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久しぶりに本格的な演奏会に出かけた。演奏会のチラシを見て発売日にコンビニで購入。そのチケットは前から2列目の右寄りの真ん中あたりだった。演奏者はショパンコーンクールの審査員を務めるクシシュトフ・ヤブウオンスキー。ピアニストご本人も40年前のショパン・コンクールで優勝している。フルートで吹くとショパンの曲はもの悲しさの中に激しさがある。これがいい。当然、ピアノの演奏はさらにいい!
蒸し暑さも半端ない昨日の午後、自宅最寄り駅から五日市までJRに乗車。ここで降りて乗り換え、広電五日市駅から廿日市市役所駅前まで乗車する。下車後、ホームを降りると大雨が降っている。眼鏡は歩けないほど曇る。それくらい車内と外の気温の差が激しかったようだ。下車後、大雨の中を歩いてコンサート会場に向かうのは大変。そう思ってバスの便を聞くとすぐにはないとのこと。2人の人に尋ねたがまるで旅行気分になる。
そのうち雨も小降りになったので歩いて会場に向かう。が、早く着きすぎて開演時間までだいぶ間がある。何とか椅子を見つけて一休みする。辺りを見渡すとどの人も静かな佇まいだ。
会場が開かれた。席は決まっている。クラシックの会場は派手な演出がない。開演時間になった。何とも静かに物事が進む。ピアニストが現れてピアノを弾きはじめる。これまで聞いたこともないような音色だ。この表現は言葉では言い表せそうにない。いつしか真夜中の演奏会にいるような気持になる。
演奏曲目は以下のとおり。
★ノクターン第3番 ロ短調 Op.9_3
★舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
★ポロネーズ 第5番 嬰へ短調 Op.44
★アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
★4つのマズルカ Op.24
★ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58
アンコール曲として★英雄ポロネーズとほかにも1曲演奏された。が、その曲名が残念ながらわからない。曲としては自分好みの曲だった。残念!
アンコール曲の前にピアニストと通訳、そしてもう1人の3人での話が始まる。会場の音響効果の良さに反響して話が理解できない個所があった。
終焉後、係にアンコール曲をたずねると無線で他の人とやり取りしていたが途中でいなくなる。変な気持ちになったが気を取り直して広電の駅に向かう。電車に乗るとよほど疲れた顔をしていたのか、それよりも老婆と見抜かれて席を譲ってもらう。申し訳ない気持ちでいた。するとキョロキョロと辺りを見渡していたのか若い外国女性2人がこちらに向かって何か言っている。隣の見知らぬ人に聞くと掛けている眼鏡のフレームが可愛い、と話しているとのこと。こんなことを言われたのは初めてだ。
家に帰って他の眼鏡を見るとどれも眼鏡のフレームに柄がある。もしかしてその柄が日本的なモノに思われてよく見えたのかもしれない。外国女性2人は日本語で話すが目の前にいるのではなく離れた場所に立っている。それも満員の車内だ。「バイバイ、ありがとう」と告げて先に降りる。
1歩、家を出ると昨日のような出会いもある。これも人生!同じ生きるなら楽しい方がいい!?
ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!
追記)主催者側に問い合わせると2曲目のアンコール曲はピアソラのオブリビオンでヤブウオンスキー編曲だった。
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