った名刺から先ほどその人のHPを訪問すると、なかなかダウンロードしない。それもそのはず、画像が大きすぎる。旅に出て4年になるという。だが半年ごと位に日本に帰国するらしい。このヒトにも後でメールを出そう。
出会った時、相手の歳を尋ねると32歳だった。彼女の母より少し年上だった。その人のような生き方が出来ない。そのことへの羨ましさもあってそう話すと、母親がその生き方を理解してくれず辛いという。
行き着く3日先をネットで検索して宿を探す完全な一人旅をしている。同じ生活でもその人は家に定住せず放浪の生活をしている。だが生きている限りその違いはあっても皆一人で生きている。そう、生き続けることは一人旅なのかもしれない。とはいっても完全な一人旅をできるヒトはなかなかいない。冒険に近い生き方だ。同じ生きるなら、そういうこともやってみたい。でも出来そうにない。だから羨ましい。
彼女のHPをみると“世界へGO!”とタイトルがある。HP上にあるプロフィールを見ると素直にこれまでの生き方を書いている。「本にすれば・・・」と出遭った際の短い会話で告げる。だが出版社に知り合いがいないという。
HP更新は1年に一度と話していた。貰った名刺には「・・・楽しみつつも、小さなトラブルは多々発生し、その度に落ち込みながらも沢山の人々のやさしさに助けられて、今日も私は生きています。・・・」とある。
誰も皆、同じようにヒトに助けられて生きている。この言葉はいい!
そして旅先では他にも声を掛けたヒト、掛けられた人とも知り合う。行きの機内のスチュアートは食事を配りながら“Well come !”は日本語でどういうのかをジェスチャーを交えながら何度もおどけて話す。その意味がつかめたので「ようこそ!」と教えてあげる。それ以来彼は「ようこそ!」を連発する。
観光地では写真に一緒に収まったヒトが偶然にもスペインのマドリッドからの観光客だった。英語で「どこから?」と聞くとマドリッドからだった。その後はスペイン語で語りかけると通じた。嬉しかった!アドレスを書いてもらったのでこのヒトにも後で写真を送ろう。
他にもツアーのヒトたちと知り合う。小倉からの2人組みの女性と唐津の女性。どのヒトも皆優しい。前回のスリランカの旅でも言われたことと同じコトを言われる。「助けてあげよう」と思わせるらしい。
福岡空港に到着後、先ほどの4人で「うどん」を食べる。北欧では毎日塩辛いものばかりを食べた。腎臓病のヒトや血圧の高いヒトは要注意の国、そう感じた。
福岡空港で食べた「揚げたまうどん(もしかして言い回しが違っているかもしれない)」。うどんの中にまるい大きなさつま揚げが入っている。これは私の知る限り広島にはない。美味しかった。
唐津のヒトと空港で別れた後、小倉の女性2人と3人でカフェに入り、その後も旅などの話で盛り上がる。かなりの時間、話していた。
ツアーの人たちは団塊世代がほとんどを占める。この続きは再度福岡に集合する予定にして今回の旅は終わる。
新たなヒト・モノ・コトとの出会いのあった楽しい旅だった。そしてその人たちに助けられた楽しい旅だった!ありがとうございました!また会いましょう!これからも好奇心の続く限りいろんなところへ出かけます!
帰国の機内ではほとんど寝ていない。だが、時差ぼけを早く解消したい。そのため帰ってからもそのまま寝ずにいて同じ生活リズムを取り戻す。それでも眠たさは限界に達し、夕方6時半から今朝8時半まで14時間も寝ていた。途中2回くらいトイレに起きたけど・・・。
少し家を留守にすると郵便受け一杯に書類が届いている。その中には8月末の古澤巌のチケットも入っている。ちなみにチケット代金@¥5500。公共施設の催しだからか安い!今回の旅費のクレジット支払い請求書もあった。今朝は陶芸家の個展案内の葉書も届く。
これから日常に戻って忙しい日々が始まる。
その手始めにミスってしまった。ケースに入れずメガネを置いていた。踏むとわかっていたのに玄関先に置いていた。片目が破損。怪我でなくてよかった。今日はこれからカラッポになった冷蔵庫に入れる食料を買いに出かけよう。そしてメガネは明日買いに行こう!
一人旅の女性の言葉をもじって「沢山の人々のやさしさに助けられて、今日も私は生きています」。
今日も元気で!
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