初夏らしい陽気が続いている。だが、湿度がかなり低い。昨夜、お風呂に入る前、電波時計を見ると湿度が40%を切っている。「こりゃ、いけん!」と思い、急遽、洗濯機を回す。それを寝る間際に部屋に干して空気の乾燥を防ぐ。
先日来から村上春樹の講演会の様子がメディアを賑わす。テレビの報道を見ると一般の個人が携帯カメラで写した映像を流している。それはタクシーを降りて講演会場に向かう村上の着ている服や履物の報道だった。「時の人」は何をしても話題に事欠かない。服装はタクシーを降りたときの恰好で講演したらしく,チェックのシャツとスニーカー姿だった。
村上春樹の講演の発言要旨が新聞に掲載される。それによると河合隼雄と20年前にアメリカの大学で話したことに触れている。そして小説家と心理療法家の“悪魔祓い”について話す。
河合は駄じゃれが悪魔祓いらしい。村上は、「僕の場合の悪魔祓いは毎日外に出て走ること。それで絡みついた闇の気配をふるい落としてきた気がする。」と述べる。そして「物語というのは人の魂の奥底にあると思う。人の心の一番深い場所にあるから、人と人とを根本でつなぎあわせることができる」と述べる。
これを読んで私にとっての「悪魔祓い」は何だろう。村上をもじっていえば毎日外に出て自転車に乗ること、そしてプールの水に浸かって世の荒波を泳ぎきること、かもしれない。これじゃ、ちょっと気障になる。まあ何でもいい!自分の気持ちが落ち着くならば・・・。
昨日、図書館で借りてきた『昔は、よかった?』(酒井順子 講談社、2012年)を読んだ。『週刊現代』で書いたものを単行本化ししている。
酒井は10年前、独身女性の気持ちを書いた『負け犬の遠吠え』で大ブレイクして、その本のタイトルの「負け犬」はイクオール独身女性の代名詞となる。
今回読んだ本で韓流に触れている。「独身女性や晩婚女性というのは、決して韓流には夢中になりません。もはや結婚生活に飽いているという早婚派達が、韓流がもたらしてくれる夢の世界に夢中になるようなのです。」(88p)と書いている。
この文に同感する。まったく韓流に関心がない。何故そういうブームが起きるのかさえわからない。それはさらに、「韓流ファンの友人たちを見ていて理解できるのは、韓流ファンになる四十代以上の女性は、ほぼ確実に子持ち既婚者である、ということです。同級生が集まると、既婚者同士は韓流の話に夢中で、数少ない独身者がつまらなそうな顔をしてその話を聞く、といった図があるのです。」(177p)とも書いている。
韓流以外に、「私は自分のホームページやブログを持ったこともありません。ネット上で自分から何らかの意思表示をするという経験が、皆無なのです。・・・新らしもの好きで外向きの性格の人というのは、ネットの世界においても積極的に自分を公開し、人とコミュニケーションをとる。しかし、私はといえば、新規拓傾向がほとんどない、内向的性格。パソコンで誰かとコミュニケーンするのは、メールが精一杯です。」とある。(265p)
これを読んで、ブログが当てはまる。それは新らしもの好きで外向きの性格とある。
自分自身、内向的性格とずっと思っていた。それが、筆者によると外向的で新らしもの好き、だとは・・・。でも新らしもの好きは「好奇心」だから、それは当てはまるかもしれない。
外向的性格もブログを通して人と知り合うこともある。だからそれも当てはまるのかもしれない。
いずれにしても、いわれてみれば、「そうかぁー」と気づくだけ。
年を重ねてくるに従ってその行動も変化してくる。若い頃と比べて今の方がどう考えても何倍(?)も動いている。性格が変わるのも当然!?
昨日は他にも午後から近所の友だちを誘って我が家でティータイム。前日買ってきた美味しいものを食べながら談笑する。
今日も元気を出して行動開始!頑張って!
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